「我々は、海との絆を忘れてしまった。らごんさまは長い封印で怒りに駆られ、荒神となっておられる。もう、誰の力でも止められない!」
演:竜のり子、野田あかり(幼少期)
概要
ワダツミシティの海豊村郷土資料館の管理人をしている老婆。この地に伝わる「らごんさま」の伝承を現代に伝える羅権衆の生き残り。ちょっとがめつい性格。
70年前に幼少期に幼体ラゴンと遭遇して桜貝を貰うなど友達になったが、開発の進む現代ではラゴンと人間の共存には限界があると判断した大人たちによって引き離された過去を持つ。
ラゴンとの関りが深いゆえか、当人曰く「若くて美しくて心のきれいな女性」は彼女の周辺においては時間が止まり、ラゴンの記憶を垣間見る現象に見舞われることがある。
やがて彼女も羅権衆に入るも長い年月の中で今では彼女一人になってしまう。そんな中地盤が緩みラゴンが去っていった海女の岩戸が崩れかけ、撤去工事が進められていることを知り、工事をやめさせるべくラゴンに扮して建設会社の関係者や市役所職員らを脅かしていた。
親しい者に先立たれた生活で現代に残る希望を見いだせていなかったようであり、怒りを鎮めたラゴンと共にラゴンの世界である海女の岩戸の向こうの世界(常世の国)に向かおうとしたが、キリノ・イチカとウルトラマンデッカーによって引き戻された。
余談
彼女をラゴンから引き離した村の人の一人は、本エピソードの脚本担当である中野貴雄氏である。