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MAC(ウルトラマンレオ)

まっく

『ウルトラマンレオ』に登場した防衛チーム
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概要

ウルトラマンレオ』に登場した防衛チームで正式名称は「Monster Attacking Crew」。
母体である地球防衛軍の下、最高司令部であるアジア本部のMACステーション、各エリアを司る4つの宇宙ステーション(アジア支部、アフリカ支部、ヨーロッパ支部、アメリカ支部)そして各支部の下に東京支部等の地方支部や関連施設がある。
その戦闘部門が本編で活躍する宇宙パトロール隊や地上パトロール隊である。

メンバー

おおとりゲンとモロボシ・ダンの二人のウルトラマンが物語の主軸であるため、MACの立ち位置は従来の防衛隊と比べて、脇役寄り。
その為、MACの活躍自体が少なく、ゲンとダン以外のメンバーにスポットライトが当たる機会も稀である。
MACにはレギュラーメンバー(宇宙パトロール隊)の他にも大勢の一般隊員が所属しており、同じMACの制服を身に纏って宇宙パトロール隊と共に活動している。
MACが巨大な組織であることが伺えるのだが、そもそも劇中での宇宙パトロール隊と一般隊員の区別が極めて曖昧であり、前述の宇宙パトロール隊の不安定さも相まって「こんな人いたっけ」感に拍車をかけているのも否めない。資料についても顔写真の入れ替わりや抜け落ちがあったりする。
レギュラー隊員の入れ替わりがあっても交代劇は描かれず、気が付いたら、あの隊員がいなくなっていて、知らないうちに新顔が加わっているという状態。結果、ダンとゲン以外のMAC隊員を誰一人として覚えていないという人も少なくない。
むしろ、ゲストとして登場する隊員のほうが、レギュラーメンバーよりも印象強いかもしれないが、
レギュラーメンバーも最低限の特徴を持たせているので、救いようのない扱いの悪さではない。
MACのメンバー交代も命懸けの戦闘を行っている部隊であることを踏まえれば、リアリティがあると言える。
初期のメンバーはゲンと対立することが多く、基地内の雰囲気はギスギスしていることが多かったが、ゲンが成長してからは改善されていき、交代後のメンバーとも仲良く談笑するなど雰囲気も明るくなっていった。

宇宙パトロール((レギュラーメンバー)

モロボシ・ダン(演:森次晃嗣)
MACアジア本部の隊長にして、元ウルトラ警備隊隊員。背番号は1。
*当該項目を参照。

おおとりゲン(演:真夏竜)
本作の主人公。ウルトラマンレオが地球人に変身した姿で、外見年齢は20歳。背番号は7。
*当該項目を参照。

黒田明雄(演:黒田宗)
背番号3。24歳。機械整備を得意とし、第3話では赤石と共にマッキーのエンジンの換装を行った。一応MACアジア本部の初代副隊長格だが、青島からはタメ口を利かれたり、指示を飛ばされたりもすることからダンとの会話が多い青島が事実上の副隊長であるか黒田・青島の二人体制であると考えている視聴者がいる。ゲンに対しては先輩風を吹かせる面もあったものの、本人なりにゲンを気遣っていた。第8話を最後に姿を消す。

青島一郎(演:柳沢優一)
背番号5。22歳。喜怒哀楽のはっきりした性格で、ゲンと対立を繰り返すが、和解する姿も何度も描かれている。第13話では濡れ衣を着せられたゲンの無罪が証明されると、いち早くゲンに知らせようとした。第14話ラストではスポーツセンターでトオルの空手の練習に付き合っている。熱い人柄から人気が高く、彼がいなくなったことを惜しむ声も多い。赤石、桃井と共に第16話で姿を消す。。ちなみに同話でアトラー星人と交戦した、MACのF-106デルタダートの編隊が全滅してから姿を見せていないため、死亡説も囁かれる。テロップでは常に先頭をキープしていた。

