データ
身長:55m
体重:22000t
概要
ウルトラマンA 第9話「超獣10万匹!奇襲計画」に登場。
蘭の花と宇宙怪獣の合成超獣。(別の説ではカエルが合成されたとも。)
カメラの撮影と同時に写真のネガに潜り込み、焼き増しされた写真の枚数だけ自分を増やすことができるという無茶苦茶な能力を持つ。しかも、焼き増しをするごとに武器が増える。万が一こいつが今の超高度情報社会で出現したら、10万匹どころか何億匹にも増殖しかねない上に、根絶やしにするのも困難を極めるであろう。
武器としては、口からの2連装ロケット弾(劇中吹き矢と呼ばれていた)と、手裏剣、まきびし型爆弾、短槍など忍者に関わる武器を多数用いるため、忍者超獣という異名を持つ。手裏剣で戦闘機やTACのRXミサイルを撃墜するなど、ファイヤーモンスのように自前の能力より配備される武器での戦闘が得意な超獣である。この他にも滑空や瞬間移動能力などの能力を持つ。(出典:「ウルトラマンオフィシャルデータファイル」より)
前述の増殖能力を利用して、TACの作戦資料用の写真としてTAC基地に侵入して内部から破壊するという予定だったが、手違いから雑誌「月刊ボーイズ」の記者・鮫島純子(演:江夏夕子)のカメラに取り込まれ、これにより大量に発行された雑誌から実体化し、多数のガマスを登場させる『超獣10万匹計画』の実行が目的となった。
ある種の音波に反応すると活動して実体化することができ、劇中ではタクシーの無線や雑誌「月刊ボーイズ」の早瀬編集長(演:草野大悟)が使ったシェーバーの音で実体化した。
一度はTACのRXミサイルで倒されるも、その後TACの今野隊員が写真を分けてもらったときには、ヤプールの手によって槍を追加された。しかし北斗と竜隊長が最初に遭遇したときに槍を持ってなかったことを見抜かれ実験にかけられて実体化しかけたところで焼却して難を逃れた。
Aとの戦いでは上述の武器でAを追い詰めたが、最期は武器の槍を奪われ、瞬間移動でAを翻弄するもその位置を看破られ、槍を刺されて倒れたところにパンチレーザースペシャルを受けて爆死した。
残されたネガも山中隊員のTACガンで処刑、もとい焼却処分された。
派生作品
『ウルトラマンメビウス』完結後の設定である『ウルトラマンメビウス外伝超銀河大戦』ではアークボガール配下として登場。
GUYSがレストアしたタックファルコンとウルトラマンエースに敗れた(映像は原作の流用である)。
漫画『大怪獣バトルウルトラアドベンチャー』ではナックル星人と手を組んだヤプールが、敵対するペダン星人を全滅させるために送り込んだ超獣軍団の一体として登場。
エースキラーが主人公・御蔵イオの操るゴモラに破壊されたことを知ったヤプールは超獣たちをイオの元へと進撃させるが、突然現れたキール星人ヴィットリオの差し向けたEXゴモラの伸ばした尻尾でユニタング、ブラックサタンと共に三体纏めて串刺しにされ死亡。
漫画『ウルトラ兄弟VS暗黒大軍団』では巨大ヤプール配下の超獣軍団として登場するが、得意の忍術が活かせる環境ではなく、これといった能力を披露しないまま、ウルトラマンヒカリのナイトシュートを浴びて倒された。
漫画『酩酊!怪獣酒場』では第30話にて超獣軍団の一体として登場。
余談
登場する第9話は、脚本を市川森一、監督を山際永三、特技監督を田淵吉男が担当した。
劇中においてTACは、RXミサイルによって一度ガマスを倒しているが、これがTACが単独で超獣を倒した初戦績だったりする。またRXミサイルは再戦時は撃墜されたものの、直撃さえすれば超獣が倒せる実績を見せたが、以降の『A』劇中に登場しなかった。
関連イラスト
関連タグ
ユニタング:忍者系超獣仲間