機体データ
型式番号 | RTX-440 |
---|---|
所属 | 地球連邦軍 |
開発 | 地球連邦軍 |
生産形態 | 少数生産機 |
全高 |
|
全長 |
|
全幅 | 10.9m |
装甲材質 | チタン系合金 |
固定武装 |
|
概要
地球連邦軍が開発した強襲用MS。RX-75 ガンタンクの基礎となった試作戦闘車輛「RTX-44」を改修し、対MS戦能力を付与している。戦況に応じて搭載武装を有効に使い分ける通常形態から、サブクローラーを展開して低姿勢になることでMSを上回る機動戦闘と被弾率の低下というメリットがある突撃砲形態に簡易変形することができる。3機のみ製造され、機密保持用の自爆装置が内蔵されていた。
武装
220mm滑腔砲
本機の主兵装で、最大火力。右側に1門のみ装備。
ボップ・ガン
ガンタンクの40mm4連装ボップ・ミサイル・ランチャーと同型の武装。右腕に4連装タイプ、左腕に2連装改良タイプを装備。2連装改良タイプは2連装のボップ・ミサイル・ランチャーに加えて、大型火炎放射器も搭載した複合武装。
30mm機関砲
実弾の機関砲。設定によって搭載箇所が異なる。
MLRS
機体の右側面に装備。
重地雷
機体の右側面に4つ装備。
56連装ロケットランチャー
機体の左側面に装備。
劇中の活躍
アリーヌ・ネイズンを部隊長とする囚人部隊に3機が配備されオデッサ作戦に参加。各地を転戦の後に苦戦している独立混成第44旅団に転属となる。
なお、アリーヌはRTX-440 陸戦強襲型ガンタンクの開発を担当していたが、同僚の裏切りにあった挙げ句、スパイ幇助の疑いを掛けられてしまい、囚人部隊に押し込まれている。
ミケーレ・コレマッタに嫌味を言われつつも、攻撃が開始されると続々とブービートラップに嵌る陸戦型ジムや61式戦車に対する「支援」を命じられるも「今まで先陣を切ることしか無かった」ので「いつもの通りに」突撃を敢行。
従来の「ずんぐりむっくりでノロい」というイメージから一転し、圧倒的な機動性と火力を以ってザクやマゼラアタックを蹂躙。
逃げ惑う歩兵に容赦無く火炎放射を浴びせ、グフ・カスタムどころかドムさえも次々と退け、ダブデ級 陸戦艇すら結果的に破壊したその活躍ぶりは、MS相手には不利とされていたこれまでのガンタンクのイメージをいい意味で覆した。
3機しか無かったこともあり、最終的には全機敵機を道連れにしての自爆に近い形で喪失している。
その活躍ぶりはパイロット3名が死兵となって戦ったこともあるだろう。
機動戦士ガンダム0083 REBELLIONの機体
機動戦士ガンダム0083をコミカライズした『機動戦士ガンダム0083 REBELLION』にまさかの登場を果たしている。
重力戦線に登場した機体と各部が異なっており右腕はガトリング砲、左腕はガンタンクⅡのものに似た3連装ミサイル・ランチャーとなっており、Gブルを意識しているのか両腕にジムのシールドを装備、また上面のセンサーは先行量産型ボールの連装フィフティーンキャリバーに代えられており、コックピット前面にセンサー状のものが見て取れる。
劇中では地上では無くフォン・ブラウン周辺での戦いとアイランド・イーズ内部での戦闘に運用されている。
バリエーション
陸戦強襲型ガンタンクB型
配信作品『機動戦士ガンダム復讐のレクイエム』に登場するバリエーション機。
オデッサ作戦に投入された陸戦強襲型ガンタンクを参考に開発された機体で、上面のセンサーが2本に増設されるなど支援型MSとして改修されている。
足回りの簡素化を優先したためか、車体部分の形状が量産型ガンタンクに酷似したものに変更されている。
この仕様変更に伴い前部のサブクローラーが排除され、突撃砲形態への変形機能も失われている。
元が陸戦強襲型ガンタンクにせよ、性能と運用面から見ると量産型ガンタンクの派生機に近く、「強襲型」とは名ばかりになっている。
公開されたPV内において、一年戦争中のヨーロッパ戦線を舞台にザクやグフ・カスタムと交戦している。
しかしグフ・カスカムにスライディングを食らって、ゼロ距離でガトリング砲を撃ち込まれて撃破されており、視聴者の間では「重力戦線の意趣返しでは」と話題になっている。