データ
種別 | 電波怪獣 |
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身長 | 37m |
体重 | 1万7千t |
出身地 | 電離層 |
武器 | 眼から放つ怪光線 |
概要
『帰ってきたウルトラマン』第21話「怪獣チャンネル」に登場した怪獣。
電離層に生息する怪獣。翼は無いが、反重力を発している足のおかげで常にフワフワ浮いている。
電波を主食としており、背中の棘をアンテナとして様々な電波を吸収し、自分の見ている映像を電波として発信する。これにより、ビーコンが付近にいる住宅ではビーコンが見た映像しかテレビに映らない。
怪光線「レッドアイビーム」を目から放ち、腹部からはウルトラマンを気絶させるほどの強力な閃光を放つ。この閃光の正体は腹から放つ50万Vの電流である。体も非常に頑強で、ウルトラマンのキックやMATの攻撃が全く効かない。
東シナ海上空6000mに出現し、近くを飛んでいた旅客機を撃墜し、その模様を世界中に送信した。駆けつけたMATアロー1号に破壊光線を浴びせて逃げ出すと、今度は東京上空に現れて、電波吸収で航行不能になった旅客機同士を衝突させて、東京に上陸し、上述の能力で人間達を困らせる。出動したMATは東京中の電波を封鎖して、太平洋におびき出す作戦を決行したものの、江戸川区に住む少年・中村努が使っていたアマチュア無線で東京に逆戻りしてしまうという事態になってしまう。
挑んできたウルトラマンを閃光で気絶させるが、意識を取り戻したウルトラマンのウルトラブレスレットの攻撃を受け、墜落した。
その後の作品での登場
レッドマン
Battle-36、38~41に登場。
いずれも単独では登場せず、他の怪獣とコンビを組んで戦った。
攻撃を受けて体力を消耗するともう一体の怪獣と入れ替わってレッドマンを錯乱させる(と同時に体力の回復を図ろうとする)などのトリッキーな戦法を見せたことも。
第41話では、最後はレッドマンの攻撃を受けて転倒したところへレッドナイフをメッタ刺しにされて絶命するという凄惨な末路を遂げることとなった。
ウルトラマン列伝
第100話「べリアル陛下降臨!!百体怪獣総進撃!?」ではベリアルの手下として登場。上述の能力で番組を電波ジャックした。
続く第103話でも番組をジャックするも、スライがベリアルに放った光弾をベリアルがはね返したところにいたために直撃して爆死した。
なお、番組ジャックしていたビーコンが死亡したはずなのに視聴者にはその後の様子も見えていた。もしかしたらもう一匹いたのかも?
なお、これらの回のビーコンは着ぐるみではなくソフビを画像処理したものらしい。
ウルトラマン超闘士激伝
レポーターとして登場。
ウルトラマンSTORY0
星間連合幹部メトロン傘下として、サイボーグ化された個体が登場。
サータンと共に毒霧で弱体化したウルトラ戦士を襲うが、毒の周りの遅かった巨体のゴライアンと、幻覚を見ている演技をしていたウルトラマンにより粉砕される。
こいつの体内にはスカウターが内蔵されており、死してなおウルトラマンたちのデータを星間連合本部に送る役目を果たす結果となった。
酩酊!怪獣酒場
第49話にてニュースキャスターとして登場。凶暴化した人間達に近づかないよう注意喚起を促した。
ULTRAMAN(漫画)
アメリカによく似た外見の異星人が登場し、ジャックのソードで串刺しにされて絶命した。
なお、背中には原典のような棘がない。
余談
- 鳴き声はテレスドンのアレンジ。
- アニメ『ケロロ軍曹』第264話において、「宇宙デジタル電波怪獣 ビーゴラス」という見た目、能力がビーコンによく似た怪獣が登場した。
- 怪獣チャンネルに映った戦闘機と旅客機の衝突の映像は、『ウルトラセブン』第24話からの流用。 また、本話が放送された約1か月前である1971年7月30日には本当に戦闘機と旅客機が激突する事故が発生している(全日空機雫石衝突事故)。ちなみにこの事故の影響で18話「ウルトラセブン参上!」の放送が8月6日に延期となっている。
- 原典では灰緑色だが、RPG『ウルトラマン倶楽部3』では紫色に変更されている。