概要
ガース・エニスとダリック・ロバートソンによるスーパーヒーロー作品。
2006年にDCコミックスのインプリントであるワイルドストームより6号まで出版された後、ダイナマイト・エンタテイメントにより7号から72号まで出版された。コミックの日本語訳版が誠文堂新光社のレーベルG-NOVELSより出版されている。途中で出版社が変った理由は「お察しください」である。
Amazonプライムビデオでオリジナルシリーズとしてテレビドラマ化され、2019年7月にシーズン1、2020年9~10月にシーズン2、2022年6月にシーズン3が放送され、2024年6月にシーズン4が放送されている。シーズン5の製作も発表されこれで最終シーズンとなり、今後はスピンオフとしての展開を予定している(なおドラマ版は原作版とかなりの部分が異なっており、ここでは主にドラマ版について述べる)。
スーパーヒーローが活躍する世界を舞台としているが、権力欲や私欲や名声欲に取り憑かれたスーパーヒーロー(イメージ的には現実の政治家や芸能人に近い)とその背後の大企業が会社の権威を強めるために軍との契約を推し進め、障害となる政治家や要人を排除・暗殺・恐喝するなど「民間人を力で支配するディストピア」であり、超能力を持たない普通の人間たちがそんな腐敗したスーパーヒーローたちと戦う内容となっている。随所にアメコミ作品などのパロディが見られるほか、LGBT・人種差別・汚職・商業主義・薬物依存などアメリカ社会への風刺的要素も含まれている。
作品の中心に位置するスーパーヒーローたちを始め多くの登場人物は、皆程度の差こそあれクズ・ゲスぶりが凄まじく、セクハラやパワハラが横行したりゲイセックスや人間の頭が破裂するなどエロ・グロ描写も見られ、このためR-18指定となっている。
スピンオフとしてスーパーヒーロー養成学校に通う若き超能力者たちを描く「ジェン・ブイ」が公開された。シーズン2の制作も決定されている。
あらすじ
大企業ヴォート・インターナショナルは超能力者たちをスーパーヒーロー/スーパーヒロインとして雇用して、人助けや犯罪制圧などと様々な活躍をさせており、そうしたヒーロー達は人々から憧れの存在となっていた。しかしそんな彼らには、醜い「裏の顔」があった…。
小さな電化製品店で働く青年ヒューイ・キャンベルは貧乏ながらも恋人のロビンと幸せな日々を送っていたが、ある日ロビンがヴォート社所属のスーパーヒーローであるAトレインの高速移動に巻き込まれ轢き殺されてしまった。
失意のヒューイは、謝罪と賠償を申し出てきたヴォート社の社員やAトレイン本人の不誠実な態度を通じてスーパーヒーローとヴォート社の堕落ぶりに怒り、ひょんな事から出会ったスーパーヒーローの腐敗を憎んで戦う集団ザ・ボーイズのメンバーとなって戦いに身を投じることとなる。
登場人物
ザ・ボーイズ
- ヒューイ・キャンベル
- ビリー・ブッチャー
- セルジ/フレンチー
- マーヴィン・T・ミルク/マザーズミルク
- キミコ・ミヤシロ(感知能力、高い身体能力、再生能力)
CIA
ヴォート社
- スタン・エドガー(CEO。後にクビになる)
- マデリン・スティルウェル(副社長)
- ジョナー・ヴォーゲルバウム博士(ヴォート社の元科学者。ホームランダーを創造し育成した一人)
- アシュリー・バレット(広報担当→副社長→CEO)
セブン
- ジョン/ホームランダー(飛行能力、怪力、目からのビーム、超聴覚、透視能力、銃弾を弾き返す強靭な肉体など)
- ケビン・モスコウィズ/ディープ(水棲生物と話せる、腹部の鰓で水中でも呼吸できる)
- レジー・フランクリン/Aトレイン(高速移動能力と電車1両を引っ張れる馬力)
- トランスルーセント(ドラマ版のオリキャラで原作版のジャック・フロム・ジュピター(マーシャン・マンハンターが元ネタ)に相当。皮膚を炭素系メタ物質に変化させることによる光学迷彩と鎧のように頑強な体表)
