概要
プレッシャーと戦うウルトラマンレオにウルトラマンキングが与えたマント。
普段はレオの左上腕に「アームブレスレット」に変形して装備されている。
ウルトラマンキングは基本的に常時これを羽織っており、ウルトラマンとしては珍しく日常的に衣服を着用している。また、設定上ではキングはウルトラマントを何枚も持っているとされる。
チートラマンとも呼ばれるキングの持ち物だけあってその防御力は凄まじく、キララの火花攻撃やアクマニヤ星人の怪光線でも傷一つつかない程。
相手の動きを封じる効果も有り、アトランタ星人やバーミン星人等に頭から被せて視界を封じてタコ殴りという不良顔負けの戦法もよくやっている(ウルトラの父も『ウルトラマンメビウス』第37話でジャシュライン戦にて同様の戦法をとっていたりする)。ウリンガに被せて元の姿に戻したこともある。
また、後述するように武器などに変形することもできる。
この様に本編ではレオ自身は、武器や防具として使うばかりでマントとして纏った事は無かったが、『ウルトラ銀河伝説外伝ウルトラマンゼロVSダークロプスゼロ』にてようやくメイン画像の様に纏う姿が披露された(逆に、この時は戦闘の際には脱ぎながらアームブレスレットに戻したままそれっきりであり、武器や防具として使うことはなかった)。非常に危険な時空の狭間から無事にレオが生還できた辺り、どうやら次元を越える力も秘めているらしい。
またこの時期から、ウルトラ六兄弟は宇宙警備隊幹部の栄誉を示すブラザーズマントという赤いマントを羽織るようになったので、レオの銀マントはなかなか映像映えするようになっている。
なお、レオが着用する際は肩周りにキングのものとは異なる金色のプロテクターが付いている(『ウルトラギャラクシーファイト 運命の衝突』プロローグ編ではキングとレオがマントを羽織って並び立つシーンがあるので差異が分かりやすい)。
キング自身は初登場にレオにマントを授けたからか、次に登場した第39話では装着していなかったが、第50話では裏地が青紫色の新たなマントを着用していた。
しかし、後の客演ではレオに与えたと同じ裏地が赤いマントを着て登場する事が多い(上記の通り設定上では何枚も持っているので特に問題はない)。
変形
レオブレラ
プレッシャー戦で使用した、マントを傘に変形させた形態。
開いた状態でクルクル回すことで敵の攻撃を跳ね返す他(子どもとか芸人が良くやるあれ)、折りたたんで刺突武器としても使える。
書くまでもないが、絶対に真似してはいけない。
本編では一回きりの使用だったが、ゲーム作品等ではレオの防御技としてよく採用される。
漫画『ジャッカル軍団大逆襲!!』ではガロウラーの光線を防いだ。
ウルトラマントミラー
マザラス星人の鏡の世界から脱出する際に、マントで作り出した鏡の扉。
『ウルトラマンゼロVSダークロプスゼロ』にて次元の狭間に飛ばされたゼロの元に駆けつけることができたのは、このようにマントで異世界(亜空間や異次元)への出入り口を作れるためと思われる。
余談
「ウルトラマン(昭和)デフォルメ アクリルチャーム マントシリーズ」では、何故かアストラもレオと同じウルトラマントを羽織った姿で描かれている。
しかし、2024年現在も映像作品中においてアストラがウルトラマントを羽織った姿を見せた事はなく、選出された理由は謎である(しかもウルトラマンキングとマントを着ていないウルトラの母とアストラは通常ポーズの方にラインナップされており、しっかり作中でマントを付けているウルトラの母を差し置いてまでアストラが選ばれている)。