「全宇宙の平和のため、邪悪なウルトラマンは全て封印する!」
演:小宮有紗
概要
謎の時空城からやって来た、ウルトラ戦士たちを『邪悪な者』『平和を乱す敵』と認識し、『魔鏡』と呼ばれる鏡を使って次々に封印して回っている謎の女戦士。
超時空魔神エタルガーはその従者と言われているが、今の所その詳細は不明である。
以下大きなネタバレ有りなので注意
正体
春野ムサシの話では、惑星ザントの平和な鏡の力を持つ種族の王族らしく、平和に暮らしていた。
しかしエタルガーによって、「ウルトラマンギンガが自分の故郷を滅ぼして、エタルガーに助けられた」という偽の記憶を植え付けられ、エタルガーの悪事に利用されていたのだった。
ビクトリアンが持つビクトリウム水晶の音色を聞くと一時的に洗脳が解ける事が判明し操られていた事が発覚。しかしエタルガーによる呪縛からは逃れられず再度洗脳されて戦いを続けたが、最終的にエクリプスモードとなったウルトラマンコスモスのコズミューム光線を浴びて呪縛から解放され、ヒカルの説得で自分を取り戻す。
エタルガーが倒された後は、コスモスに連れられて故郷へ帰って行った。
余談
役者ネタで見ると、エタルガーの声を担当した鈴木達央氏とは、3年前に地球で活躍した戦隊の一員で黄色いコンビを演じてたりする(公式ブログによると、エタルガーの声に鈴木達央氏を起用したのは演じる小宮氏の推薦もあったからとの事で、ある意味無関係ではない)。
故郷をウルトラマンに滅ぼされたと話した際、礼堂ヒカルが「ウルトラマンが平和な星を滅ぼす筈がない!!」と反論するシーンが劇中にある。エタルガーに洗脳されていたため実際は事実無根の発言であったのだが、平成ウルトラマンの面子(この映画に登場する者に限らない)を考えると・・・
- 力に飲まれてしまい破壊活動を始めてしまった古代の巨人
- 闇に屈してしまい、闇の勢力の尖兵に生まれ変わってしまった4人の古代の巨人
- 光の巨人の模造品として作ったが動かなくなってしまい、挙句敵に乗っ取られてしまった人造生命体
- 自分自身の正義はあるものの、結果的に敵に騙されていたため危うく人類を滅ぼそうとした青い海の巨人
- かつての過ちを繰り返さんとして、もう少しで人類を滅ぼそうとした赤い正義の巨人
- 防衛用として作られたが、模造品としての劣等感に駆られてしまい真逆のことをしてしまった暗黒破壊神
- 初陣で図らずも市街地を壊滅させてしまい、地球人の一人に𠮟責された新米ウルトラマン
- 復讐に囚われるあまり、一時期周囲の被害も省みず主人公とも反発した青いウルトラ戦士
- かつて光の国を混乱に陥れた、ゼロのエタルダミーとして出てきた悪のウルトラマン
・・・と、平成だけでもこれくらいある(ぶっちゃけマックス以外ほぼ全員当てはまっている)のであながち間違いでもないのが恐ろしい。
後に登場した後輩も似たようなことになりかけた上、平成の終わり頃にも新たな災厄をもたらすウルトラマンが登場してしまった。
ラブライブ!シリーズの声優でウルトラシリーズに「役者として」出演したことがあるのは、小宮氏の他に三森すずこ氏(『ウルトラマンジード』のレム役)がいる。