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マジですげえ! 魔術じゃねえか


概要編集

ザ・ボーイズ』もう一人の主人公。 本名:ウィリアム・ブッチャー

演:カール・アーバン/日本語吹替:宮内敦士


元イギリス陸軍特殊空挺部隊(略称SAS)メンバーで元CIA捜査官のフリーランス。


ザ・ボーイズのリーダー。イギリス出身であり、激しいロンドン訛りで話す。スーパーヒーローを憎み容赦なく追い詰め、目的達成のためなら手段を厭わない。

本作の8年前にヴォート社広報担当だった妻のベッカがホームランダーにレイプされた後に殺されたと信じてスーパーヒーローを憎むようになり、ザ・ボーイズを結成する。


ろくでなしのアイリッシュ編集

第一話から主人公ヒューイの前に現れ、彼をスーパーヒーロー達との戦いに引きずり込んだ、云わば第二の主人公であるブッチャーだがその過激な言動や手段を選ばずヒーローたちを追い込む傍若無人ぶりにはヒューイや彼の仲間たちも時折ついていけないものがある。


殺人は日常茶飯事、強盗、脅迫、破壊活動などヒーローはもちろん、ヒーローの協力者や無関係な一般人にも犯罪行為を容赦なく行う。 本人曰く「赤の他人はあったことのない友人


そもそも妻ベッカの事件が起こる前から、非常に凶暴な性格であり、幼少期から敵と見なした相手に暴力をふるうことをまったく躊躇わない(しかしこれは父親の虐待同然の教育や繊細であった弟を守るための行動でもあった)。

当然周囲の印象は最悪であり、ボーイズの仲間たちからも「最低なクソ野郎」「洗っても取れない浴室のカビ」「ゴキブリ」「10回のうち9回は間違ったことをしている」と散々に悪態をつかれている。


作中一の善人といえるアニー・ジャニュアリー曰く「星条旗のマントを付けた男にそっくり



妻との再会、息子との出会い編集

シーズン1の最終回で殺されたと思われていたベッカは実は生きていて、夫や自分をレイプした男に内緒で姿を消していた。しかしこれもブッチャーを守るためにベッカがしなければならないことだった。ホームランダーに連れてこられた隠れ家でベッカと再会するが同時に彼女とホームランダーの子供であるライアンとも出会う。ベッカを連れ戻そうとするが彼女から拒絶されてしまう。だがライアンの件でベッカと共に連れ戻そうとするがストームフロントの襲撃を受けた際のライアンの攻撃の巻き添えでベッカが死亡してしまう羽目に。

そしてライアンはホームランダーを見限り、ブッチャーについていった。


能力の会得編集

シーズン3にて打倒ホームランダーの為にクイーンメイヴが託したV24により目から放つレーザーや弾丸を通さない肉体、容易に人間の首をへし折る程の怪力など怨敵ホームランダーの能力に酷似した力を手に入れ、かつてのヒーロー「ソルジャー・ボーイ」を殺した兵器を探し求めるが副作用により脳腫瘍に陥ってしまい、余命が1年となってしまう。

ソルジャー・ボーイと協力関係にあったがライアンを抹殺しようとする彼と対立し、封印する事には成功したがライアンに見限られてしまう。


シーズン4では脳腫瘍が悪化し、死んだ旧友が見えると言う幻覚まで見えてしまう。

ザ・ボーイズとは別行動をとってライアンを取り戻そうとする中、能力者抹殺用ウィルスの存在を知り、様々な手段で入手を目論む。

コンパウンドVによって回復すると、戒厳令で他の仲間達が逮捕されていく中、ウィルスを奪って一人どこかに姿を消してしまった。


名言?編集

スーパーヒーローを容赦なく追い詰め、目的達成のためには手段をいとわない、激しくて挑発的な性格を持つブッチャー。口の悪さも作中で抜きんでており、斜め上からの皮肉な嘲笑、放送禁止用語のFワード・Cワードを連発しまくる。


  • マジで胸クソ悪い

ブッチャーの代名詞とも言えるくらい作中でよく使われる。Fuckingを当たり前に言い放つブッチャーの存在が普通の「スーパーヒーロー・ムービー」ではないことを端的に表している。


  • マジですげえ! 魔術じゃねえか

上記にもあるセリフ。ビーム能力を持つ赤ん坊を武器に使ってしまうというブッ飛んだシーンで放った一言。相当なインパクトがあったためか、この赤ん坊レーザーベビーはボーイズのメインポスターにも登場している。


  • おれたちはスパイスガールズだ

決裂寸前のボーイズを仲裁する際のセリフ。ブラックユーモアたっぷりの本作で一際このスパイスガールズの比喩がよく用いられる。


  • ヒューイ、お前殺したろ。他のことと比べたら、朝飯前のことだぜ

ヒーローの集会で重要な情報を持つエゼキエルを尋問するよう要求されたヒューイ。自信がない彼を激励するために嫌な笑顔で言い放った皮肉なセリフ。ブッチャーなりの応援なのだろうが、ヒューイは半ば呆然としていた。



関連タグ編集

ザ・ボーイズ 海外ドラマ 復讐鬼


関連書籍編集

The Art and Making of The Boys

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