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クロノス(MS)
4

クロノス(MS)

4

くろのす

機動戦士ガンダムAGEに登場するヴェイガンのMS。ヴェイガンのMSの中でもぶっちぎりで不遇な機体である。

機体データ

型式番号xvm-dgc
全高20.0m
重量54.5t
種別Xラウンダー専用機
パイロットデシル・ガレット

概要

第2部に登場するヴェイガン製MS。Xラウンダー専用機であり、ゼイドラとは共通のフレームを持つ姉妹機にあたる。

胴体周りのパーツはゼイドラと同じだが、前腕と脛は大きく肥大化しており、そのマッシヴなシルエットと黒い機体色によって全く違う印象を与えている。


近・中距離戦闘に重きを置いたゼイドラに対して、こちらは長距離戦を重視した砲撃型として開発されているが、機動性も追加のスラスターによってゼイドラに匹敵する破格の性能を誇る。かつてデシル本人がガンダム打倒を目指して立ち上げた計画で設計された、ゼダスの改修機であるゼダスCをベースにした、砲撃戦用MS「ウィゲル」の発展系でもある。

ゼダスと同じく他のMSを遠隔操作する機能を秘めており、僚機を盾とする卑劣な戦術も可能。


武装

  • ビームバルカン/ビームサーベル

ヴェイガン製MSの共通装備。

クロノスガンなど武器接続用ハードポイントとしても機能する。


  • クロノスガン

右手に保持される5連装ビームガトリングガン。

単発の威力を重視した他の武装のチャージサイクルを補うべく高い連射性を誇る。

全砲口から収斂させた大型ビームサーベルを発振する事も可能。


  • クロノスキャノン

バックパックに接続される長砲身のビームキャノン。基部は光波スラスターと一体になっている。


  • ビームバスター

胸部に内蔵された高出力ビームキャノン。MS複数機をまとめて貫く威力を持つ。


劇中の活躍

ビッグリング攻略戦にて初陣。当初はガンダムAGE-2Gバウンサーの2機を相手に優位に立っており、Gバウンサーと交戦しながら他のMSをビームバスターで破壊するという芸当も見せていた。

さらにはGバウンサーの左腕を切断しウルフを追いつめるも、救援に駆けつけた因縁の相手であるフリットの駆るガンダムAGE-1フラットに復讐しようと攻撃を仕掛ける。


しかし、自らを囮にしたフリットの策略により、AGE-2とバウンサーの射線に飛び出してしまい右足を破損する。それにより激昂し、ゼイドラと交戦中のAGE-2を撃ち、隙ができたフリットにクロノスキャノンを放って左肩の一部を損傷させたものの、20年以上前の旧型機である筈のAGE-1に最後まで圧倒される。さらにいつの間にか一般兵の量産機に囲まれ、飽和攻撃によって機体が損傷していき、ゼハートが自分の負けを認められないデシルを無理矢理連れ帰るという、なんとも不遇な初陣となった。


ちなみにデシルは「負けたのは機体のせい」と言い張り、この戦闘後に無断でメカニックを総動員して、勝手に強化を施そうとしてゼハートに咎められていた。


その後、仲間の敵討ちに燃える「マジシャンズ8」のミンク・レイデン、レッシー・アドネル、レオ・ルイスを口車に乗せて独断でディーヴァを強襲するも、フリットの指揮するディーヴァの艦砲射撃に完封され、連れてきた3人のうち2人が戦死して撤退という、これまた何ともしょっぱい活躍だった。


続くノートラム攻略戦では、先の無断出撃の懲罰もあって後衛部隊に回されたが、やはり命令を無視して独断専行し、再びAGE-2ダブルバレット並びにGバウンサーと交戦状態に入る。

機体操作能力で、マジシャンズ8のザファー・ローグとネッド・カーンのゼダスMを操ってアセムを追い詰め、2機を捨て駒にしてウルフのGバウンサーの撃破に成功するという、作中でも数少ない活躍をするが、ウルフの死に怒りを露わにしたアセムに機体を切り刻まれ、最期はツインドッズキャノンの斉射を受けてデシル諸共爆散・大破した。

性能は間違いなくこの当時のヴェイガンにおいては、最高水準を誇る機体ではあるのだが、作中での活躍はとにかくしょっぱいままで終わった不遇の機体である。


この機体の最大の不幸は、ひとえにパイロットであるデシルとの相性の悪さにある。この機体は性能上、後方で戦場を見渡して部隊を指揮する指揮官や、後方からの支援や遠距離攻撃を得意とする人間との相性が良く、とにかくスタンドプレーに走る迷惑な中年のデシルでは、この機体の利点を活かして戦う事が全く出来ていなかった。

