「ちゅーかオルフェノクの力、ってのはぁ、一体何なのかねぇ……?」
データ
身長 | 209.0cm |
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体重 | 130.0kg |
特色/力 | 匂いや振動などをとらえる超感覚、毒がある牙、小剣 |
登場話 | 第5話『オリジナル』~第50話『俺の夢』 |
概要
『仮面ライダー555』に登場する怪人・オルフェノクの1体であり、ヘビの特質を備えている。主要人物の一人、海堂直也がスクィッドオルフェノクに殺害されることで覚醒した。
巨大な牙が特徴的で、ここから猛毒を放ち、敵を失血死させる。武器は柄の周囲にも円状の刃がある小剣で、毒が刃先についており、斬られることで全身の機能が麻痺して失血死する。蛇の怪人だけあって嗅覚に優れており、2㎞先の標的をも嗅ぎ分ける他、相手に触れることなく不整脈を感じ取れるほど音や振動にも敏感。また、身体を軟体化させ幅5㎝の隙間をもすり抜けることや手に生えた爪でダイヤモンドにも傷を入れる事も可能。腕は伸縮自在で、垂直な壁をも登る特殊能力も有する。隠密行動や死んだフリも得意とまさに蛇のいいとこ取りであるが、あまりこれらの能力を使わず、専ら肉弾戦で戦っている(出典:「仮面ライダー555図解超百科」より)。
木場勇治/ホースオルフェノク達のように自然発生したオルフェノク(オリジナル)ではない為、彼らに比べると戦闘力は少々劣る。又、海堂の性格上、露悪的ではあるものの他のオルフェノクとは異なり、殺人衝動に身をゆだねたりすることは無い。その割に物語終盤からラッキークローバー相手にも応戦できるようになったり、『dビデオスペシャル 仮面ライダー4号』においてはクリムゾンスマッシュを喰らっても即死しないなど、本当にお前使徒再生個体かと言わんばかりにイレギュラーな存在である。もしかしたら、能力を使わなかった結果素の格闘力が上がったのかもしれない。
また、本編で唯一生き残った敵ではないオルフェノクであるが、劇場版ではエラスモテリウムオルフェノクによって捕食される形で殺害される。
また『仮面ライダーリバイス The Mystery』では意外な形で登場している。
他のオルフェノクが鎧などの戦闘をイメージさせる外観なのに対し、彼は海堂が着ているような現代的なファッションをイメージさせるデザインになっており、海堂が誰よりも人間らしい、人の心を持ったオルフェノクである事を示しているのかのようである。(海堂の考える「戦う姿」が反映されているのでは?という意見もある)
一見、蛇とわかりにくい外観をしているが、肩に蛇の顔がある他、顔の穴は蛇のピット器官や鼻をイメージしたものだと思われる。
当時発売された格闘ゲームではアクロバティックな動きをするキャラクターとなっており、必殺技はラリアットで横転させた相手に浴びせるスライディングキックと飛び上がって敵の急所を貫くドリルキック。とてもテレビ本編からは想像しにくい必殺技である。
演じた人物
映像作品
俳優 | 作品 |
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唐橋充 | 『仮面ライダー555』 |
『劇場版 仮面ライダー555 パラダイス・ロスト』 | |
『dビデオスペシャル 仮面ライダー4号』 | |
『仮面ライダーリバイス The Mystery』 | |
『仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインド』 | |
スーツアクター | 作品 |
葉都英樹 | 『仮面ライダー555』 |
橋渡竜馬 | 『仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインド』 |
ゲーム
余談
モチーフはラフデザインから変わらず、蛇の骨格。顔の穴に目を入れたデザインも考えられたが怖くなるのでボツになり、俗っぽい雰囲気を出すためライダーズジャケットを着込んだ姿にしている。本来はジャケットの前をはだけさせるのがデフォルトだったが、閉じるように作っていたため、劇中では閉じたままとなっている(『完全超悪』pp.142-143)。放送当時に発売されていたソフビではジャケットは完全に開けられている。