概要
『仮面ライダーシリーズ』に登場する名称。
『仮面ライダーストロンガー』において、ショッカー首領の実態として登場。納谷悟朗が声をあてる。「岩石大首領」のボディを使い、ショッカー、ゲルショッカー、デストロン、GOD機関、秘密結社ゲドン、ガランダー帝国、ブラックサタン、デルザー軍団までの全ての組織の裏で糸を引いていた旨を栄光の7人ライダー(仮面ライダーフォーゼの「伝説の7人」)に明らかにした。7人に体内に入り込まれ、宇宙に帰還する旨を告げたが、生死は不明。
なお、ブラックサタンやネオショッカー(『スカイライダー』)でも「大首領」の称号は使われている。クレジットの表記が「大首領の声」で同一のため組織名をつけて区別している。3組織の大首領は声優やクレジットのフォントまで一緒である。
『仮面ライダーZX』でバダン総統が登場したが、これが大首領と同一であるとの見方が強い。
なお、『宇宙船』Vol.30に掲載された掌編「わがショッカーよ永遠なれ!」によれば、その真の正体は暗闇大使曰くイド(自我)の怪物としか表現のしようがない得体のしれない存在だとされている(ようはバダン総統も真の姿ではないらしい)。
成井紀郎氏の『仮面ライダー11戦記』では、クライシス帝国壊滅後、ブラック将軍、ドクトルG、ジェネラルシャドウを幹部として復活させ、過去の組織の再生怪人で構成されるガイストを結成させ、仮面ライダーBLACKRXら11人のライダーを始末させようとする。
最終決戦では、アポロガイストのボディに憑依し、モンスターガイストとして11人ライダーを圧倒するが、バイオライダーに体内に侵入され、RXのキングストーンファイナルエクスプロージョンで体内から攻撃された後、10人ライダーのライダーキックを浴びて滅んだ。
『仮面ライダーSPIRITS』では、ZXボディの元として登場。「大首領JUDO」「スサノオ」と呼ばれる。人類の進化を促したのも大首領であったと設定されている。地球が存在する次元とは異なる空間「牢獄」に封印されており、そこから自身の人格を元にした「自律プログラム」でショッカーなどの組織を操り、更にネオショッカー、ドグマ王国、ジンドグマ各組織の首領も大首領JUDOの部下であった。デルザー軍団は大首領直属の大幹部。暗闇大使に命じ、自身を牢獄から解放させる手段を探索させている。
『劇場版仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』、『スーパーヒーロー大戦』では大ショッカーの指導者として、門矢士が名乗っている。
「大ショッカー大首領と大ザンギャック大帝王」
しかし、『オールライダー』ではリ・イマジネーションシャドームーンである月影ノブヒコに放逐されその後シャドームーンが大首領となり、『スーパーヒーロー大戦』ではリ・イマジネーションドクトルGである鳴滝に放逐されそうになったが士とキャプテン・マーベラスの作戦が上回っていた。
よって、どうやって士が大首領になったのか、及びショッカー首領とどのようなかかわりがあるのかは明言されていない。単なるお飾りだった可能性すらある。
「全ての人間が改造人間となり主義主張を失った世界。その支配者が私だ」(昭和)
「死あっての生……。恐怖あっての進化……。」(SPIRITS)
「覚えておけ!通りすがりの仮面ライダーだ!!」(平成)