- アーヴィング/ブラック・ノワール(スーツに装備された暗器と至近距離での爆発に耐える強靭な肉体、人体を引き裂くほどの腕力)
- マギー・ショウ/クイーン・メイヴ(トラックに撥ねられてもかすり傷一つ負わない強靭な肉体)
- アニー・ジャニュアリー/スターライト(壁を素手で破壊する、片手で乗用車を持ち上げる怪力、電気を操り手から光弾を撃つなど)
- ランプライター(炎を操るが、自ら火を熾すことはできないので火種が別に必要)
- クララ・ライシンガー/ストームフロント(飛行能力、電撃を放つ、強い再生能力)
- アレックス/スーパーソニック (ドラマ版のオリキャラで原作版のドラマーボーイに相当。高速移動能力)
- シスター・セージ(脳が成長し続ける世界一の頭脳明晰と観察眼。CEOも兼用)
- ファイアクラッカー(手から火花を散らす能力と強靭な肉体)
なお、原作版では初期メンバーのうち1名に、「話の前提が引っくり返る」レベルのとんでもない秘密があったりする…。
が、ドラマ版ではそのオチが絶対に使えない展開になった。
ペイバック
- ベン/ソルジャー・ボーイ(ペイバックのリーダー。強靭な肉体と盾を使った戦闘術、胸からの放射線を含むビーム、他者の超能力の無効化)
- ブラックノワール
- ガンパウダー(あらゆる銃での射撃能力と撃った銃弾や投げた物の弾道・弾速をコントロールする能力)
- クリムゾン・カウンテス(手からあらゆる物を爆破する火炎弾を撃つ)
- スワットー(出し入れ自在の蝿のような羽根での飛行)
- ダン/マインド・ストーム(テレパシー、相手の意識を失わせ悪夢に閉じ込める)
- トミー&テッサ/TNTツインズ(手を繋ぐことで電撃を放てる双子の能力者)
その他のヒーロー
- エゼキエル(宗教団体「サマリタンズ・エンブレイス」を率いる牧師。体のあらゆる部分が伸縮自在)
- ショックウェーブ(Aトレインの世界最速の座を脅かすほどの高速移動能力)
- シャーロット/ポップクロウ(Aトレインの恋人。手首から鋭く尖った骨を繰り出し武器とする)
- ライアン・ブッチャー/ホームボーイ(ホームランダーがベッカに産ませた息子で、実父と同等の能力を持つ。コンパウンドVを用いない生まれながらの超能力者)
- イーグル・ジ・アーチャー(共同教会所属。百発百中の弓術を得意とする)
- ターマイト(自身の体を虫のように小さくする能力を持つ。小さくなってもパワーは変わらない模様)
- ブラインドスポット(盲目の代わりに非常に聴覚が発達している少年ヒーロー。運動能力も高い)
- シルバー・キンケイド(イスラム系で初のヒジャブを被った女性ヒーロー。テレキネシスとテレパシー能力を持つ)
- ムーンシャドウ(神経系を操作する能力、発達した聴覚)
- ブルー・ホーク(怪力を誇る。黒人に暴行を振るった事で糾弾される人種差別主義者)
- ウェブウィーバー(本作では珍しい完全に覆面のヒーロー。尾てい骨の上の位置にある穴から粘着性のある糸を出すことができる。但し薬物中毒を患っており、自分で制御できない)
- ロバート・ヴァーノン/テックナイト(優れた五感と洞察力を持つ。これを生かしヴォート社の犯罪捜査番組に出演している。スピンオフドラマ「ジェン・ブイ」からのゲスト出演だが名前自体はシーズン1から出ていた)
ヒーローではない能力者
- ドッペルゲンガー(時間制限つきの変身能力)
- ナキーブ(ホームランダーのマッチポンプによって作り出された超能力を持つテロリスト。自身の体からエネルギーを発し、周囲を巻き込む爆発を起こす能力)
- チャールズ/メズマー(元子役俳優で、相手の体に触れることで心理や記憶を読み取る)
- マシュー・カルバート/ゲッコー(ヴォート社の研究所で働いている能力者でアニー=スターライトの知り合い。体の一部を切断されても瞬時に再生する高い再生能力)
