ガンタンクⅡ
がんたんくつー
型式番号 | RMV-1 |
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所属 | 地球連邦軍 |
生産形態 | 量産機 |
全高 | 16.9m |
本体重量 | 98.4t |
全備重量 | 123.7t |
ジェネレーター出力 | 211kw |
センサー有効半径 | 6,000m |
武装 | 120mmライフル砲×2、180mm4連装ロケットランチャー×1(右腕)、3連装ミサイルランチャー×1(左腕)、60mm機関砲×1、2連装スモークディスチャージャー×2 |
一年戦争終結後、MSとしては評価の低かったガンタンクを純粋な装甲戦闘車両として評価した連邦陸軍が、局地防衛用戦闘車両として再設計した機体。
61式戦車の後継機としても期待されていたといわれ、少数量産され、北米と中央アジアに配備されるが、終戦直前であった為、あまり戦闘には参加できなかったらしい。
MSとしての機能を全て削ぎ落とし、戦闘車両としての機能のみを優先して開発されており、その為MS(モビルスーツ)ではなくモビルビークルに分類される。乗員として操縦者と砲手の2名を必要とする。
武装面では主砲に低反動砲や滑腔砲ではなくライフル砲を採用しているのが特徴であるが、これはRX-75の主砲よりも強力であるとされる。
戦後は局地戦や拠点防衛に使用された。
『機動戦士Ζガンダム』においてジャブローに配備された機体がジム・スナイパーカスタムらと共にエゥーゴを迎撃。しかし、実際にはジャブローはその基地機能を放棄しており、ティターンズによる基地自爆にエゥーゴを巻き込む為の餌とされたに過ぎなかった。
『機動戦士ガンダムUC』ではトリントン基地に配備された機体が登場。
ジムⅡやガンキャノン・ディテクターなど旧式化して久しい機体が揃っている中ではアクア・ジムと並んで特に古い機体であり、高い士気を誇るジオン残党軍の猛攻に晒された。
『機動戦士ガンダム オレら連邦愚連隊』ではV作戦評価試験部隊「スレイプニール」の隊長ショーン・キャシティ大尉の搭乗機が登場。
ガンタンク重装型
PCゲーム『SDガンダムウォーズ』に登場するガンタンクⅡの発展機。
アースサイド軍所属。
武器はビームキャノンと300mmキャノンを装備し、また接近戦用武器としてアンカーを装備していると接近戦が苦手と言うガンタンクの弱点を補っている模様。
ガンタンクⅢ
ゲームブック『機動戦士ガンダム 灼熱の追撃』に登場。型式番号はRMV-3。
ガンタンクⅡを強化・改良した重装攻撃型MS。
右腕は連邦軍のビーム・ライフルかそれ以上の出力をもつとされる2連装のビーム砲(重装ビーム・キャノン)になっており、左肩には3連装スモーク・ディスチャージャーのような装備が確認できるが詳細不明。左腕は3本指のマニピュレーターとなっている。
局地制圧型ガンタンク
『MSV-R』に登場。形式番号はRMV-3M。
ガンタンクⅡの完成と同時に本格化した「RMV計画」のモビルビークルのひとつで、当初はMBTナンバーが予定されるが、サイズや運用上の理由から先に正式採用が決定していたガンタンクⅢの後継ナンバーが与えられ、ガンタンクⅡと同時期かつガンタンクⅢより一足先に実戦配備されている。内部構造はRTX-44を参考に再設計されたらしい。
武装は車体部に120ミリキャノンを2門、腕部に相当する部分に3連装ミサイル・ランチャーを各1基装備。背部ランドセルがキャノン砲のマガジン・ラックになっており、焼夷弾や対MS弾など数種類の弾丸が収納されている。乗員は頭部に2名、車体部に2名の計4名。
良好な完成度を示した第1次生産機は約半月で部隊編成を済ませ、18機(23機説あり)がアフリカに配備されたが目立った戦果は上げていない。ただ損耗率は大破2機、中破1機と極めて低い。また車体前部に装備されたフロント・ショベルは、前線での整地作業や残骸の回収作業に威力を発揮し、目覚ましい活躍を見せている。なお、実戦参加時には被弾面積を減らすためにこのショベルを外した車両も確認されている。