データ
- 身長:1.7〜46m
- 体重:100kg〜1万2千t
- 別名:宇宙スパイ 宇宙忍者
- 出身地:シリウス星系第7惑星プロテ星
- 演:成瀬昌彦
概要
第29話「ひとりぼっちの地球人」に登場。
丹波という大学教授に変身して観測衛星に見せかけたスパイ衛星を打ち上げ、地球防衛軍の機密情報を手に入れようと企んだ宇宙人。
頭脳明晰だが地球嫌いの学生、一の宮(演:剣持伴紀)に正体を明かし、学術目的だと偽った上でプロテ星に連れていくということを条件に、スパイ衛星と電送装置を作らせた。
最大の能力は本体と抜け殻に分身することで、抜け殻のほうは首をはねられようがエメリウム光線を直撃しようが全く効かず、光線も発射できる。
目から発射する金縛り光線「イエローチェーン光線」(人間体時では指から発射する)や変身能力、Vサインをして発射するショック光線や幻覚能力を持っており相手を翻弄する戦い方が得意。
自分の本当の目的が侵略だと知って失望した一の宮を見て本性を現すも、ウルトラセブンに発見されたため大学の庭で巨大化し、戦闘に突入。
しかしそれは抜け殻の方で、セブンと抜け殻が戦闘している間にプロテ星に帰ろうとするも、裏切った一の宮によって一人用の電送装置に放り込まれ、電送装置のオーバーヒートに巻き込まれ一の宮と共に消滅した。
派生作品では
ウルトラマンタロウ
3万年前のウルトラ大戦争にもエンペラ星人率いる怪獣軍団の一体として参加したという。
ウルトラ銀河伝説
ベリュドラの右腕を構成する怪獣の一体として登場した。
『ウルトラ戦士列伝』
テレビマガジン掲載の写真記事。
ウルトラマンダイナと対決し、フラッシュキックで大ダメージを負った。
酩酊!怪獣酒場
第32話でモブ客として登場。サウンドギラーの金縛り光線で痺れてしまう。
相手を金縛りにする能力を持った宇宙人が痺れさせられるとはなんたる皮肉であろうか。
余談
名前の由来は、ギリシア神話の「プロメテウス」から。
着ぐるみのヒダ部分は現場スタッフが付け加えたもので、ダイヤブロックというブロック玩具が使われている。
この回に登場する京南大学の撮影は学習院大学の敷地内に当時存在していたピラミッド校舎で行われた。初期シナリオでは城北大学、丹波教授はプロイセンという外人になる予定だった。セブンとの戦闘が行われたピラミッド校舎が2008年に解体された時に、本エピソードの上映会やスタッフのトークショーが開かれた。
この学習院大学はウルトラセブンの大ファンでもある徳仁親王(今上天皇)の出身校であり、天皇即位に伴う即位礼正殿の儀が行われた2019年10月22日には、ウルトラマンyoutube公式チャンネルで『ウルトラ怪獣大百科』のプロテ星人登場回が配信された。
丹波教授を演じた成瀬氏は、第43話に登場したロボット長官も演じており、『帰ってきたウルトラマン』ではナックル星人の人間態も演じている。