- ケンジ・ミヤシロ(キミコの弟でテロリスト「光解放軍」の一員。テレキネシス能力を持つ)
- シンディ(セージグローブ・センターに収容されている超能力者。強力なテレキネシス能力を持つ)
- ラブ・ソーセージ(セージグローブ・センターに収容されている超能力者で、伸縮自在の一物を持つ)
- スプリンター(ファイアクラッカーを支える能力者。分裂して自身の複製を作り出すことができる。本体が死ぬと複製も程なくして死亡する)
- シェイプシフター(触れた人間に変身することができる。記憶も読み取ることができる。但しどちらも制限時間があり、化ける際は自身の体の表面を剥ぐ必要がある)
- ケイト・ダンラップ(スピンオフドラマ「ジェン・ブイ」からのゲスト出演。直接手で触れた他人に命令することで操る能力と記憶を操る能力を持つ。奪った記憶は元に戻すことも可能。強力な分脳に負荷がかかる)
- サム・リオーダン(スピンオフドラマ「ジェン・ブイ」からのゲスト出演。不死身の肉体と怪力)
能力者管理局
- ビクトリア・ニューマン(ヴォート社とホームランダーを批判する下院議員で、能力者管理局の発足後はその局長となるが、実は睨んだ物を破裂させ、銃弾の頭部への直撃や酸にも耐性を持つ強靭な肉体の超能力者でスタンの養女)
その他
- ロビン・ワード(ヒューイの恋人。事故ではあるがAトレインにぶつかられ死亡)
- ヒュー・キャンベル(ヒューイの父。シーズン4では脳卒中で倒れる。)
- ダフネ・キャンベル(ヒューイの母。ヒューイが子供の頃、家族2人を置いて失踪)
- ベッカ・ブッチャー(ビリーの妻で、8年前にヴォート社で広報担当を務めていた時に失踪しており、ホームランダーに殺されたと思われていたが…?)
- ライアン・ブッチャー/ホームボーイ(ホームランダーがベッカに産ませた息子で、実父と同等の能力を持つ。コンパウンドVを用いない生まれながらの超能力者)
- サム・ブッチャー(ビリーの父。家族に暴力をふるっていた。現在では膀胱癌を患い余命僅か)
- レニー・ブッチャー(ブッチャーの弟。父の暴力に耐えかねたビリーが家を出た後に自殺)
- コニー・ブッチャー(ビリーの母。ビリーと父を引き合わせる)
用語
- ザ・ボーイズ
腐敗したスーパーヒーローへの報復を目的とした犯罪組織…というよりは"犯罪者の集団"。メンバーが全員、超能力を持たない普通の人間である(キミコを除く)。ヴォートの地位を脅かすためであれば違法行為も厭わない。
ブッチャーがかき集めた知り合いとなし崩し的に参加することになった面子で構成されており、表面的な利害の一致だけで成立している関係であるため諍いが絶えない。
ドラマ版のシーズン3では(原作版では発足当初から)政府の「能力者管理局」の設立と同時にCIAからも認められた公の組織となり、悪行を重ねるスーパーヒーローを取り締まる役割を負うようになる。だがシーズン4でヴォートに掌握された政府の戒厳令により反乱分子として一部メンバーが逮捕されてしまう。
なお、原作版では彼らもコンパウンドV(後述)の一種を服用して一時的ながら超能力が使えるという設定があり、ドラマ版のシーズン3でもその要素が取り入れられている。
後にヴォートを離反したアニーも参加している他、Aトレインも密かに協力している。
- ヴォート・インターナショナル社
200名超のスーパーヒーローを抱える大企業。
露骨な商業主義を掲げる腐敗した悪徳企業で治安維持ではなく利益のために超能力者たちをヒーローとして雇っており、彼らに危機を救うなどの様々な活躍をさせてはそれをメディアに露出させて、グッズを販売したり、称賛映画を作ったりして収益を上げている。
更に同社のヒーロー達はセブンのメンバーを始めとして私欲と名声欲にまみれて腐敗していると言うヒーローにあるまじき悪質な輩が多く、そんな腐敗した彼らのせいで民間人が大勢犠牲になっている。
