DATA
概要
『ウルトラマンX 超全集』の「Xio隊員詳細設定」によると、
年齢・役職は、「地球人の年齢でいうと50代後半。Xioラボ ラボチーム特別顧問」だそうである。
初代と違って地球の言葉を流暢に喋ることができ、普通に地球人とも会話ができるが、相変わらず食いしん坊で悪食な所があり、研究員の開発したものを勝手に飲んだりしてトラブルを引き起こしてしまう事もある。また、自室が和室(昭和臭漂うちゃぶ台と食器棚つき)だったり、食事後の昼寝に入るとテコでも起きなかったりとお茶目な面も。
また、ファントン星では結構イケメンに入るらしい。
防衛組織Xioの設立に大きく関わった人物で、地球人に自身の持つオーバーテクノロジーを提供して武装やメカニックなどの開発に携わった(武器や装備にファントンの名がついているのもそのため)。また、エックスがデータの集合体だという特性を利用して、サイバー怪獣の鎧「モンスアーマー」を提案、実現したのも彼である。
ナックル星人バンデロが襲撃してきた際大地のいた場所からエックスが登場したことを目撃したことから大地とエックスの関係に気付いていたらしく、ウルティメイトゼロを基にしたウルトラマンゼロアーマーを完成させた際に、彼一人に後片付けを命じて他のメンバーを飯に誘うなど、あたかも「変身しやすい状況」を作っていた。ただし、一方で大地をエックス救出の為に電脳空間へと転送した際、彼がいつの間にか姿を消した時には責任問題になるとして大慌てしていたことから、彼とエックスの関係をどこまで把握していたかは結局のところ不明。
また、母星由来でウルトラマンゼロやウルトラマンマックスのことも知っていたが、ウルトラマンギンガとウルトラマンビクトリー、ウルトラマンネクサスの事は知らなかった一方で、M78ワールドの戦士と共闘した事のあるウルトラマンティガ、ウルトラマンダイナ、ウルトラマンガイアの事は知っていた。
最終話でXio日本支部基地がグリーザの襲撃を受けた際、グリーザの攻撃の余波を受けて死亡した…と思われたが、実際には瓦礫の下敷きになっていただけであり、グリーザが撃破された後、隊員たちの前に無事な姿を見せた。
劇場版『きたぞ!われらのウルトラマン』でも引き続きチームのブレーンとして活躍。
幼いころに初代ウルトラマンとバルタン星人の戦いを目撃していたらしく、初代マンを召喚できるというベーターカプセルを開発したが、召喚に失敗し大爆発が起こったのみだった(やはりウルトライザーは初代ウルトラマンが本当のモチーフなのだろうか?)。
玉城ユウトが持っていたスパークレンスの化石を基に事前に制作していた初代マンのサイバーカードと同時にティガのサイバーカードを制作した。
余談
スーツは『ウルトラマンメビウス』のものを改造だが、体色は『メビウス』に登場した個体と比べて、世界観のリアリティを重視するメイン監督の田口清隆の意向により、塗装は地味なものとなっている。口元のリアリティも追求されており、ウレタンの一体成形であった歯は1本ずつ切り離され、舌も動くように改造され、歯茎や舌は濡れて見えるようテカリが入れられている。
声を演じた松本保典は『X』放送中に裏番組のニュースのコーナーのナレーションと重なる事があった。
田口は宇宙人が日本語をしゃべるというシチュエーションを嫌っていたが、グルマンに関しては世界観やキャラクター性をうまく着地させることができたと述べている。
脚本チームによる背景設定によれば、ファントン星が食糧危機に陥った際に宇宙へ移民し放浪していたが、ウルトラフレアの影響で宇宙船が故障して地球のメキシコに不時着し、パニックに陥った住民に迫害されていたが、UNVERの前身組織に救われ、地球人に協力するようになったとされる