データ
- 身長:53m
- 体重:4万t
- 別名:風船怪獣
- 出身地:地底
- 移動速度(地底):時速120km
概要
第12話「冒険野郎が来た!」に登場。
1億5千万年の眠りから覚めた古代怪獣。
ものまねが好きという変わった特徴を持っているが、一旦怒ると手が付けられなくなる困った性格の持ち主。
頭にある角のような部分は実は耳で、ヒゲと併用して周囲の状況を何でもキャッチすることが出来る。怪獣にしては手先が器用で団地の給水塔やガスタンクを武器として使用していた。また大きく息を吸うと風船のように体を膨らませることができ、二つ名である風船怪獣もこれに由来している。一方で、彼の本質は地底怪獣であり、設定では瞬間移動能力を持っている為、何の為にこの器官が発達したのかはますます謎に包まれている。なお、「ウルトラマンオフィシャルデータファイル」では小さい街なら15分で壊滅させると書かれているが、本当なら恐ろしいものである。
おおとりゲンと佐藤三郎という冒険家(演:東龍明)の策略によってイソップ童話の蛙のように体を膨らませすぎて破裂させようという作戦が行われたが失敗。それどころかくしゃみ「ホワイトスニーズ」で三郎を吹き飛ばしてしまう。
設定では鼻息は大型台風並みの威力があるらしい…これを受けてよく三郎は生きていたものである。
三郎を救うためゲンがウルトラマンレオに変身したため対決するが、ビームランプ光線で足を撃たれ、歩けなくなったところにレオが尻尾に特殊ガスを吹き込んだため風船のように膨れ上がり、宇宙の彼方に飛ばされていった。
派生作品
内山まもるによるコミカライズ版ではマグマ星人に操られて登場。お化け屋敷に変身して、中に入ったゲンと子供たちを閉じ込めてしまった。そのためモロボシ・ダンがウルトラの父から与えられたエネルギーで一分間だけウルトラセブンに変身しバンゴと対決するという展開になっている。緊張感が無いのは相変わらずで、レオが挑みかかっても鼻をほじっているなど極めて知能は低い。最後は脱出したレオの新技「ウルトラ太陽落とし」で焼死した。
『ウルトラ銀河伝説』ではベリュドラの胴体を構成する怪獣の一体として登場した。
『酩酊!怪獣酒場2nd』ではバーベキュー客の一人として登場。
『ロストヒーローズ2』ではハザード・キューブのザコ敵として登場する。名前からして恐ろしい場所からこんなコミカルな怪獣がいると想像すると結構シュールである。
余談
デザイン画では尻尾の先は風船になっていた。
このバンゴ自身やゲストキャラの佐藤隊員、話自体のコミカルさなど、まるで前作の『ウルトラマンタロウ』に戻ったかのようであった。
先述のコミカルさもそうだが、やたらと宇宙に放逐されたのが多いタロウ怪獣のオマージュっぽさも含めて。
関連タグ
おむすびころりん:ストーリー前半で佐藤隊員が落としてしまったおにぎりが転がり落ちては穴に落ちる展開は、まさにこれのようである。
バルンガ:風船怪獣の名を冠する先輩ウルトラ怪獣。ただこちらの方がもっと恐ろしい存在。
スカイドン:先輩たるウルトラ怪獣。こちらも科特隊の珍作戦の一つによって、なんと尻の穴から水素ガスを注入されて風船状態にされている。
ライブキング:先述のタロウ怪獣の1体。地面に妙な穴があると思ったらその正体は怪獣の鼻の穴だったり、くしゃみをしたりなど、こいつとの共通点が多数ある。