データ
別名 | 進化怪獣 |
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身長 | 54m |
体重 | 6万t |
出身地 | 龍巌岳 |
概要
第30話「勇気を胸に」に登場。
第1話に登場したラゴラスの別個体が同じくグランゴンの別個体の背中にある「マグマコア」を捕食した事により、炎の特性を手に入れた形態。
以前のラゴラスと比べると全身が赤熱化し、口にはグランゴンの様な反り上がった牙が生えており、胸部にはマグマコアが露出している。また、『ザ☆ウルトラマン』のアボラスの様に肩から角が生えた。
口からはラゴラス本来の冷凍光線はもちろんの事、マグマコアからの火炎弾を冷凍光線と同時に発射することで相手に急激な温度差を発生させる技「超温差光線」を吐く(見た目は光線というよりは光弾に近い)。この光線はエネルギーをさらに追加して照射すればギャラクシーカノンをも押し返す威力を持ち、単発でも相手を瞬時に蒸発させる(「10m近づいただけで(戦闘機が)蒸発しちまう!」という台詞まであった)こともできる。
さらに進化により知能も発達しており、人間を憎み嘲笑っている。マックスの地球怪獣は「増えすぎた人類という種に対し生態系が生み出した天敵」という背景がある為知能が向上したことにより人間に対する敵意が表面化したのだろうか。
マックスのキックを回避しカウンターを決めるなど見た目に比べて身のこなしも軽快。
グランゴンの死体の調査をしていたDASHの前に地底から出現するや、カイトがマックスに変身することの意義に思い悩んでいたため変身できなかったことをいいことにダッシュバード1号を撃墜した。
このときはそのまま地底に逃走した事もあって戦闘にはならなかったが、二度目の出現では迷いを振り切ったカイトが変身したウルトラマンマックスと戦闘。
ギャラクシーカノンを超温差光線で打ち破るが、マクシウムソードで角を切られ受け怯んだところに、ショーン隊員が発明した対マグマコア用超兵器「A.G.メイザー」を搭載したダッシュバード1号とダッシュバード2号の炎と氷の同時攻撃でマグマコアを破壊され倒された。
元ネタであるアボラスの強みは驚異的な耐久力であったが、こちらの強みは前述したとおりギャラクシーカノン以上の攻撃力である。
また、異常に高い知能はこの回の元ネタである小さな英雄のジェロニモンが元ネタと思われる。
余談
- 1話目に登場した怪獣系統の別個体再登場では初めて「名前に2世やⅡがなく独自の名前が加わる」「強さのみでなく姿が大きく変わり能力が追加」など大幅な変化を果たしており、次作「メビウス」やニュージェネシリーズでもこの特徴は引き継がれている。
- 当初は劇場版『ウルトラマンギンガS決戦!ウルトラ10勇士!!』にてエタルダミーとしてゼットンと共にマックスの対戦相手の候補に挙がっていたが、残念ながら着ぐるみが撮影に使える状態ではないことから没に。代打として、着ぐるみが良好な状態で残っていたスラン星人が登場することになった。なおゼットンは昭和怪獣である。
- モチーフとなったのはウルトラマンティガ第18話に登場したゴルザ(強化)ではないかと思われる。ただ、今回のラゴラスエヴォの声はゴルザではなく、相方のメルバであり、そのことからラゴラスエヴォは「ゴルザと同様に強化したメルバ」とも言えるのかもしれない。
関連タグ
ゴルザ(強化):第1話に登場した同族がパワーアップして再登場した怪獣繋がり。因みにこちらの鳴き声は犠牲になったグランゴンの声である。
轟焦凍:炎と氷繋がり。
フレイザード:こちらも炎と氷繋がり。