赤石清彦(演:大島健二)
背番号6。20歳。メカニックに関する知識が豊富であり、第3話では黒田と共にマッキーのエンジン換装を行った。寡黙でクールな雰囲気を醸しており、第1話で黒潮島の調査に赴いた際に一応ゲンの意見は汲み取ってはいたものの、ゲンに対しては冷淡な態度をとることが多い。第14話では、ダンから事情も説明されないまま青島と共にゲンの特訓に付き合わされ、苛立ってゲンに怒鳴る一面も見られた。一方で、マッキー1号に2回も乗れた幸運な隊員でもある。第16話を最後に姿を消す。青島同様、死亡説が囁かれる。

白川純子(演:三田美枝子)
背番号8。20歳。主にオペレーション、特に通信関連を担当する。それゆえ、劇中では無線通信で隊員たちを呼び出し「東京XX地区に星人が出現しました」といった通報をすることが多い。第4話ではマッキー2号に搭乗したり、第17話ではパトロールに出るなど状況に応じては実戦に参加することもある。ダンに対しては好意を抱いている節が見られた。第1話から登場したMAC初期メンバーが次々といなくなる中、彼女だけは第40話まで残り続けた。

演者の三田美枝子氏は『帰ってきたウルトラマン』第2話、5話、6話の坂田アキの友達、『ウルトラマンA』第5話、『ウルトラマンタロウ』第27話でも別人としてゲスト出演している。

桃井晴子(演:新玉恭子)
背番号9。18歳で、年齢が設定されている初期メンバーの中では最年少。本部でのオペレーターを担当しているが、現場に赴くことも多い。第6話ではカーリー星人に襲われて負傷した模様。第16話を最後に姿を消す。青島や赤石同様死亡説が囁かれる。

平山あつし(演:平沢信夫)
黒田の後任として配属された二代目副隊長格で、第9話から登場。背番号3。口数は少ないが、叫び声が特徴的。格闘が得意であり、第11話ではケットル星人相手になかなか粘っていた。第18話を最後に姿を消す。レギュラーで有りながら彼についての記述がない書籍もあり、劇中で名前を呼ばれる場面が少ないこともあり、名前を別の資料なり繰り返しの視聴で知った視聴者が多いかもしれない。現場での号令が多く、ゲン個人に声をかける場面が極めて少ない。

以下の隊員は背番号なし。

白土純(演:松坂雅治)
22歳。最初は第6話に登場。MAC本部とは別の宇宙ステーション所属で、ゲンとは同期の仲のいい友人だった。ゲンが、白土の恋人である洋子(ちなみに恋人の洋子役の役者は本編第47話でもテリナQに操られる女性としてゲスト出演している)をカーリー星人から守り切れずに死なせたことから険悪な関係になる。同話で恋人の敵討ちのために一時的に宇宙パトロール隊に所属し、打倒カーリー星人の一心からの特訓により二丁拳銃をマスターした。カーリー星人との戦いを終えた後もゲンを完全には許さず、「ま、お前もしっかりやるんだな」と皮肉を言って宇宙ステーションに戻っていった。

……が、その後、第17話にて再登場。いつの間にか宇宙パトロール隊のレギュラーメンバーになっていた。第6話の経歴が他のエピソードで生かされる機会こそないものの、ゲンとの仲は以前のように戻っていた。だが、後述の梶田が何度も名前を呼ばれているのに対し、白土はレギュラー定着後、ゲンから名前を呼ばれていない(白土からは「おおとり!」と何度も呼びかけているのに……)。実はまだ気まずい? 以後、第40話までレギュラーメンバーとして活躍した。
演者の松坂雅治氏は『A』第21話、『タロウ』第42話では民間人役でゲスト出演している。

梶田一平(演:朝倉隆)
青島と赤石の代わりに配属された隊員。第17話から登場。マッキー2号の操縦の腕はかなりのものであるとされているが、劇中では一人でマッキー3号に搭乗して活躍することが多い。第18話では宇宙コウモリ殲滅の指揮を執った。ゲンや白土と同格で仲も良く、一緒に行動することも多かった。地味呼ばわりされることも多いが出席率は安定しており、第17話で初登場してから欠席したのは第20話と第21話の2回のみ。ダンとゲンを除いた中では最多登場回数を誇る男性隊員である。ダンから「梶田!」と呼ばれる機会が多い分白土よりも出番が多く佐藤の登場以後はテロップの位置が2番手になっている。第40話まで残っていたメンバーの一人。白土隊員と顔写真が入れ替わっている書籍がある。

