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DATA

身長50m
体重2万t
出身地日本海溝5,000mの深海
スーツアクター泉梅之助

概要

第4話「大爆発五秒前」に登場。

太平洋に落下した木星開発用ロケットに積まれていた原子爆弾の一つが爆発し、その影響で巨大化した、海底原人ラゴンの一個体。どっかで聞いたような設定だがそれはともかく、放射能の影響で精神に異常を来しており、大人しかったはずの性格も凶暴になってしまい、口から放射能を含んだ熱線を吐くこともできるようになった。

肩にもう一つの爆弾をつけたまま暴れ回り、海上保安庁巡視船を沈め、三浦半島葉山マリーナに上陸。

放射能の影響で得た、口から発射する白色放射能光線でジェットビートルを撃墜。

科学特捜隊海上自衛隊護衛艦から音楽を流して沈静化させようと試みるが、好きだった音楽も大嫌いになってしまっており通用せず、大人しくなるどころか逆に暴れだした。

最期はウルトラマンのスペシウム光線を受けて転落していき(生死は不明)、爆弾もウルトラマンが宇宙に運び出して爆破処理した。

この個体はで、頭部は『ウルトラQ』の物の流用。胴体は新たに制作され、その後ザラブ星人に改造された。

第20話「らごんさま」に登場。

今作のラゴンはワダツミシティにて伝わる深きもの要素を持つ土地神のような存在であり、「海女の岩戸」の長い封印の中で人間が海との絆を忘れてしまったことに怒りを駆られ、荒神と化したことで巨大化

身体は粘液の為かGUTSファルコンの機関砲を弾いてしまう。口から高水圧の液体である白色光線の発射を繰り出し、当たった対象とその周囲の大地を海のように変えて沈める特殊な攻撃手段を持つ。

70年前に渦間山にある海女の岩戸に封じられていたが、M7の直下型地震によって海女の岩戸が崩れたことで完全に封印が解け巨大化して復活、口から発射した白色光線で街を水没させて暴れ回り、デッカーも粘液のせいでパンチなどの攻撃の力を削がれ、それによりセルジェンド光線の直撃を食らっても尚平然と受け流し、白色光線で街と共に大地に沈めてしまう。

デッカー撃退後は再び渦間山に戻り、そこでこの地を見守っていたかつて桜貝をプレゼントした友達であったウラサワ・ナギという老女と再会。ナギとともに共に羅権衆に伝わる踊りを舞ったことで気持ちが鎮まり、それによって海女の岩戸の中に開かれた海のような"常世の国"へと旅立とうとするも、彼女はイチカに引き留められ、ミラクルタイプへとチェンジしたデッカーに救出され脱出。最後はナギに手を振って、更なる地震による海女の岩戸の崩落と共に消えていった。

スーツが『ウルトラマンオーブ』まで使われていた雌のラゴンの為、今回の巨大ラゴンは雌の個体であると思われる。また、常に身体が濡れている状態であり、初代の巨大ラゴンも終始濡れていた為オマージュであると思われる。

高田裕三の漫画『ウルトラマン THE FIRST』では、爆弾が惑星改造用の高エネルギー爆弾に変更された。

伊豆沖から上陸してネロンガと激しい戦闘を繰り広げ、起爆を恐れて戦いを止めるために現れたウルトラマンを痛めつけるも、爆弾を回収された後にネロンガの雷撃を受けて感電死する。

PlayStation2専用ソフト「ウルトラマン」ではストーリーモード2周目に出現するようになり、倒せば使用可能キャラとなる。

ストーリーではラゴンとウルトラマンの原爆の奪い合いはカットされており、ステージもベムラー戦の竜ヶ森湖の使い回し。倒すと原作通り身体を左右に振る。

参戦怪獣の中では最もスピードがあり、ヒップアタックを多用する難敵。必殺技も原作同様放射熱線。「怒りモード」になると所構わず放射熱線を打ちまくるようになり近づけなくなるため、油断は出来ない。

