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ガンキャノン・ディテクター

がんきゃのんでぃてくたー

ガンキャノン・ディテクターとは、メカニックデザイン企画『Ζ-MSV』およびOVA『機動戦士ガンダムUC』などに登場するモビルスーツである。
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機体データ編集

型式番号MSA-005K
所属カラバ地球連邦軍
開発アナハイム・エレクトロニクス
生産形態少数生産機
頭頂高18.5m
本体重量34.3t
全備重量54.5t
出力1,780kW
推力64,600kg
センサー有効半径9,200m
装甲材質ガンダリウム合金
固定武装60mmバルカン砲×2、ビーム・キャノン×2、ビーム・ガン
携行武装ビーム・ライフル

概要編集

型式番号MSA-005K

メカニックデザイン企画『Z-MSV』にて設定されたカラバの試作モビルスーツ(MS)。


ガンキャノンという名称ではあるものの、あくまでコンセプトを継承したにとどまりRX-77ガンキャノンが設計のベースになっている訳ではない。

地上でのゲリラ戦を念頭に、メタスムーバブルフレームを流用し砲撃戦仕様に改めた機体である。メタスではモノアイだった頭部センサーもガンキャノンに近いバイザータイプに改められている(しかしモノアイ自体は残っているため、ジム・コマンドのようなスタイルになっている)。

メタスの可変機構を活かして砲撃形態に変形できたとされる。劇中では変形シーンこそ無かったものの、股間の接地ギアを地面に向けて伸ばし、中腰になることでギアに腰掛けるような形の三脚形態になるという独特な姿勢を取る。後のアニメやゲームでは片膝立ち姿勢になっている。


本機はグリプス戦役中に2機が完成し、シャトルに搭載されて北米地区に送られたが、投下の失敗により1機は全壊。残る1機は比較的損傷が少なく、そのまま補修を施して戦線に投入されたという。

なお、カラバのリーダーの1人であるハヤト・コバヤシ一年戦争にて搭乗した本家ガンキャノンにちなみ、赤い機体色に塗装された本機を与えられた。


武装編集

60mmバルカン砲

連邦系MS伝統の頭部バルカン砲。


ビーム・キャノン

バックパックに2門装備された、本機の主兵装。

ジェネレーター直結タイプだが、用途や戦術に合わせた予備回路としてエネルギーCAPシステムも装備。側面には排熱口を有する。


ビーム・ガン

右肩装甲部に装備。

近接戦闘に対応したセミオートのビーム砲で、出力は低いがMSの破壊も決して不可能ではない。


ビーム・ライフル

カラバが保有していた複数のビーム砲デバイスをまとめて作り上げたもの。銃身の下にはグレネードランチャーを装備可能で、その予備弾は腰アーマー内側に収納する。

急造品ではあったが、実用面ではかなり優秀だったとのこと。

『UC』で携行したものは形状が若干異なる。


各種メディアでの活躍編集

SDガンダム』の公式イラストでは大きい股間パーツがネタにされ、徳利と大福帳を手にした信楽焼の狸と混ぜたパロディで描かれている。


雑誌企画『ADVANCE OF Ζ 刻に抗いし者』では、ガウ改級アトバラナの艦載機としてワグテイルネモと共に各地を転戦(この際のパイロットはカラバ所属のサザーランド中尉)。部隊の後方支援担当として活躍した。


グリプス戦役後は地球連邦軍の戦力に組み込まれ、第一次ネオ・ジオン抗争時の宇宙世紀0088年を舞台とした漫画『機動戦士ガンダムΖΖ外伝 ジオンの幻陽』ではニューヤーク市防衛の為にジェモ陸戦用百式改と共に、宇宙世紀0090年を舞台とした『ダブルフェイク アンダー・ザ・ガンダム』ではサイド2防衛の為にバージムネモⅢと共に運用された。

钢加农DT

小説・アニメ『機動戦士ガンダムUC』では、宇宙世紀0096年の時点で既に旧式となりつつも少数がネモやガンタンクⅡらと共にトリントン基地防衛に運用されている。

機体カラーが濃紺に変更されている他、頭部形状が若干異なり、足の脹脛部分にあるバーニアも増えている。

アニメ版ではトリントン基地防衛の為に出撃。うち1機が対空砲火でド・ダイベースジャバーを次々撃墜するも、ホバー移動で急襲してきたドム・トローペンドワッジディザート・ザクの3機による連携で一方的に撃破されている。ただし、グレネードの直撃を数発浴びても尚原形を保ち、バズーカで片腕を吹き飛ばし、頭部にヒートホーク、コックピットにヒートサーベルを突き刺してようやく撃破というかなりの頑丈さを見せている(ちなみに隣にいたネモはあっさり撃破されていた)。

作中で複数の機体が運用された描写から、グリプス戦役から第二次ネオ・ジオン抗争の間にある程度の機体が量産されたと思われる。また宇宙でも使用できるように改造されている模様。


漫画『機動戦士ガンダムF90FF』では116年にサイド1の工業コロニーバーラトでの汚職に怒って暴動を起こしたエゥーゴのOBがネモⅢやバージムと共に使用している。


商品化編集

ROBOT魂にてUC版とZ-MSV版の2種類が通販限定ながら発売されている。

また、RE/100ブランドでガンプラ化されており、UC版が一般発売、Z-MSV版がプレミアムバンダイ限定で発売した。前者にはMGネモに持たせる事ができる170㎜キャノンが付属する(ただしMGネモのユニコーンデザートカラーVer.はプレミアムバンダイ限定品である)。

なお、バックパック下には砲撃形態時に伸ばすアウトリガーがあるのだが、どちらの立体物でもギミックは再現されておらず、RE/100では用途不明の謎パーツと化し、ROBOT魂ではアウトリガー自体が削除されてしまっている。


関連動画編集

関連タグ編集

Z-MSV 機動戦士ガンダムUC メタス ガンキャノン

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