現に作中での戦い方だけだと、この機体が遠距離・砲撃型の機体であるという事を忘れていた、あるいはそもそも知らなかったという視聴者も多かったらしく、パイロットがどうしようもない魔中年だったばかりに、本来のスペックを活かした活躍ができなかった悲劇の機体なのである。

まさに「マシンが良くても、パイロットが性能を引き出せなければ!」という事であり、ある意味デシルの最大の被害者の一機である。


そもそも、デシルみたいなヤツを砲撃型の機体に乗せるなよという話なのだが、これは魔少年時代にフリットに敗北した時の経験から、デシルが近接戦にトラウマを抱えたのが原因であり、実際にデシル自身が企画した前進のゼダスCからして、遠距離砲撃に特化した機体である。

加えて、デシルは自分が気に入った機体にしか乗りたがらないどうしようもない中年なので、デシルに気に入られた時点で運の尽きだったとしか言いようがない。

こういったその性能活かした運用がされなかったせいか、姉妹機のゼイドラと違って後の時代に後継機が展開される事もなかった。


バリエーション

ウィゲル

ゼダスCとクロノスの中間機的な機体。プロトタイプクロノスとも呼ばれる。

ビームバスター、ウィゲルキャノンを装備した砲撃戦用モビルスーツで、ウィゲルキャノンは腕部と一体化したものと、背部にマウントされたものの合計4門を装備する。

完成系であるクロノスへ至るまでの実験機であり、全身にケーブルのようなパーツが露出しているなど、完成度ではクロノスに劣る。

AG123年頃のアーシュランス戦役に投入され、当時青年だったフリットが交戦している。パイロットはマジシャンズ8配属以前のドール・フロスト


シーラ・クロノス

PSP版に登場するバリエーション機。


立体物

1/144AGにラインナップされているが、それ以外の展開は一切されておらず、商業面でも不遇である。姉妹機のゼイドラの方はAG、HGGAシリーズにラインナップされているのだが、やはりパイロットと本編での活躍が原因か…?

この商業面での不遇っぷりは、デシルの前の搭乗機のゼダスが棚の守護者と化した不人気っぷりも影響しているのかもしれない。


関連動画


関連項目

機動戦士ガンダムAGE ガンダムAGE ヴェイガン

ゼダス ゼイドラ デシル・ガレット

機体データ

型式番号xvm-dgc
全高20.0m
重量54.5t
種別Xラウンダー専用機
パイロットデシル・ガレット

概要

第2部に登場するヴェイガン製MS。Xラウンダー専用機であり、ゼイドラとは共通のフレームを持つ姉妹機にあたる。

胴体周りのパーツはゼイドラと同じだが、前腕と脛は大きく肥大化しており、そのマッシヴなシルエットと黒い機体色によって全く違う印象を与えている。


近・中距離戦闘に重きを置いたゼイドラに対して、こちらは長距離戦を重視した砲撃型として開発されているが、機動性も追加のスラスターによってゼイドラに匹敵する破格の性能を誇る。かつてデシル本人がガンダム打倒を目指して立ち上げた計画で設計された、ゼダスの改修機であるゼダスCをベースにした、砲撃戦用MS「ウィゲル」の発展系でもある。

ゼダスと同じく他のMSを遠隔操作する機能を秘めており、僚機を盾とする卑劣な戦術も可能。


武装

  • ビームバルカン/ビームサーベル

ヴェイガン製MSの共通装備。

クロノスガンなど武器接続用ハードポイントとしても機能する。


  • クロノスガン

右手に保持される5連装ビームガトリングガン。

単発の威力を重視した他の武装のチャージサイクルを補うべく高い連射性を誇る。

全砲口から収斂させた大型ビームサーベルを発振する事も可能。


  • クロノスキャノン

バックパックに接続される長砲身のビームキャノン。基部は光波スラスターと一体になっている。


  • ビームバスター

胸部に内蔵された高出力ビームキャノン。MS複数機をまとめて貫く威力を持つ。


劇中の活躍

ビッグリング攻略戦にて初陣。当初はガンダムAGE-2Gバウンサーの2機を相手に優位に立っており、Gバウンサーと交戦しながら他のMSをビームバスターで破壊するという芸当も見せていた。