佐藤大介(演:手塚茂夫)
MACアジア本部の三代目副隊長格。第19話から登場。初登場の時に他の隊員からタメ口を利かれていたか、本人が最終話を除き欠席した日本名作民話シリーズ終了後初登場の第34話以降は無欠席だった。以後、ゲンから「先輩」と呼ばれ、他の隊員にも指示を出すなど、副隊長格らしい動きも増えていった。優しい性格で人懐っこく、困っている人を見ると放っておけない。怪獣容疑をかけられた郷秀樹を連行した際、怪我の手当のためにスポーツセンターに立ち寄ることを提案したり、ダンが基地でコーヒーを飲んでいることをマッキーの通信機越しに当てて場を和ませるなど友好的な面がいしばしば見られた。ちなみに、ダンよりも年長との裏設定がある。第40話まで残っていたメンバーの一人。

大槻美也子(演:大原みどり)
第23話・25話に登場し、オペレーションを担当した。第25話では佐藤や白土と談笑したり、ダンに通信報告をしたりと結構目立っていた。劇中で名前を呼ばれていないせいか忘れられてしまうこともある。

松木晴子(演:藍とも子)
桃井隊員の後任として配属された女性隊員。第26話から登場。主にオペレーションを担当するが、実戦に出ることもある。美人で優しい性格なので人気がある。第40話では誕生日会を同僚たちに開いてもらうが……
演者の藍とも子は本編第17話でも城南スポーツクラブ練習生役としてゲスト出演している。

一般隊員

鈴木(演:鹿島信哉)
第3話に登場。温厚な性格で、妻も子供好きだったため、ツルク星人に父親を殺害されたトオルとカオルを養子に迎えるはずだったが、自らもツルク星人に襲われて殉職。本編最初の殉職者でもある。
演者の鹿島信哉氏は、本編第36話でMACの医師、第45話で仁科博士役で別人としてゲスト出演しており、『タロウ』第33話・34話でのゾフィーテロリスト星人、次回で登場したウルトラの父、本編第3話の3週間前の最終回に登場したバルキー星人の声を演じている。

佐藤三郎(演:東龍明)
第12話に登場。関西弁を話す、アフリカ帰りの陽気な冒険野郎。彼のデビュー戦は、サイマー族の衣服のまま、ふしぎなおどりでバンゴを追い返すという衝撃的なものであった。
パトロール中にも、計器より自分の嗅覚のほうが頼りになるとして居眠りしてしまうなど、かなりマイペースな人物。その珍妙な言動のおかげでこの人のことは覚えている人は多い。その後も独自のユニークな戦法でバンゴに立ち向かった。戦いの後、ヒマラヤで雪男を探すために旅立っていった。どういうわけか、彼に対してはダンまでもが敬語で話している。

北山洋二(演:うたた賢)
第21話に登場。スキーの名手で、オーロラ国際スキー大会での優勝経験がある。かつて、ノースサタンに襲われていたアルファ星人ニケの女神を救出したことがあり、ニケの女神に恋心を抱くようになる。前述のノースサタンとの戦闘時に、ノースサタンのガスニードルをスキーで培ったフットワークでかわした上で格闘戦に持ち込み、退却に追い込むなど高い実力が伺えるが、巨大化したノースサタンからニケの女神を逃がす際にニードルが右足に刺さり、右足を切断するか否かの傷を負う。手術は成功するが、退院した時にはニケの女神は地球を去った後だった。

内田三郎(演:五代勝也)
第36話に登場。アトランタ星から生還した宇宙飛行士。高倉司令長官の一人娘・あや子の婚約者であり、高倉長官の推薦でMACに入隊する。だがその正体は内田に成りすましたアトランタ星人であり、MACウラン強奪を目論んで暗躍する。本物の内田飛行士はアトランタ星で殺害された模様。

名もない隊員たち

第3話の名無し隊員
鈴木隊員とは別。巨大化したツルク星人との二度目の交戦の際にマックファントムに乗っていたが撃墜され、コクピット内でパニックに陥って断末魔の叫びを上げる。なお背番号5がチラリと見えるが、おそらく青島とは別人だと思われる……そもそもあのファントムは宇宙を飛べるのか? 東京支部の隊員だろうか?

