概要
第2部(アセム編)に登場。
巨大母艦ファ・ボーゼを係留できる一対のアーム状構造物が上下に付いた超大型の移動要塞(ファ・ボーゼ自体が全長1000mを超えているので、少なくとも全長・全高は4~5km程度はあると思われる)。
大部隊の運用に適しており、内部ではモビルスーツを開発・改修出来る程の設備を持つ。
カラーリングは深緑色。防御装備として連邦軍の戦略兵器「フォトンリング・レイ」の攻撃すらも防ぐ強力な干渉スクリーン「ギガンテスの盾」が展開可能(ただし、前方にしか展開できないため、敵の発射方向に向けて位置を変える必要がある)。
ゼハート・ガレット率いる地球制圧軍の移動司令部として運用され、大部隊を率いて工業コロニー「ノートラム」に侵攻する。狙いはノートラムをジャックして地球侵攻の拠点にしようとした。ゼハートが出撃する際は副司令のメデル・ザントが要塞の指揮を執った。
最終的に推進機関を破壊されて制御不能となり、ノートラムとの衝突軌道に取ったり、それが回避されたと思いきや今度は地球の都市への落下軌道を取るが、大気圏突入寸前にゼハートとアセム・アスノの手で内部からコロニーデストロイヤーミサイルで破壊された(流石にヴェイガン側としても目標である地球を傷つけるわけにはいかなかったのである)。
ちなみにダウネス破壊のどさくさに紛れてメデル達は降下カプセルで脱出しつつ地球に降下、そのまま潜伏した。この時降下したヴェイガン兵の数は2000人くらいと言われ、ある者は持ち込んだ装置でコールドスリープし、ある者は反連邦運動を行い、またある者は地球種と結婚して子供をもうけたとか。
大型故に建造数が少ない為か、キオ編以降同型艦の存在は確認されていない。