大地「これが、ティガとウルトラマンの力……!」
エックス「そしてこの星が持つ、希望の力だ!」
大地・エックス「「ベータスパークソードォッ!!」」
データ
身長: | 47m |
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体重: | 6万6千トン |
概要
『ウルトラマンX』の映画『きたぞ!われらのウルトラマン』に初登場するウルトラマンとウルトラマンティガの力を宿す黄金の最強サイバーアーマー。
左肩にはティガの胸部プロテクター、右肩にはウルトラマンの胸部を模した鎧が装着され、左右非対称の姿をしている。
ウルトラマンとティガのサイバーカードをそれぞれリードする事で現れるエクスベータカプセルとエクスパークレンスをベータスパークに合体させる事で装着する。
この時、通常形態から自動的にエクシードXの姿になる。事実上エクシードX専用のサイバーアーマーであり、最強タイプが追加装備で更にパワーアップするというかなり珍しいポジションである(ただ、エクシードX変身後に装着した事はまだない)。
これを纏った姿は正確には「ウルトラマンエクシードX ベータスパークアーマー」と表記される。
ベータスパークは、地球の希望を宿した最強の剣『ベータスパークソード』と、弓形武器『ベータスパークアロー』の2つの形態を持つ。
必殺技・能力
主にベータスパークソードを用いた剣技で戦う。
この手の劇場版に登場する形態では珍しく、必殺技の種類が2つとやや少なめ。
また、映像作品中では披露されていないが、設定上はエクスラッガーを始めとした素体であるエクシードXの技や武器も使用可能。
ベータスパークブラスター
『劇場版ウルトラマンタイガ ニュージェネクライマックス』にて使用。
Xの字を描くように剣を振るった後、剣先から光線を発射するベータスパークソードでの必殺光線。
言わばエックス版のオーブスプリームカリバー。間違われやすいがベータスパークブラストではない。
ベータスパークアロー
アローモードにしたベータスパークから放つ巨大な光の矢。
武器の名称がそのまま必殺技名になっている。
専ら決め技として使用されており、劇中ではエクシードXをも撃破した強敵ザイゴーグを葬った。
基本的には弓を引き絞りエネルギーを溜めてから発射するが、玩具の音声からして溜めずに撃つことも可能である模様。
エクスラッガーショット
『ウルトラマン THE LIVE ウルトラヒーローズEXPO 2018バトルステージ 起こすぜ!奇跡!!』で使用。
エネルギー転送能力
背部にX字型の光の翼「サイバーウィング」を展開し、他のウルトラマンにエネルギーを転送する能力。
劇中では光となったウルトラマンとティガのウルトラの星作戦で受け取ったエネルギーを5ヶ国で交戦中のウルトラ戦士達へと分け与えた。
バリア(正式名称不明)
水色の四角いバリアを展開し敵の攻撃を防ぐ。
運命の衝突にてナイス、ゼアス、ボーイがレイバトスに攻撃された際にオーブトリニティのトリニティウムシールドと共にこのバリアを展開し攻撃を防いだ。
他作品での登場
新世代ヒーローズの劇場版限定タイプとしては唯一次回作での客演で使用されておらず、以降はエックス自体の客演が少なかったのもあり長らく登場していなかったが、『ウルトラギャラクシーファイトニュージェネレーションヒーローズ』にて約3年ぶりの再登場を果たした(ちなみにこの形態の素体であるエクシードXも同様に3年ぶりの登場である)。
なお以降の登場ではいずれもエックスの声を大地役の高橋健介氏が兼任しているが、この形態になるとしっかり声に低いエフェクトがかかっている。
『ウルトラギャラクシーファイトニュージェネレーションヒーローズ』
ウルトラダークキラーとの最終決戦にて他のウルトラマン達と共に変身し、ダークキラーの放った光線を切り払いオーブトリニティのトリニティウムシュートとウルティメイトファイナルのレッキングノバと共にベータスパークアローを発射してダメージを与えた。
変身時は(変身時アイテムボイスが唯一ないこともあってか)大地が変身完了後に「ベータスパークソード!」と叫んでいる(これ自体は映画と同様だが、映画ではその直後に剣を振るう方向が逆だがザイゴーグの触手へ攻撃を加えているため、変身時の掛け声というよりは攻撃時の掛け声ともとれた)。
最終決戦にて他の歴代ウルトラマン達と共に劇場版限定タイプに変身。
ベータスパークアローを放ち、トレギアが怪獣リングから召喚した五匹の怪獣を撃破した。
終盤のグリムドとの戦いでは本作で客演した歴代ウルトラマンでは唯一新規の必殺技ベータスパークブラスターを披露したが、他のウルトラマンの必殺技同様通用しなかった。
更に映像作品で初めてダメージを受けてしまう。流石に相手が悪すぎた。しかし、最後は他のウルトラマンと共にウルトラマンタイガ・トライストリウムのウルトラホーンにエネルギーを分け与え、ウルトラマンレイガの誕生に貢献した。
ウルトラマンオーブ・オーブトリニティと共にレイバトスと互角以上の戦いを繰り広げるが、ギナ・スペクターが不本意な形で変身させられたグア・スペクターを相手に苦戦。他の新世代ヒーローと再びウルトラマンレイガに合身して反撃した。
余談
次回作『ウルトラマンオーブ』では、同じくウルトラマンとティガの力で変身する“スペシウムゼペリオン”というタイプが登場(ただしこちらは最強形態ではない)。
これはベータスパークアーマーが好評だったため次回作でも取り入れられた……というわけではなく、元々『きたぞ!われらのウルトラマン』制作開始前には既に『オーブ』の企画が立ち上がっており、エックスからオーブへの橋渡しとして「初代マンとティガの力」という要素が逆輸入されたという経緯がある。
この繋がりからか、ミニコーナー『ウルトラヒーロー大研究』にてエックスが紹介された際はベータスパークアーマーについても触れられている。
当初は、そのまま赤と銀を使用することが考えられていたが、デザインがごちゃごちゃしていて落ち着かないため、金と銀の配色にした左右非対称のものとなった。デザイン案では、エクシードXではなく通常形態のエックスが装着したものや初代マンとティガの配色をそのまま用いたものなどが存在した。
ブルーレイに付属のSPECIAL NOTESに掲載されている後藤正行氏の描いた各種エフェクトのイメージボードではベータスパークソードの周りにはスペシウムが纏っていて攻撃するとスペシウムの火花が飛び散るという記載がある(ベータスパークアローの方はブックレットの字が小さいため詳細記載できず)
ウルトラヒーローズEXPO2016にて、大地役の高橋健介氏は「ハイブリッドアーマーとどっちが強いの?」という子供からの質問に対し「ケースバイケース」「みんなが見たいものを見せるサービス精神が大事」と苦笑しながら答えていた。
ウルトラマンZの玩具のウルトラゼットライザーではエックス+ウルトラマン+ティガの組み合わせでこちらの音声を流すことが可能だが、エクシードエックス+ウルトラマン+ティガではベータスパークアーマーの音声が鳴らないようになっている。
おそらく劇中で変身した際にノーマルの状態からベータスパークアーマー装着の際に自動でエクシードXになったため、そのシークエンスを尊重して通常のエックスとの組み合わせでしか鳴らないようになっていると思われる。
関連イラスト
関連タグ
主役ウルトラマンの最強タイプ専用武器
ウルトラフュージョンブレス←エクスベータカプセル/エクスパークレンス→オーブスラッシャー
新世代ヒーローズ最強形態
ウルトラマンギンガビクトリー←ベータスパークアーマー→オーブトリニティ