第13話の名無し隊員
停職になったゲンの代わりとして登場した隊員。一時的な補充隊員でありながら青島らと妙によく馴染んでおり、本編後半では平山とマックロディーに同乗するにまで至っている。

第14話の名無し隊員たち
ゲンとの特訓のためにスポーツセンターに集められた名無し隊員たち。アンタレスが出現した際に平山と共にマッキーで出撃するが、撃墜され8名が死亡する。生き残った数人は道場に戻ってきていたが、ゲンの特訓には協力せず、青島らと同じように道場から去っていった。その後ゲンと道場破りの試合に1人の名無し隊員が青島らと共に立会い、正体を現したアンタレスの追跡にも参加した。

第15話の名無し隊員
等身大で現れたフリップ星人との格闘戦に参加した隊員。フリップ星人に投げ飛ばされ大木にぶつかり、地面に頭を打ちつけ血を吐いて死亡。背番号6をつけているが、東京支部の隊員だろうか?同じく格闘戦に参加していた平山や青島が川に投げ飛ばされただけで無事に生還したこと、ゲンがダンの命令に背かなければおそらく死ぬことはなかったと考えると相当に運が悪い。ラストでダンは、彼の死んだ場所に花束を添える。

第22話の名無し隊員たち
ガロン戦にて、3名の死者と16名の負傷者が出ていることが白川隊員の口から語られる。その後、全員出動態勢を受けた名無し隊員たちが出撃していった。

第31話の名無し隊員?
バーミン星人戦にて白土と共にマッキー2号に乗っていた女性隊員。松木隊員ではないかと思われるが、別人ではないかという意見も存在する。松木隊員にしては声が凛々しいような……?なお第31話に松木隊員役の藍とも子氏はクレジットされていないが、そもそもMAC隊員のクレジットはいまいち不正確なのであまりあてにならない。名無しの女性隊員は他に第34話の背景にわずかに2人(うち1名は髪型が白川隊員や松木隊員とは別人であり、第34話は藍氏、白川隊員役の三田美枝子氏両者ともクレジットされていない)確認できるのみなので、貴重である。

その他の話でも、宇宙パトロール隊と共に作戦に参加している一般隊員の姿が確認できる。

首脳陣

高倉司令長官(演:神田隆)
MAC最高司令部の総司令官。誠実で見識も高い人物で、ダンには特別な信頼を寄せているが、第39話でウルトラの星が地球に接近してきた際に破壊を決断するなど、感情に流されない冷徹な判断を下すこともある。一人娘・あや子は、内田隊員と婚約していた。
MAC全滅後の消息は不明だが、立場上地球で勤務して難を免れた可能性もある。
ウルトラマンA』第14話に登場した高倉司令官と同名だが、特に関係はない模様。

制服

いい兄さん!おおとりさん!!

制服とメガネ 6


最初期から登場した隊員には全員背番号が割り振られていたが、途中のエピソードから登場した隊員には背番号がない(背番号3を引き継いだ平山隊員だけが唯一の例外)。
メンバーが入れ替わるにつれ、背番号は実質ダンとゲンのトレードマークになっていった。
メタな話だが、スーツ自体は同じものを使い廻しているようで、よく見ると後期隊員のジャケットには背番号を剥がした跡があり、リマスターで確認しやすくなった。
女性隊員の制服は男性用と大幅に異なり、ごく初期はベレー帽を被っていたが、なぜかすぐに被らなくなった。
完全な女性専用デザインの制服があるのはMACとZATぐらいである(基本的に防衛チームの制服は男女共通デザイン。彼女のはあくまでも自己アレンジ(改造制服)であろう)。


