概要
型式番号MSA-005X-1。
Web企画『アナハイム・ラボラトリー・ログ』に登場。
大気圏内での制空性能の獲得を目指し、アナハイム社が「メタス・プロジェクト」で開発したメタスの派生型。
MA形態での空中戦能力に重きを置いており、MA形態ではステルス性も考慮した第5世代ジェット戦闘機に酷似した形状になる。速度性能や機動性、高高度性能といった戦闘機としての能力は高く、実証試験中の模擬空戦でも通常の戦闘機に勝利している。
実験機のため武装は装備されておらず、内装式・外装式の武装が複数検討されていたがいずれも実現せずに終わっている。
開発はハービック社から移籍したスタッフを中心とするキャリフォルニア・ベース支社で行われ、MA形態に固定された非可変の試作機による実証試験では良好な性能を示したが、続いて行われた変形可能な試作機の試験中、音速飛行時におけるMS形態への変形試験の際に空中分解事故を起こして大破し、開発は中止された。
試験時のデータや、電子機器とプロペラントタンクを収めるために採用されたテール・スタビレーターなどの要素は、後のΖプラスA1型開発時に参考にされている。