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概要

別名:超古代怪獣
身長:62m
体重:7万t
出身地:霧門岳の地底
初登場作品:ウルトラマンティガ』第18話『ゴルザの逆襲
スーツアクター:三宅敏夫(ティガ・ダイナ)、森英二(FINAL ODYSSEY)

第18話に登場。

第1話で敗走したゴルザが、霧門岳のマグマを吸収し、肉体とパワーを強化したゴルザ。以前との違いは胸部と背中と両足に赤色の筋が浮き出ている点(おそらく、吸収したマグマが流れている箇所だと思われる)。全身の青みがかった体色はかなり黒に近い濃い色へと変化している。

武器はパワーアップした怪力と防御力、超音波光線が強化されたオレンジ色の光線である超高熱熱線

更に相手の放ったを光線を胸で受け止め、吸収してエネルギーにするという新たな能力も獲得している。

第18話開始前から霧門岳の地下で眠りについていたのだが、それにより休火山であったはずの霧門岳が突如大噴火を起こしてしまうという異常現象が起こっていた。

調査を開始したGUTS(TPC)は原因は霧門岳の地下にマグマを吸収している何かだと突き止め、その正体を調べるために向かったマドカ・ダイゴとシンジョウ・テツオが乗る地底探査ドリルタンクピーパーの前に姿を現す。

突然ゴルザが目の前に現れた事に慌てたシンジョウが発射したGUTSの新兵器「モンスターキャッチャー」を受けた事で目覚めてしまい、続けて追従式ドリルビームを食らった事で地上へと出現。

GUTSが応戦するも強化された体にはまるで歯が立たず、ガッツウイング2号のデキサスビームも効かない。ティガも強化された肉体と怪力で圧倒。パワータイプにチェンジして劣勢になっても全くたじろぐ様子を見せずに立ち向かい続け、デラシウム光流でさえも吸収するかなりのタフさを見せつけたが、ティガ電撃パンチによる連続攻撃には敵わず胸に致命傷を負い、最後はゼペリオン光線を傷口に受けて死亡。亡骸は火口に投げ込まれて処分され、霧門岳の噴火は止められたのだった。

ウルトラマンダイナ』第43話では、ヒビキ・ゴウスケの回想シーンに登場。

霧門岳の現場に当時、TPC一般兵時代のヒビキもおり、GUTSの攻撃が全くゴルザ(強化)に効いていない事に苛立ったヒビキは「GUTSや前線のやつらは木偶の坊だ、ゴルザなんか俺一人で倒してやる」と怒りに任せて車でゴルザ(強化)を誘導すると言う単独行動をしてしまう。

ヒビキの同僚であったワシズは彼を止めるべく追って車を走らせていたが、そこにゴルザ(強化)が放った超高熱熱線が直撃し爆発。

ワシズはそのまま亡くなってしまい、ヒビキは心に消えない傷を刻むことになった。

この経験から、ヒビキはアスカ・シンに「怒りの気持ちをコントロールする事」の大切さを教え、それが霧門岳から復活を遂げたゴルザの打倒に繋がった。

THE_FINAL_ODYSSEY』では、超古代文明に何体ものゴルザ(強化)が出現し、光の巨人達と戦いを繰り広げている様子が描かれている。

余談

当初の脚本「深い記憶からの目覚め」では、古代怪獣は人類によって造られた存在であることが明かされるという展開だったが、設定上分かりづらい部分があったため、見送られた。その前身となった脚本「深い記憶」に登場する超古代の科学者は、第45話に登場する超古代人ヌーク親子の原型となった。

脚本では「モンスターキャッチャーを撃ち込まれたゴルザの尾がちぎれてGUTSがそちらを追跡している間に、ゴルザ本体がダイブハンガーを襲う」という展開も存在した。

のちの作品には、ゴルザ(強化)と細かい設定以外全くといっていいほど同じ怪獣が登場する。念のため言っておくが、そちらとは別人である。

ゲーム『ウルトラマンファイティングエボリューション3』によると、霧門岳は大分県辺りにある模様。

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