戦闘力

歴代最強と声高い前組織ZATに比べるとストーリーの都合で勝ち星をもらえず、ダンも「MACの力ではあの星人は倒せん」としばしば発言している。
ツルク星人やケットル星人など、等身大で残虐な殺戮を行う凶悪宇宙人が跋扈している為、隊員達は戦闘服であるMACジャケット、接近戦武装としてMACナイフを装備し、己の肉体を武器に果敢に星人に挑んでいく。歴代防衛チームの中でも近接格闘技能はトップクラスの実力を誇る(白土隊員曰く「この世で最強の人間たち」)……はずなのだが、大抵は地球人を遙かに凌ぐ身体能力を誇る宇宙人が相手なので、ボコボコにされることが多い。
カーリー星人やケットル星人とは何度も交戦したがその度にいいようにやられ、フリップ星人戦では前述のように殉職者が出ている。ダダとかバド星人程度なら簡単に倒せそうなんだけどなあ…
何度やられても星人に立ち向かっていきしばしば散っていく姿はまさに殺られ役

航空機による戦闘では乗っている隊員のカットが映らないことなど日常茶飯事で、撃墜される確率がTACZATと同じく非常に高いばかりか、名無し隊員の乗る戦闘機は脱出できずそのまま墜落して殉職ということが何度か見受けられた。
第13話にてマッキー3号が特攻でバイブ星人を倒すが、パイロットがダンであったためMACの戦果にカウントされ辛く、MACが劇中で倒したのは第18話のコウモリだけなどとネタにされる。ただし、この宇宙コウモリの正体がバットンであることを考えれば、巨大化前に大多数を駆除出来たことは、ある意味大殊勲と言えなくもない。

第27話にてオニオンに特殊麻酔弾を使おうとした際に至っては「でも、効くのかねえw」とあろうことかナレーターにすら笑われてしまった(そして実際に半分の効果しか出なかったのが情けない)。

しかし、子供たちからの信頼は厚く、第23話ではリトルMACなるごっこ遊びが描かれた。
ジロウ君(第25話に登場)「MACがやっつけてくれるよね!」

MACの戦力

MACステーション

MACのアジア総本部であり、東京上空400kmの静止軌道にある宇宙ステーション。
100名以上の常駐隊員が勤めている。ウルトラシリーズの宇宙ステーションといえばMATステーション、ZAT第1ステーションなど基地ごと怪獣の犠牲になるケースが多く、MACステーションもまた同様の危険に晒されており……
とりあえず、主題歌に乗って登場した時の見栄えは非常にいいのだが。

MAC東京支部

アジア総本部の地上における防衛施設で、地上パトロール隊の拠点。
マックロディーやマックカーはここに配備されており、マッキー2号・3号もここから出撃することがある。

航空戦力

マッキー1号
全長:82m 全幅:48.4m 重量:96t 最高速度:光速の98.9% 乗員:10名
普段はMACステーション上部にドッキングしている大型母艦。中央部分にマッキー2号や3号が格納でき、有事には移動司令部としても活動するらしいが、登場回数がたった二回しかなかったためにいずれの役割もほとんど果たさなかった。
登場回数が少なかったのは撮影用の模型があまりにデカく重かったからだとか、誤って壊してしまったからだとか、盗難に遭ったからだとか色々言われている。ただし、物語本編に登場しなくなった後も、大型のコンテナを活用して、他のステーションや基地への人員・物資輸送船として使用されていた、という設定もある。
なお、コクピットのセットはZATのペルミダーⅡ世の物が流用されている。

マッキー2号
全長:25m 全幅:25.5m 全高:5m 重量:45t 最高速度:マッハ4 巡航速度:マッハ4 乗員:4名
MACの中型戦闘機。ロケット型のA機と、円盤型のB機に分離できるが滅多に生かされず、大抵ただの中型機程度の扱い。
第16話ではA機の特攻でアトラー星人に大ダメージを与えるが、パイロットがゲンだったためやはりMACの戦果としては評価されない。
第36話では思い出したかのように分離合体を繰り返し、エピソード内でも重要な役割を果たす。
A機とB機それぞれに2名ずつ、合わせて乗員4名と記載されることが多いが、第27話や第40話ではどちらかのコクピットに3人乗りしているので、5人乗りも可能と思われる。