なお恐らくだが、ラゴンを操作できるゲームは未だに本作のみである。

ウルトラ戦士列伝

テレビマガジンで掲載されていたグラビア記事シリーズ『ウルトラ戦士列伝』では海上でアイゼンボーと交戦し、アイゼンボウで体を切断されるという最期を遂げた。

怪獣墓場にてメフィラス星人が甦らせたラゴンの魂をDr.ドゥームが悪用し、わざと地球の彼の故郷に戻してその魂に仲間のラゴン達が駆け寄ってきたところを、彼の力で巨大化&凶暴化させられる。

ドゥームの影響で同族ですら容赦なく虐殺するほど全てのものを敵と見なして怒りや恐怖を抱くほど我を忘れており、その暴れぶりは巨大な竜巻やうずしおが発生するほど

野生のラゴンが棲む海域である駿河湾南方沖にて巨大うずしおと竜巻を発生させ(その実態は暴走した巨大ラゴンが仲間のラゴンを虐殺して暴れまわったことで生じたものであり、発生源の海域は一週間経ってもなお血の海と化していた)、そこから300ノット以上の速さで船を両断する勢いで泳ぎながら本島へ接近。

駿河湾まで15kmまで近づいたところでハヤタ隊員の操縦するジェットビートルから放たれた電気機雷を受けて一時的に動けなくなったところを、ビートルにこっそり乗っていたスパイダーマンによって後ろ手に親指と足首をきつく縛り上げられて完全に拘束される。

その後、新たな拘束具を付けられた状態で海底で監視されながら眠っていたが、一週間後に突如として目覚めて拘束具を破壊し、破壊光線を吐いて伊豆高原を攻撃したのち力を使い果たして再び休眠した。

更に十数日が経過し、度重なる被害や巨大ラゴンの拘束具と一帯の封鎖に多くの金が使われるなど世間からラゴン抹殺の声が強まり、科特隊上層部からの猶予もあと3日にまで迫ったなか、ラゴンの生き残り達が巨大ラゴンを見捨てずに駆け寄って「ラゴンの歌」を合唱するが、痺れを切らせたメフィラス星人と甘美な悲鳴を求めたDr.ドゥームに再び力を与えられたことで凶暴化。

周囲のラゴン達を腕を振り回して竜巻を発生させながら引き裂き惨殺、そのまま海洋研究所を頭突きで破壊したのちデモ隊のいる沿岸へ進行。スパイダーマンは船をぶつけて進行を止めようとするもその巨体には通用せず、遂に上陸。逃げ遅れた少女・チコを踏み潰さんとしたところでハヤタが変身したウルトラマンによって阻止されて海に投げ飛ばされ、最期は破壊光線を発射しようとしたところでウルトラマンの放ったスペシウム光線を受け爆散した。

余談

デビュー作のウルトラQはヒーローが登場しない作品のため、ウルトラマンと戦った初のQ怪獣である。というかTVシリーズでは2013年ウルトラマンギンガケムール人が戦うまで(劇場版ならウルトラ銀河伝説その他大勢のモブ扱いとは言えウルトラマンが古代怪獣ゴメスとの対決で既に実現に至り、本編以外なら1994年ウルトラスーパーファイトでケムール人がウルトラマンウルトラセブンと対決している。そもそもウルトラマンではないが赤いアイツガラモンカネゴンペギラを倒している)ほぼ唯一の「ウルトラマンと戦ったQ怪獣」だった。平成に入ってからは大怪獣バトルでウルトラQ怪獣の着ぐるみが製作された事でウルトラ戦士との対決が実現したとも言える。

ウルトラマンギンガ』で久々に登場した際にも、当初は等身大で行動するも、最終的には巨大化して暴れまわった。なお、この時出現したのは雌の個体(ダークライブしていたのも女性である)であった。

AC『ウルトラ闘魂伝説』でもザコキャラとして登場。しかし、光線は吐かず、なぜかを投げてくる

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