さらにはGバウンサーの左腕を切断しウルフを追いつめるも、救援に駆けつけた因縁の相手であるフリットの駆るガンダムAGE-1フラットに復讐しようと攻撃を仕掛ける。


しかし、自らを囮にしたフリットの策略により、AGE-2とバウンサーの射線に飛び出してしまい右足を破損する。それにより激昂し、ゼイドラと交戦中のAGE-2を撃ち、隙ができたフリットにクロノスキャノンを放って左肩の一部を損傷させたものの、20年以上前の旧型機である筈のAGE-1に最後まで圧倒される。さらにいつの間にか一般兵の量産機に囲まれ、飽和攻撃によって機体が損傷していき、ゼハートが自分の負けを認められないデシルを無理矢理連れ帰るという、なんとも不遇な初陣となった。


ちなみにデシルは「負けたのは機体のせい」と言い張り、この戦闘後に無断でメカニックを総動員して、勝手に強化を施そうとしてゼハートに咎められていた。


その後、仲間の敵討ちに燃える「マジシャンズ8」のミンク・レイデン、レッシー・アドネル、レオ・ルイスを口車に乗せて独断でディーヴァを強襲するも、フリットの指揮するディーヴァの艦砲射撃に完封され、連れてきた3人のうち2人が戦死して撤退という、これまた何ともしょっぱい活躍だった。


続くノートラム攻略戦では、先の無断出撃の懲罰もあって後衛部隊に回されたが、やはり命令を無視して独断専行し、再びAGE-2ダブルバレット並びにGバウンサーと交戦状態に入る。

機体操作能力で、マジシャンズ8のザファー・ローグとネッド・カーンのゼダスMを操ってアセムを追い詰め、2機を捨て駒にしてウルフのGバウンサーの撃破に成功するという、作中でも数少ない活躍をするが、ウルフの死に怒りを露わにしたアセムに機体を切り刻まれ、最期はツインドッズキャノンの斉射を受けてデシル諸共爆散・大破した。

性能は間違いなくこの当時のヴェイガンにおいては、最高水準を誇る機体ではあるのだが、作中での活躍はとにかくしょっぱいままで終わった不遇の機体である。


この機体の最大の不幸は、ひとえにパイロットであるデシルとの相性の悪さにある。この機体は性能上、後方で戦場を見渡して部隊を指揮する指揮官や、後方からの支援や遠距離攻撃を得意とする人間との相性が良く、とにかくスタンドプレーに走る迷惑な中年のデシルでは、この機体の利点を活かして戦う事が全く出来ていなかった。

現に作中での戦い方だけだと、この機体が遠距離・砲撃型の機体であるという事を忘れていた、あるいはそもそも知らなかったという視聴者も多かったらしく、パイロットがどうしようもない魔中年だったばかりに、本来のスペックを活かした活躍ができなかった悲劇の機体なのである。

まさに「マシンが良くても、パイロットが性能を引き出せなければ!」という事であり、ある意味デシルの最大の被害者の一機である。


そもそも、デシルみたいなヤツを砲撃型の機体に乗せるなよという話なのだが、これは魔少年時代にフリットに敗北した時の経験から、デシルが近接戦にトラウマを抱えたのが原因であり、実際にデシル自身が企画した前進のゼダスCからして、遠距離砲撃に特化した機体である。

加えて、デシルは自分が気に入った機体にしか乗りたがらないどうしようもない中年なので、デシルに気に入られた時点で運の尽きだったとしか言いようがない。

こういったその性能活かした運用がされなかったせいか、姉妹機のゼイドラと違って後の時代に後継機が展開される事もなかった。


バリエーション

ウィゲル

ゼダスCとクロノスの中間機的な機体。プロトタイプクロノスとも呼ばれる。

ビームバスター、ウィゲルキャノンを装備した砲撃戦用モビルスーツで、ウィゲルキャノンは腕部と一体化したものと、背部にマウントされたものの合計4門を装備する。

完成系であるクロノスへ至るまでの実験機であり、全身にケーブルのようなパーツが露出しているなど、完成度ではクロノスに劣る。

AG123年頃のアーシュランス戦役に投入され、当時青年だったフリットが交戦している。パイロットはマジシャンズ8配属以前のドール・フロスト


シーラ・クロノス

PSP版に登場するバリエーション機。


立体物

1/144AGにラインナップされているが、それ以外の展開は一切されておらず、商業面でも不遇である。姉妹機のゼイドラの方はAG、HGGAシリーズにラインナップされているのだが、やはりパイロットと本編での活躍が原因か…?

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