マッキー3号
全長:12m 全幅:7m 全高:3.2m 重量:8t 最高速度:マッハ5 乗員:2名
小型戦闘機でダン隊長が好んで搭乗する。バイブ星人に特攻をして倒す、マグマ星人を圧倒するなど数少ない戦果を挙げた機体。格子状の窓が特徴だがどう開くのかスタッフにもわからないようで、第10話や第22話などでは脱出シーンだけこっそり2号の脱出バンクにすり替えられている。

マックファントム(F-4EJファントムⅡ)
MACのマーキングが入っている。第3話に2機登場。後半登場した機体はエンジン換装後のマッキーにも引けを取らない奮戦ぶりを見せるが、撃墜されてしまう。

F-106デルタダート
ダッソー・ミラージュⅢだとする説もある。真っ赤に塗装されていて、MACのマーキングも入っている。
マッキー3号を先頭にする編隊を組み第15話ではレオを援護する活躍を見せるが、第16話にてアトラー星人との交戦の末案の定見事に全滅する。

マック特殊ヘリコプター
第27話に登場。資料によっては「モスキータス」「モスキーター」などといった名称を与えられていることもある。その姿は真っ赤に塗られたZATのドラゴンそのもので、同型後継機とする資料もある。桃太郎少年の入った桃型カプセルを運搬したが、あまりにも異常なシチュエーションゆえか各書籍では単に「果物を運んだ」などと書かれることがある。「HDM壮絶」でドラゴンがリリースされたので、おそらくもっとも造形のいい模型が手に入るMACメカであろう。さあ、みんなで塗ろう!


地上戦力

マックロディー
全長:4.2m 全幅:1.9m 全高:2.1m 最高時速:260km 乗員:3名
ジープ型の戦闘車両、ZATラビットパンダに並ぶ痛車である(戦闘力は雲泥の差だが)。ロケット弾にレーザー砲、設置型地雷と火力は豊富(強いとは言っていない)。しかし、第10話で火炎に巻かれながら激走する姿は熱い(燃えているからではない)。

マックカー
非武装のパトロール車。第3話では鈴木隊員諸共ドアを斬られてしまった。ある意味、MACメカ最後の生き残り(後述)。使用車両は初代ホンダ・シビック。

ジープ
かの有名なジープ特訓で、ダンが乗ってゲンを追い回した。このシーンの撮影の際、真夏氏は「轢かれたら死ぬだろ!」と本気で目を血走らせていたらしい。使用車両はいすゞ・ユニキャブ。また、別車種のジープがババルウ星人戦で使用された。

マックモール
全長:22m 全幅:6.7m 重量:150t 最高時速:85km(地上)・40km(地中) 乗員:4名
「マックモール、地の底へ……」と潜っていったきり出てこなかった地底戦車。「MACのマーチ」の歌詞中に名前が出てくるのみで、その姿はスチル写真でしか拝めない。

水中戦力

マックシャーク
全長:65m 全幅:40m 基準排水量:900t 最高速度:50ノット(水上)・37ノット(水中) 乗員:23名
「マックシャーク、海の底……」と潜っていったきり出てこなかった潜水艇。だが幸いにも第28話にて水中のセットが組まれたため、働く姿をついでに撮ってもらえた。その姿は第28話以降のOPで拝むことができる。第19話での対ボーズ星人戦にてゲンが使用を提案した「MACの潜水艇」とはおそらくこれのことだが、ダンに却下されている。

その他戦力

UN-105X爆弾
ウルトラシリーズ定番(?)の惑星破壊兵器で、ババルウ星人の策略で地球に接近してきたウルトラの星を破壊する為に発射されそうになった。

テーマ曲

M-11
序盤の脚本を読んだ上で全てのシーンに曲を入れるつもりで作曲をする冬木氏による、ただ一曲のMACのテーマ曲。
主にマッキー2号、3号が攻撃を仕掛ける場面などで幾度となく使用された。敵わないながらも立ち向かっていくMACの勇猛さと儚さを象徴する名曲。第6話のあのジープ特訓のシーンでも使われている。
『ウルトラマンZOFFY ウルトラの戦士VS大怪獣軍団』でもムルロア戦で延々流されたりもした。

