概要
ウルトラシリーズに登場する架空の物質。
『ウルトラマン』では原子番号133番の元素として登場、『帰ってきたウルトラマン』ではアルミニウム原子3000個に対してクローム原子100個(8個?)に当たる化合物として登場している。現在ではどちらが採用されているのか不明。
バルタン星人はこのスペシウムを極端に嫌い、核爆弾が炸裂しても平気だった彼らもスペシウムエネルギーを浴びるとたちまち死んでしまう。また、火星に多く存在するとのことで、バルタン星人が火星への移住ではなく地球への侵略を選択した理由ともなっている。
逆に火星に存在する物質である事から、イデ隊員によりマルス133が開発され、対バルタン星人戦で使用されるようになった。が、バルタン星人側もスペルゲン反射鏡の開発に成功している(なお漫画『ウルトラマンTHEFIRST』だと鏡を開発したのは(バルタン星人に騙された)イデ隊員)。
同一世界である『ウルトラマンメビウス』ではGUYSが「スペシウム弾頭弾」というロケット弾を作り、怪獣に大ダメージを与えていた他、最終話では最強の敵・エンペラ星人を倒すためにウルトラマンメビウスの光線の破壊力を上げる「スペシウム・リタブライザー」というメカを作り上げ、見事に撃破した。
一方で異世界設定である『ウルトラマンダイナ』でも第42話にスペシウムを利用した兵器「スペシウム砲」が登場している。
『シン・ウルトラマン』ではスペシウム133として登場。ウルトラマンの全身を構成するエネルギーのようで、これを利用して光線技を放ったり、重力制御を行って飛行している事がザラブの口から語られている。