第29話「運命の再会!ダンとアンヌ」に登場。
データ
ウリンガ
- 別名:超能力星人
- 身長:60メートル
- 体重:3万9千トン
- 出身地:宇宙のどこかの星
ウリー
- 身長:130センチメートル
- 体重:70キログラム
- 演:清水啓司
概要
かつて元ウルトラ警備隊の隊員にしてモロボシ・ダンと恋仲だった友里アンヌに似た女性が拾い、育てていた宇宙人の捨て子ウリーの真の姿。武器は取り外して使う体のトゲと耳から放つ緑色の破壊光線、そして目から放つ念波で駆使する超能力。
ウリーは超能力を封じ込める為に子供の姿をしていたが、無理をして小さくなっている窮屈さに耐え切れなくなって次第に持てあました超能力で暴れるようになり、神社の境内でトオルらを翻弄させたり、遊園地を滅茶苦茶にしたりした。そしてダンと激しい念力合戦を繰り広げた末この姿となった。
レオとの戦いでも超能力を駆使してレオを空中に浮かせたり、石油タンクを投げ付けたりと苦戦させたが、超能力を使う直前に隙がある事を見抜かれ、念波を近くにあったパラボラアンテナで反射された隙に反撃された末、暴れた理由を悟ったレオによりウルトラマントでウリーの姿に戻された。その後ウリーはアンヌ似の女性と共にレオによって宇宙に運ばれて行った。
ウルトラマンゼロ説
とある本では、見た目が似ているという理由でウルトラマンゼロの幼少期の姿なのではないかという仮説が立てられている。
つまり、ウリンガが光の国に連れて行かれて後天的にウルトラマンとなった姿がウルトラマンゼロではないか、というものである。
確かに、目付きや胸のプロテクターの形状が似ているように見えなくもないし、トゲを取り外して使う様もゼロスラッガーに繋がっていると解釈できなくもない。
人間態のウリーがよくやっている仕草に鼻をこするという物があるのだが、ゼロも似た仕草を結構やっていたりする(ただし、ウリーは人差し指、ゼロは親指で鼻をこする)。
また、初登場作品の『ウルトラ銀河伝説』にて描写があった「ゼロは高校生相当の年にもなって自分の父親がセブンである事を知らなかった」という設定も、ウリンガと同一人物=「元は捨て子だった」とすれば不自然さは緩和されるのではなかろうか。
また、仮にウリンガの育ての母親がアンヌ隊員本人ならば、自身の死後にウリンガを託す相手に自身の昔からの知り合い・・・セブンを選ぶのはある意味当然であろう。
もしこれが本当だとしたら、ゼロは師匠たるレオと幼少の頃から浅からぬ縁があった事になる。
もっとも、これは公式の見解ではないので注意。そもそも、身長がゼロより高く背が縮んでいる事になるとか、ベリュドラを構成する怪獣にちゃっかり入っているという矛盾点があるのだが(とはいえ、幼体が超巨大なのに成体になると普通サイズに縮む怪獣だっているし、ベリュドラには倒されていないはずの怪獣が少なからず含まれている。ウリンガのあの姿は所謂特殊スーツか拘束具のようなもので、実はベリュドラに取り込まれているウリンガはいわゆるセミの抜け殻のようなものでは?と考える考察も)。
ウルトラマン超闘士激伝新章
第1話で観客として登場。元々子供という設定の為、頭身が低く描かれている。
酩酊!怪獣酒場2nd
第56話に登場。
自分を育ててくれたアンヌ似の女性に楽をさせる為に寿司職人コンテストに参加した。
寿司の鮮度を保つ為には素早く握らなければならない為、やむを得ず宇宙人としての正体を表し、念力で寿司を握る技「0手握り」(※)を披露。優勝候補と見られていたが、優勝する事は出来なかった。
理由は握った寿司がウインナー、ハンバーグ、にく、バナナ、コーンと回転寿司で子供に人気のあるメニューばかりで魚を使った寿司が一つも無かった為である。
本作ではかつて超能力で暴れ回った理由は寂しさと怒りで心が荒んでいたからという設定になっている。
(※)技の名前は恐らく、ウルトラマンゼロに由来しているものと思われる。
余談
『ウルトラマンジード』でゼロと一体化する地球人:伊賀栗レイトの名字の元ネタはこれではないかという説がある(URINGA ⇔ IGAGURI)公式ではオーストラリアのSF作家グレッグ・イーガンと説明されているが。
掛け声はメフィラス星人の流用。
第29話は「日本名作民話シリーズ 狐のくれた子より」と表記されているが、実はそういう民話は存在しない。
ダンとアンヌの共演を前提に、古典歌舞伎「葛の葉」と、人情時代劇映画『狐のくれた赤ん坊』を合成して作られたシナリオだと考察されている。『金太郎』で良かったのではないかと言ってはいけない。
尚、あの女性が本当にアンヌだったのかは不明で、彼女が「皆があの子を育てる事に反対した」と言っていたがその皆とは何者かは不明だがウルトラ警備隊の面々ではないかとも取れる。
関連タグ
ダークロプスゼロ:マスクのゴーグル部分が彼に似ているが…。