MACのマーチ
挿入歌。本編では真夏氏のボーカルがないバージョンが第4話で使用されたのみに留まる。ギスギスとした初期のMACらしからぬ爽やかな曲調や、この歌の歌詞にしか出てこないマックモールなど、何かとネタに事欠かない。第24話でゲンが鼻歌で歌っていたりもする。

ワンダバMAC
M-11にワンダバコーラスを追加したものだが、本編未使用。あまり発進シーンが描かれなかったり、コーラスが効果音とぶつかったりするせいで、使いたくても使えなかったらしい(あと、冬木氏曰く「勢いが足りない」とか……)。
しかし再編集ビデオのMAC紹介パートで時々使われていたり、円谷プロ30周年記念の「ウルトラ・シンフォニー・コンサート」にて、「戦う地球防衛軍(ワンダバ・メドレー)」のうちの一曲として、実に20年ぶりに再演奏されていたりもしている。

そして、第40話…

「MAC全滅! 円盤は生物だった!」

経緯

ババルウ星人による地球とウルトラの星の衝突が回避された直後のこと。
MACステーションでは松木隊員の誕生日パーティーが開かれ、隊員たちは和気藹々とした雰囲気で誕生日会を楽しんでいた。
だが突如、レーダーが超スピードで接近する物体を捉え、対処する間も無くステーションに激突。基地上部に取り付いてしまった。こいつこそ悪魔の星ブラックスターから送り込まれた円盤生物第一号シルバーブルーメであった。
シルバーブルーメはステーションを上部から触手で包み、強力な溶解液を流し込みながら基地を呑み込み始めた。
隊員たちはパニックに陥りながらも、ガラスを割って侵入してきた触手をマックガンでなんとか撃退し、ダン隊長の指示の元、佐藤、梶田、白土、白川、そして松木はマッキー2号、3号で脱出を図る。
だが、発進ゲート付近には触手が待ち受けていた!
マッキーは触手に捕まり、隊員たちは断末魔と共にシルバーブルーメの体内に消えていった……。
ダンも基地と運命を共にし(※後にウルトラの母に心臓のみ(ダンの姿で宇宙漂流していた説もある)の姿で救助されていたことが明らかになった。そこから生き返れたのだからさすがウルトラ一族と言えよう)、間一髪レオに変身したゲン以外の100名以上の基地職員はステーションごと飲み込まれてしまう。
レオはシルバーブルーメを捕まえようとしがみ付くも振り切られてしまい、隊員達を助ける最後のチャンスは失われ、MACアジア総本部は、ゲンを残して壊滅した。

MACステーション壊滅の遠因

①総本部を宇宙ステーションにしたこと
本来宇宙人や宇宙怪獣を迎え撃つ最前線となり、非常時に脱出手段が限られる殉職率の高い宇宙ステーション(MATステーション、ZATステーションなど基地全滅の前例もある)を本部にした為、いきなり本部が破壊されることになった。

②ステーションの構造
MACステーションは、基地上部にマッキー1号がドッキングしており、さらに2号、3号の発進ゲートも上部にあったのでシルバーブルーメに上部から取り付かれて、全てのメカが発進出来なかった。

③シルバーブルーメの速度
シルバーブルーメはレーダーの索敵範囲圏ギリギリまで小型化しており、さらにレーダーに引っかかってから僅か13秒という超スピードで取り憑いたので一切対処できなかった。シルバーブルーメとは奇襲用の円盤生物だったのではないか。

④前回のウルトラの星接近の後遺症
ウルトラの星接近の際に、MACステーションのみならず彼方此方の宇宙の関連施設が大なり小なり被害を受けていたので、そのダメージが完全には復旧していなかったのかもしれない。