しかも軍との契約を目論み、邪魔な政治家や要人を脅迫、もしくは暗殺を行ったりしているほか、自社所属の腐敗ヒーローたちの数々の不祥事・悪行(その中には、テロリストにコンパウンドVを流して超能力を持った敵を作り出すマッチポンプもあった)も金や権力で揉み消している。
実は今でこそヒーローを有する会社だが元々は第二次大戦中にナチス所属の科学者だったフレデリック・ヴォート博士が設立した研究機関が前身の製薬会社で、コンパウンドVを予防薬と偽ってばら撒いて超能力者の発生を仕組んでいた。
なおYoutubeで公式チャンネルを出している。
この他にも若い能力者を集めたスーパーヒーローの養成学校であるゴドルキン大学(スピンオフドラマ「ジェン・ブイ」の舞台である)を運営している。
シーズン3ではホームランダーとアシュリーに乗っ取られてしまい、世論がホームランダー派とスターライト派に分かれたシーズン4では大統領候補となっているニューマンと結託して反対派を収容所にぶち込もうと企むがホームランダーはニューマンを切り捨て、下院議長カルフーンと結託して大統領にし、超能力者の軍隊に戒厳令をしいた。
- セブン
ヴォート社のスーパーヒーローの中で最強の7名で構成されたチーム。
正義感のある良心的な人物もいるが、大半が普通の人間を見下していたり人種差別主義者だったりで、自分の能力を悪用した犯罪行為をするなど人間としての良識や倫理観が欠落した者もおり、仲間内での足の引っ張り合いやセクハラやパワハラも横行している。表向きは世間から支持されていて絶大な人気を持つ者もいるが、その裏では多くの民間人が犠牲となっており、死傷者が出てもヴォート社が権力や金の力で揉み消し、被害者や遺族に泣き寝入りを強いるなどの悪質な治外法権が認められている。
また民衆の多くは(ヴォート社の情報操作もあるが、一歩間違えれば自分が消されかねないため)ヒーローの横暴には無関心である模様。
だが次第に話が進むにつれて、良識ある者や改心した者がザ・ボーイズに協力するようになっていく。
なお原作版・ドラマ版とも幾度かメンバーチェンジがあったりするほか、若手のヒーローチームのティーンエイジ・キックスやセブンの前世代に当たるエリートのヒーローチームのペイバックも存在している。
メンバーの多くはDCコミックスのヒーローチーム「ジャスティスリーグ」が元ネタで、ホームランダーがスーパーマン、クイーン・メイヴがワンダーウーマン、ランプライターがグリーンランタン、ブラック・ノワールがバットマン、Aトレインがフラッシュ、ザ・ディープがアクアマンに当たる。またストームフロントは「アベンジャーズ」のマイティ・ソーが元ネタと思われる。
- コンパウンドV
ヴォート社の設立者ヴォート博士がかつて開発した強化薬。注射薬で、投与すれば超能力を得ることができる(子供のうちに投与するのが一番効果が高いらしい)。ただし過剰に服用すると肉体に様々な異常が出たり、最悪死に至ることもある。あくまで能力を付与する為の薬であるので、治療薬としての使用は事態を悪化させる危険性がある。
実はヴォート社所属のヒーローたちは、同社の差し金により胎児から幼児期の段階で病気への予防薬を偽ってこのコンパウンドVを投与されて生み出された「人工のヒーロー」であり、シーズン2でセブンに入ったストームフロント(ヴォート博士の内縁の妻であった)はその最初の被験者である。またこのヒーローたちの他にも超能力者がおり、彼らの中にはヴォートの精神科病棟セージグローブ・センターに入院している者もいる。なおこの病棟では、成人でもコンパウンドVの高い効果を得るための実験が密かに行われており、その被験者もかなりいるらしい。更にはホームランダーによってこれをテロリストに横流しして超能力を持つ敵を作り、ヴォート社のヒーローの必要性を高めようとしている始末である。
