概要
ウルトラマンデッカー・フラッシュタイプの必殺技。
一言で言ってしまえば、デッカー版ソルジェント光線。
しかし予備動作がダイナ・フラッシュタイプのそれとは少し異なり、光線の色も青と紫が入り混じったものになっている。
また命中後、爆発直前に円形のエフェクトが発生するのも特徴。
また第8話にて、カルミラとグリッタートリガーエタニティの光線に合わせ同時発射しスフィアメガロゾーア撃破にも貢献している。
しかし本編ではまだカナタが戦いに完全に慣れていないためか、敵との撃ち合いには弱いようでネオメガスの熱線にはかなり善戦したものの破られている。
先代デッカーの放つセルジェンド光線は洗練されているのか、予備動作の一部を省略したにもかかわらずアガムスの操るテラフェイザーのTRメガバスターとも互角だった。
なお、カナタが使った回数は第1話、2話、8話、10話、19話(2回)、20話、そして最終回の第25話の8回となっている。
ダイナミックタイプの必殺技であるダイミュード光線はこれの上位互換となり、TRメガバスターにも競り勝ちテラフェイザーを爆砕した。
やり方
①肘を曲げて額に両手を当てるように腕を上げる。このとき、人差し指・中指・親指を立てる(指鉄砲みたいな手にする)。
②伸ばした手を額のクリスタルのところでクロスさせ(両手の指で菱形を作るイメージ。一番近いのはウルトラセブン21)、その後前から見て円を描くように両腕を外側に回す。
③回したら腕の外を正面へ向けるように肘を曲げる(トップ画像参照)。このとき右腕に赤いスパークが、左腕に青いスパークが発生し、徐々に紫色になる。
④後はソルジェント光線よろしく、②と逆に腕を回して、十字に腕を組んで発射する。
オープニング映像でいつも放つので目に焼き付くだろうが、映像では尺の都合上早送りになっているので、第1話を見るのが一番参考になる。
余談
- ウルトラディーフラッシャーではフラッシュタイプに変身後にボタンを押すことでセルジェンド光線の音声が聞ける。
- ゼペリオン光線がティガ・マルチタイプとトリガー・マルチタイプで共通の名前と性能だったのに対して、デッカーはオマージュ元のダイナとは名前や見た目などが異なっている必殺技となった。
関連タグ
デッカー必殺技リンク
フラッシュタイプ→セルジェンド光線
ネタバレ注意
全ての元凶・マザースフィアザウルスとの決戦の最中、スフィアの呪縛に一度は取り込まれかけるカナタとGUTS-SELECTの面々。
しかしカナタの奮起により、マザーが囁く統一された未来を否定し、覚醒した全員はその呪縛を自力で解く。
と同時にデッカーは金色に輝き、その輝きで周囲のスフィアソルジャーを片っ端から消し飛ばした。
ナースデッセイ号のナースキャノン、GUTSグリフォンのハイパーソーンレーザー、テラフェイザーのTRメガバスターを立て続けに食らい、マザーの弱点である胸部のコアについにヒビが入る。
そして戦いも佳境、デッカーはセルジェンド光線を発射。
マザーも破壊光線・スフィアトルネイダーで対抗し、一時は押されるも、
再び黄金に包まれたデッカーとともにセルジェンド光線も眩い金の輝きを纏い、マザーを押し切ってコアを貫通、爆砕。
セルジェンド光線は基本形態の必殺技でラスボス撃破という大快挙を成し遂げた。
なお、この時の金色の輝きについては結局何だったのかは深く語られておらず、その後デッカーの力はカナタから離れたため明かされずじまいだったが、言うまでもなく仲間達との絆、そして各々の未来へ突き進む想いの起こした奇跡なのだろう。
デッカーで黄金ということからダイナミックタイプに由来するものか、あるいは変身前にカナタは、ケンゴからエタニティコアを媒介に生成した光で変身能力を取り戻したため、カナタに入り込んだコアの光がカナタ達の未来へ突き進む思いとカナタ達GUTS-SELECTの絆に答えたとも言える。
プロフェッサー・ギベルスとの最終決戦宇宙空間でのギベルスの変身したギガロガイザとの光線の打ち合いの際にもインナースペース内のカナタの周りからエタニティコアの光が溢れ出ている。