メドゥーサ星人の正しい名前表記。メドゥーサ星人というのはメドゥーサ(メデューサ)と混同した誤りであり、ほとんどの図鑑や本編でも徹底して「メドウーサ星人」と表記されており、「メドゥーサ星人」という表記は誤りであることがはっきりと確認できる(なお、2005年や2015年の図鑑においてもメドウーサであることを確認)。
データ
別名 | 身長 | 体重 | 出身地 | CV |
---|---|---|---|---|
醜悪星人 | 50m | 8万t | メドウーサ星 | 西川幾雄 |
第37話「怪獣よ故郷へ帰れ!」に登場
概要
メドウーサ星座をすべて自分だけの物にするため争いを起こし、メドウーサ星座を乗っ取った宇宙人。その事態を知っている逃亡怪獣ヘルツを、口封じのために地球へと飛来した。
主な戦力はムチ状の両腕(先端で刺突攻撃もできる)と全身を覆う鋼鉄より硬いトゲ、生物を仮死状態にすることが出来るメドウーサ磁気で、この能力を使用し、ヘルツが飛来した近くに住んでいる平治老人(演:池田生二)を仮死状態にして彼の死亡を偽造し、証言者がいないことを理由に、彼の孫娘めぐみ(演:山田圭子)に擬態した上で調査にやって来たZATを誑かし、ヘルツを凶悪な怪獣だと虚言を吐き、悪い怪獣だと思い込ませて彼らに始末させようと企む。まどろっこしい作戦だが、なるべく自らの手を汚さずに、ZATを利用すると同時に悪者に仕立て上げた(定かではないが地球侵略もついでに企んでいた可能性あり)と考えれば、合理的とも言え、結構悪辣である。醜悪星人と呼ばれる所以でもある。
しかしZATはそれを鵜呑みにせず、慎重な姿勢を崩さなかったため、この方法が無理だと判断するや否や、ZATの森山隊員に憑依し、ZATのスーパースワローでヘルツを直接抹殺しようと企むが、ウルトラマンタロウに阻止されてしまい、激闘の末に最期はストリウム光線で木端微塵に吹き飛ばされ絶命した。
余談
メドウーサ星座なる星座は実在しない。恐らくモデルはペルセウス座のメドゥーサの首部分(特に変光星のアルゴル付近)と思われる。
名前の由来は言わずもがな、ギリシャ神話のメドゥーサ。生物を仮死化状態にするメドウーサ磁気に、名前の由来になったメドゥーサの石化能力の面影を見ることができる。
めぐみに化けてZATの前に現れた際、平治を「お爺ちゃん」と呼んでいることから、地球に飛来して数時間のうちに平治老人の親族などを徹底的に調べ上げているのは確かである。
この回に登場しためぐみを演じたのは次回作『ウルトラマンレオ』で山口百子を演じる丘野かおり(当時は山田圭子名義)。
彼が放った「蝶のように舞い蜂のように刺すのだ!」というセリフだが、これは当時活躍していたボクサーのモハメド・アリが言った言葉が元ネタである。
関連タグ
ウルトラマンタロウ ウルトラ怪獣 逃亡怪獣ヘルツ メドゥーサ星人(誤表記) ガーゴルゴン:名前の由来がゴルゴンから来ている怪獣。
スペースパイレーツ:構成員のゼーベス星人はメドウーサ星人と同じ、乗っ取った星を自らの故郷のように名乗る、悪辣な宇宙人繋がり。