ストームフロントの狙いはこのコンパウンドVを安定した薬に改良し、全人類を超能力者にしようとしていた。
なお動物も服用する事で超能力を得られる事が判明しているが、比較的穏健な草食動物が凶暴な肉食性へ変貌する危険性を持つ。
またドラマ版のシーズン3では、24時間限定で超能力が使えるようになる高額の新薬・V24が開発されており、ヴォート社はこれを軍に売り込む新ビジネスを計画しておいり、後にザ・ボーイズの一部メンバーもヒーローへの対抗策としてメイヴから渡されたものを投与した。しかしこのV24にも、服用し続けるとコンパウンドVと同様に肉体に様々な異常が出たり、最悪死に至る危険な副作用がある。
- ペイバック
セブン以前に存在したヴォート社のエリートヒーローチームで、現在のヴォート社の社長エドガーが率いていたらしい。こちらもセブン同様にリーダーのソルジャー・ボーイの横暴が酷いと言う内情だった。過去にニカラグアの戦場に送り込まれた際に無軌道に暴れ回って甚大な被害を出したばかりか、エドガーの策略で邪魔になったソルジャーボーイを裏切って捨てると言う仲間割れまで起こった。現在セブンに所属するブラック・ノワールも、かつてはこのペイバックのメンバーだったことがシーズン3で明らかになった。
元ネタはMARVELの「アベンジャーズ」と思われ、ソルジャーボーイ=キャプテンアメリカ、テックナイト=アイアンマン、クリムゾンカウンテス=スカーレットウィッチ、マインドストーム=ヴィジョン、スワットー=アントマン、ガンパウダー(原作版のイーグルに相当)=ホークアイ、TNTツインズ=ノーススター&オーロラと思われる。
- ヒーローガズム
C級ヒーローたちによるあるパーティーのイベントで、年1回行われる。1952年に初開催され、現在で70周年を迎える。最初に主催したのはソルジャー・ボーイとリバティーである。
コミック版ではホームランダー級のヒーロー達も参加するイベントであり、現実のアメコミのクロスオーバーよろしく、表向きは「複数のヒーローやチームが一丸となって大きな事件に対処している」ことになっている時に実際にヒーロー達がやってるのは……あまりに悪趣味なお楽しみ、という色々と酷い状況となっている。
- ゴドルキンのウイルス
スピンオフ「ジェン・ブイ」で登場したウイルス。
ゴドルキン大学のインディラ・シェティ学部長がヴォート社の支援を受けてウイルスを研究しており、ヴォート社が能力者を管理するために開発していた。本来は強力な能力者たちを管理するため、能力者たちが定期的な予防接種やワクチン投与が無ければならない状態を作り出すのがゴドルキンのウイルスの開発目的だったが、インディラの家族が飛行機の事件でホームランダーに見殺しにされたことにより復讐の道具へと変わった。
その結果コンパウンドVを接種した能力者のみを殺す殺戮兵器となり、ニューマンが秘密裏に回収したのを知ったブッチャーが切り札として探すことになる。
感染経路は体液の接触により感染するが、ホームランダークラスの能力者には空気感染に加え能力者を無差別に殺すくらいの毒性が必要だが不安定になるとされている。
余談
- コミック版の作者のガース・エリニスは北アイルランドの首都ベルファストの出身だが、実は、このベルファストはアイルランド系でカトリック信者の住民とスコットランド系でプロテスタント信者の住民との対立が内戦状態にまで激化した事でも有名な町であり、その内戦が一番酷かった時期こそ、ガース・エリニスの少年時代である。
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ジャスティスリーグ:セブンの元ネタのヒーローチーム。
異世界転生者殺し-チートスレイヤー-:この作品を元ネタにしたといわれている日本の異世界漫画。
エイドリアン・ヴェイト:この人物の名字と語感が良く似た名前の組織が本作に登場している他のアメコミのキャラ。