概要
ウルフ・エニアクルが第2部(アセム編)で搭乗するマッドーナ工房製モビルスーツ。
型式番号は「WMS-GB5」。
名称と機体色からGエグゼスの後継機と思われがちであるが、実際には全くの別系列の機体であり、アデル同様ガンダムAGE-1の基本フレームを参考に開発された。
背部にブースターを内蔵したバインダーを備え、ガンダムAGE-1 スパローと同系統の脚部を採用した高機動型MSであり、Gエグゼスよりも狼然としたデザインの頭部と相まって攻撃的なシルエットを備える。
また、アデルと違いウェア換装機能はオミットされているが、バックパックはアデルと互換性を備えている。
武装はドッズライフルとビームサーベルに加え、シグルブレイドとそれを装着可能なシールドを装備する。
また、シールドはウルフのパーソナルマークを模したデザインが採用されている(そのためか本機にはパーソナルマークが入っていない)。
小説版ではアデルに次世代主力機の座を取られた競合機の改修型となっており、ウルフ以外のエースパイロットたちにも数機が配備されていると言う。
バリエーション
当機は同型機が複数存在しており、それぞれがパイロットに応じたカスタマイズが施されている。
また、連邦軍にも量産機が配備されている。
Gサイフォス
外伝「追憶のシド」に登場する宇宙海賊「ビシディアン」の所属機であり、同海賊のエースであり作品の主人公でもあるウィービック・ランブロの専用機。
詳しくはGサイフォスを参照。
ティエルヴァ
Gバウンサーの同系機を改装したジラード・スプリガン専用機。
詳しくはティエルヴァを参照。
パイオニアα
型式番号:RGE-2300XR
小説版で登場した派生機。Gパイオニアとも呼ばれる。
ティエルヴァのプロトタイプを少数量産仕様にしたXラウンダー対応型で、ビッグリングに配備され、迫るギラーガと交戦した。
テスト用MS
ジラードの回想に登場したXラウンダー対応型。
Xラウンダー用増幅装置を搭載している。連邦軍においては数少ないXラウンダーパイロットであったジラードことレイナ・スプリガンとジラード・フォーネル少佐がテスト運用していたが増幅装置の暴走で2機とも大破、レイナは重傷を負ったもののフォーネルは死亡してしまった。尚この事故は軍上層部の陰謀で起きたものであった。
Gバウンサー・デオス
PSP版ゲームに登場したGバウンサーの色違い機体で、色がミントグリーンになっている。
公式設定上にもXラウンダー専用に開発された実験機としてその名前を確認することができ、資料によっては上記のテスト用MSがそうであるとするものも存在している。