「いつか…影が、光を支配する…!」
演者:大浦龍宇一
概要
『劇場版仮面ライダーディケイドオールライダー対大ショッカー』に登場する謎の紳士。記憶を失う前の門矢士の生まれ故郷である、「ディケイドの世界」の住人。普段は士の妹である門矢小夜に仕える執事として活動している。
その正体は悪の組織大ショッカーの大幹部であり、兄に見捨てられたと思い込んだ小夜を言葉巧みに操り、大神官ビシュムへと祭り上げた奸臣であった。
士を大ショッカーの首領へと担ぎ上げて邪魔な仮面ライダーたちを排除し、ライダーが全滅したのを見計らって士をトカゲの尻尾のように切り捨て、創世王シャドームーンを名乗って大ショッカーの首領の椅子にのし上がる。さらに地獄大使や死神博士と共に大ショッカーの怪人軍団を扇動し、「ディケイドの世界」の日本を征服するための同時多発テロを行った。
しかしここで止めを刺さなかったのが原因で士は脱走して仲間と落ち合い、大ショッカーにて潜伏活動を行っていたディエンドらと合流し、彼へと差し向けられたジャーク将軍率いる追跡部隊を叩きのめす。更にディケイドの思いと共に並行世界から駆け付けたオールライダーの活躍によりガラガランダ&イカデビルはあえなく殉職してしまう。
追い詰められたシャドームーンは小夜を唆して洗脳した小野寺ユウスケが変身したクウガライジングアルティメット(ブラックアイ)を操り、ディケイドを攻撃する。圧倒的な闇の力でディケイドを苦しめるクウガだったが、士の必死の説得により改心した小夜は、地の石を破壊してクウガの洗脳を解いた。
憤激したシャドームーンは自ら前線に出て、ディケイドとクウガを迎え撃つ。怪人たちやクウガとの戦闘で弱っていたディケイドと、逆に力が有り余りすぎてコントロールできないクウガはシャドームーンに大苦戦。
しかし、そこに別世界から(番宣のために)仮面ライダーダブルが駆けつけた。ダブルはそのトリッキーな戦闘スタイルでシャドームーンを手玉に取り、ヒートメタルのマキシマムドライブでシャドームーンを大空高く吹き飛ばし、大ショッカー要塞の壁面へと叩きつけた。この機を見逃す士ではない。ディケイドはオールライダーたちに檄を飛ばし、Jとディエンドを除く24人で一斉にライダーキックを放った。シャドームーンは要塞諸共地の底へと沈んでいくが、そこから大地を裂いてキングダークが現れて…!
漫画版
実写版とは逆に、ディケイド(こちらでは怪人やクウガと戦闘していない)&クウガに圧倒される。ラストシーンでキングダークと融合して襲い掛かってくる。
また、実写版では士の説得に揺れ動く小夜を繋ぎとめようと反論していたが、こちらでは小夜が揺らぎかけただけで「裏切る気か!?」と刃を向けており、少し短気な性格になっている。
余談1
序盤のライダーバトルでディケイドとRXの対戦カードでRXが負けたときにその事を惜しむ表情をしていたがこれは演じていた大浦氏のアドリブである。(撮影の最初の方はもっとはっきりとした表情だったらしい、これは氏のノブヒコだったらRXを意識しているだろうということであるらしい)
漫画版では、RXと戦う場面が少しだけ描かれた。
余談2
『仮面ライダーBLACK』に出てきたシャドームーン…いうなれば秋月シャドーはあくまで「ゴルゴム怪人」として扱われた。秋月シャドー自身も「ゴルゴムの次期創世王」と名乗ることはあっても「仮面ライダー」とは名乗らなかった。
しかし、こちらの月影シャドーは自分から「最強のライダー」を名乗っている。また2011年に刊行された書籍『平成仮面ライダー変身伝』(株式会社カンゼン)では、平成ライダーの一員としてワタルや光夏海と同等に扱われている。
更に『BLACK』ではゲストキャラとして初期に月影という姓を持つ月影ゆかりがでてくる。
関連項目
共通点のある他作品キャラ
月影小夜子/流れ暴魔キリカ - 月影に籠絡され改姓し名前にワンポイント加えた並行世界の門矢小夜………ではなく『高速戦隊ターボレンジャー』に出てくる少女戦士。苗字が同じ「月影」で、ピクシブには彼女と絡んだイラストがごく僅かだが投稿されている。
月影ゆり/キュアムーンライト - 『ハートキャッチプリキュア』に出てくる月属性の戦士。イメージカラーは銀色(ただし紫キュアに分類される)。苗字が同じ「月影」で、ピクシブには彼女と絡んだイラストがごく僅かだが投稿されている。
姫宮千歌音 - 『神無月の巫女』のヒロイン。月の巫女。主人公と至極近しい立場でありながら、後半から敵組織オロチ衆の要職におさまった(その本意は正反対だが)。特に漫画版では「創世王」を自称し、わかる読者の度肝を抜いた。
トラウーマ - 『プリキュアオールスターズみんなで歌う♪奇跡の魔法!』の敵戦士。身内への愛憎を抱える孤独な少女に付け入り、彼女に仕える形でその特殊な能力を利用した。