全滅と言っても前述の通り、シルバーブルーメにやられたのはアジア本部であるMACステーションのみであり、外国の支部は無傷。日本でも地上の拠点であるMAC東京支部こそ第34話でのアシュランの襲撃で被害を受けていたものの、その他の施設は無事であり、高倉長官や後の『ウルトラマンメビウス』に登場するアライソ整備班長、地上パトロール隊員や当日ステーションにいなかった非番の宇宙パトロール隊員などは無事だったはずなので、組織全体が全滅したわけでは無い。なお、軍事用語における「全滅」とは、「組織的な戦闘能力を喪失した」という意味であり、「全員が死亡した(生き残りが一人もいない)」という意味ではないことにも注意を要する。

しかし、後のGUYS総本部のアーカイブドキュメントには、MAC全滅後~UGM設立までの5年間は「アウト・オブ・ドキュメント」として記録されていることから、指揮系統が滅茶苦茶になったためか、それともマッキーなどのメカニックはMACステーションと共にほとんどが失われてしまったのか、理由ははっきりしないが、防衛組織としてのMACが崩壊したことは確実で、その後、日本に襲来した円盤生物達の相手は、MAC残存部隊ではなく地球防衛軍が担当した(でもMACよりも弱い)。後のUGMのオオヤマキャップは、この時の防衛軍出身とのこと。また、VHS第15巻に収録された映像特典「ウルトラマンレオの獅子奮迅!」第9回では、シルバーブルーメ襲撃の時点で、アメリカ、ヨーロッパ、アフリカの各基地は侵略者との戦闘で壊滅していたという設定になっている(あくまでもこの映像特典内で作られた設定である)。最後の砦となっていたアジア本部が全滅したことで、MACは主要な基地をすべて失い、崩壊に至ったことになる。

なお、おおとりゲンはMACステーション壊滅直後に地上の病院を訪れた際に、ステーション脱出時には身に着けていなかったヘルメットとMACジャケットを装着しているが、東京支部辺りに一度報告に向かったかは定かで無い。
どうやってただ一人ステーションから生還したか説明するのは困難であるので、下手したら死亡扱いになっているのかもしれない(もしくは、奇跡的にレオに助けられたと説明した可能性がある)。
MACシーバーと黄色に塗り替えたマックカーを私物として使っているが、これらは本来地上パトロール隊の持ち物である為、もしかしたら横領になるのか?

余談

再び地球にやって来たウルトラセブンことモロボシ・ダンがMACの隊長になれたのは、ダンがかつて属していたウルトラ警備隊以来の旧知である地球防衛軍のタケナカ参謀が、ウルトラ警備隊以降のMACを含む数々の防衛チームの結成に何らかの形で関わっていたこと(これらは後に『ウルトラマンメビウス』で明らかになっている)から、その推挙があったからとの説があるとかないとか。

MACが第40話で全滅に追い込まれたのは、その当時のオイルショックによる物価高騰が製作費を圧迫した為、それを軽減する為にキャストのリストラと基地セット維持費のカットが行われたからである。

三代目副隊長格の佐藤大介隊員役の手塚茂夫氏は、『太陽にほえろ!』第111話でジーパン刑事を射殺した会田役を演じており、2004年2月4日に肺癌で死去。惜しくも2004年は『ウルトラマンレオ』誕生30周年の年であった。レギュラー隊員としては最年長で隊長役の森次より年上で、森次本人とも友好関係にあり、第36話以降の待遇改善につながったと思われる。

白川隊員役の三田三枝子氏と松木隊員役の藍とも子氏は、本作で共演したのが縁で(第40話でしか共演していない気もするが……)親友同士となり、現在は共に女性声劇集団ステージ妃未呼に参加している。

梶田隊員を演じた朝倉隆氏は、現在はオフィス・トゥー・ワンのお偉いさんである(藤田聖子氏のツイートより)。

関連項目

ウルトラマンレオ 
ZAT前作の防衛組織。
科学警備隊次作の防衛組織。
防衛チーム

pixivに投稿された作品 pixivで「MAC(ウルトラマンレオ)」のイラストを見る

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