声:納谷悟朗
解説
連戦連敗続きのショッカーに見切りを付けた首領は海外の組織「ゲルダム団」を取り込み、ゲルショッカーを結成した。
ショッカー時代同様に各地のゲルショッカー基地のゲルショッカーレリーフから声を発するのみで、末端の構成員はおろか、大幹部でも直接謁見することはできないほど、その存在は秘密であった。
第94話でも首領の正体に迫ったが、それもやはり罠であった。
最終話で遂にその姿が明かされる。
浜名湖地下のゲルショッカー日本本部に突入した仮面ライダー1号と2号の前に自ら姿を現す。紅いフードの下からは無数の蛇に包まれた覆面が現れ、さらにその覆面を剥がすと一つ目の不気味な素顔を現し、身体から放つ毒ガスや顔面から放つ不気味な光でダブルライダーを苦しめ、最期は「わしと一緒に死ね!」と自爆する。難を逃れたライダーの前には、眼球のような球体だけが残され、その直後にゲルショッカー日本本部は大爆発を起こし、ゲルショッカー壊滅と共に劇的な最後を遂げてしまった。覆面→素顔という二重の顔になった理由は、原作者の石ノ森章太郎氏と番組スタッフの間でデザインが一本化できなかったため、最後まで残った二案を併用したからとのこと。
プレイステーションのゲーム『仮面ライダー』では最終ボスとして登場、浮遊した後に放つ念力や毒ガスなどで仮面ライダー2号を苦しめるが、敗れるとライダーダブルキックで止めを刺される。
しかし、ゲルショッカー壊滅後、死亡したと思われていたが実は生きており、デストロン首領として、新組織『デストロン』を結成、再び世界征服に乗り出していた。また一説には昭和ライダー、1号からストロンガーまでに登場する全ての悪の組織を支配下においていたという(デルザー軍団大首領)。
仮面ライダーZXテレビ版に登場するバダン総統もショッカー首領(=デルザー軍団岩石大首領)と同一の存在とも言われている。
昭和10人ライダーでなんかが起こると、たいていこいつのせい。
・・・まぁ首領だしね。