データ
身長 | 45m |
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体重 | 3万2千t |
鼻の長さ | 20m |
別名 | 忍者怪獣、透明怪獣 |
出身地 | 宇宙 |
概要
『帰ってきたウルトラマン』第19話「宇宙から来た透明大怪獣」に登場。
宇宙から飛来した隕石が巨大化し、その中から現れた干からびた象のような外見の怪獣。
体は中性子で構成されており、それを利用した透明化、壁抜け、瞬間移動を得意としている。
なお、中性子で物質を構成するのは本来不可能なので、異次元の存在ではないかともいわれている。
特に武器は持っていないが、目から放つ閃光と瞬間移動と透明化を駆使して相手の背後に回り込み、長い鼻を相手の首に絡みつかせ締め上げるトリッキーな攻撃を得意としている。また、やすりのような強度を誇る体毛「アイアンヘアー」で飛行物体を絡めとることもできる(後述するように、体毛自体にも対象を透明化させる能力が備わっている模様)。また、長い鼻は大好物であるウランを見つけ出すレーダーの役割も持っている。
MATの原子核攪乱作戦で実体を表しウルトラマンジャックと戦闘を開始。
自慢の透明化能力と長い鼻による締め付けで苦しめるが次郎の為に奮起したジャックの透視光線で透明化を無効化されると空中戦に突入。
スパーク攻撃で叩き落とされ、更に空中回し蹴りを受けてフラフラになった所をウルトラ念力で動きを止められた後に空中に浮かばされ、ウルトラブレスレットから発射されたウルトラスーパー光線を受けて爆死した。
また、3万年前にはエンペラ星人配下の怪獣軍団の一体としてウルトラ大戦争に参加していたという。
その後の作品での登場
レッドマン
第35、36、37、40、41、42、53、56話に登場。着ぐるみは『帰マン』で使用されたものの流用。
他の怪獣達と徒党を組んで登場することが多かったが、42、53話では単独でレッドマンと戦った。
意外にもレッドマンに登場した怪獣の中ではかなりの強豪であり、レッドマンを苦戦に追い込むシーンも度々あった。
53話では、幾多の怪獣を葬り去ってきたレッドナイフ投擲2発を鼻で容易くはじき返した挙句、接近戦を挑んできたレッドマンと激しい投げの応酬を繰り広げ、鼻を伸ばして首を締め上げるなどして苦戦させたが、最後はレッドアローで串刺しにされ、倒れた所にさらにもう一度レッドアローを突き立てられて止めを刺された挙句、崖まで引きずられてそこからレッドフォールで投げ落とされるという凄まじいまでのオーバーキルを受けて倒された(この回は、レッドマンの伝説のエピソードとして今でもファンの間で語り草になっている)。
ウルトラマンSTORY0
星間連合の怪獣として登場し、光の国を襲撃した。再生能力を有しており、鼻を切り刻まれてもすぐに再生した。
実は幹部メトロンの手下であり、ブラックホールを突破して暗黒宇宙に到達したウルトラ戦士を強襲する。
サイボーグビーコンと共に、メトロンの毒霧で弱体化したウルトラ戦士たちに襲い掛かり、瞬間移動能力で苦しめた。しかし、冷気のバリアを張っていたザージには通用せず、バラバラに切り刻まれてしまう。だが、死ぬ間際に神経毒を放ち、ザージの動きを止めるのには成功した。
ウルトラ銀河伝説
ベリュドラの左腕を構成する怪獣として登場したほか、ベリアル軍団の中に姿は見えないが鳴き声は聞こえている(本来はジラースの鳴き声の流用だが)。
ウルトラマンZ
直接の登場はないが、第10話「宇宙海賊登場!」にてストレイジ基地に侵入したバロッサ星人がウルトラマンゼットから逃走するときにサータンの毛で作った布で透明化した。
余談
- デザインをしたのは、初代ゴジラの着ぐるみの雛型作成や『行け!ゴッドマン』の怪獣デザインで有名な利光卓三。
- 1972年に発売された『怪獣図解入門』では、「科学的には中性子だけで怪獣を構成するのは不可能なので、恐らくこの怪獣は、お腹に原子炉を持っていて中性子をまき散らす四次元の怪獣なのだろう」と解釈されていた。
- 次回予告でのみ「サターン」という名前で呼ばれていた。
- デザイン画では親子怪獣として描かれていた。
関連動画
関連タグ
ネロンガ:透明化する怪獣の先輩。