「私はドラキュラの孫、男共に引けは取らぬ」
登場作品『仮面ライダーX』
第30話「血がほしい― しびと沼のヒル怪人‼」
CV:西崎章治
概要
GOD悪人軍団の1人にして、吸血鬼ドラキュラ(ヴラド・ツェペシュ本人の可能性も)の “孫娘”の死体と蛭を掛け合わせて作成された改造人間。
鳴き声は「アオーッ‼」
普段は不気味な怪老婆の姿で暗躍しており、人間に呪いをかけ続けている。
多数の巨大な『吸血ヒル』を飼っており、これに襲われた者やヒルドラキュラに襲われた犠牲者は吸血鬼となり、更にこの吸血鬼に襲われた者も吸血鬼になるというねずみ算式に増殖していくという恐るべき能力を持っている。
ただし、吸血鬼と化した者や吸血ヒルは塩に弱く、塩を浴びた吸血鬼は元に戻り、吸血ヒルもドロドロに溶けてしまうという弱点を持っている。
神敬介が既に所持している5枚の『RS装置』の設計図を奪おうと、吸血鬼に仕立て上げた人間達を操ったり、Xライダーとの戦いでは『吸血ヒル』や伸びる舌を駆使して襲い掛かるが、最後は全ての攻撃手段を潰された後に『真空地獄車』から続けて放たれた『地獄車キック』を喰らって爆死した。
余談
ドラキュラといえば大体がコウモリモチーフとの組み合わせなのでヒルとの掛け合わせは非常に珍しい。
そもそもな話、コウモリはコウモリフランケンに採用されてしまったため、代わりに同じ吸血生物であるヒルが採用されたというところだろう。
また、何気に怪物の子孫を素体に作られた怪人第一号ともいうべき存在であり、現在のデルザー軍団の走りともいうべき存在である。なお、ドラキュラモチーフの改造魔人も登場する予定だったようだが、石ノ森先生のラフスケッチに描かれるだけに終わった。
声を演じた西崎氏はこの後引退してしまったため、最後に演じた怪人となる。