概要
『オールライダー対大ショッカー』の登場人物。門矢士=ディケイドの実妹。年齢は士より5歳下(=推定15歳)。士を「お兄ちゃん」と呼ぶ。
幼少期に両親に先立たれ、門矢家の邸宅に引きこもるようになった。しかし、内心に秘めていた「外の世界を見たい」という想いが「異世界へ繋がる扉(オーロラ)を視る」能力として発現。
そして、兄の士は「世界を渡る能力」を身につけ、異世界に飛び込んでは小夜に様々な珍しいお土産を持ち帰るようになる。
しかし最初は喜んでいたものの、小夜自身は別の世界に渡ることができず、士が「世界を渡る能力」にかまけて他の世界に気を取られているうち、置いてきぼりにされた彼女は自らを「何処へも行けない籠の中の鳥」だと心を閉ざしていく。そして物語から1年前、士は旅に出て以来ついに帰って来なくなり、執事の月影ノブヒコに依存する寂しい日々を過ごしていた。
そして、光写真館一行がこの世界へと訪れたことで士は記憶を取り戻しかけ、小夜の待つ邸宅にようやく帰ってきたことで一旦は再会を喜んだものの、士が記憶喪失になり自分のことを忘れていたと知り、ショックを受ける。
さらに、士はまるで小夜を放置するかのように、徐々に取り戻した記憶から大ショッカーの大首領として尊大に振る舞うようになる。自分勝手な兄に愛想が尽きてしまった小夜は月影に依存し、彼の傀儡となっていく。
しかし、月影の正体は大ショッカーを乗っ取るべく動き出していたリマジ・シャドームーンだった。
月影が仕組んだライダーバトルを静観し、兄への怒りを宿したまま月影の命ずるままに大神官ビシュムへと変貌を遂げる小夜。「地の石」を使って小野寺ユウスケを洗脳しライジングアルティメットとして覚醒させ、恨みのままに士を攻撃するが、兄の説得に心を打たれて石を破壊、元の人間へと戻った。
ラストでは士と和解し、自分の足で外の世界を見に行くと決意して、再び旅を続ける士を今度は笑顔で見送りつつ、自身も邸宅を旅立った。
漫画版では士からの説得に心を揺らがせ、それだけでシャドームーンから裏切り者扱いされて剣を向けられるが、仮面ライダーBLACKRXに助けられ、石を破壊された。