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「レオ、私の折角の幸せを壊したお前が憎い!死ね‼」

データ

登場作品『ウルトラマンレオ

第37話『怪奇!悪魔のすむ鏡』登場


別名:鬼女
身長:1.6~60メートル
体重:41キログラム~2万1千トン
出身地:異次元(マザラス星?)
演(人間体)/CV原知佐子

概要

の中の異次元空間に住まうマザラス星出身の宇宙人で鏡から鏡へ移動する能力を持つ。

地球に潜伏していた人物は、我が子を失った悲しみに囚われており、しばしば地球人の子供たちを自身の住まう世界へとさらっており、その活動はモロボシ・ダンことウルトラセブンも聞き及んでいた。


普段は地球人そっくりの和服姿の女性の姿をしているが、本来の姿は和服姿の夜叉般若の様な鬼面の顔を持った、異次元金属製の薙刀を武器として振り回す悪鬼のような姿をしており、持っている手鏡から発するにより異次元獣スペクターを使役する。「ウルトラマンオフィシャルデータファイル」で語られた設定では睨んだ相手を怯ませる「幻惑攻撃」を繰り出す他、血の涙を流すとされている。


ある日、偶然見かけたカオルに死んだ我が子の面影を見たため、鏡の世界へと誘い、また、何の因果か偶然にも人間体の姿が、幼いころに死んだ梅田兄妹の母親にそっくりだったこともあり、カオルもよく懐いて、楽しい日々を過ごすが、彼女を助けるためにやって来たゲンを疎ましく思い、カオルを連れ帰すまいとスペクターを嗾け抹殺しようとし、更には現実世界へと派遣して破壊活動を実行させるも、その際彼女の兄であるトオルを攻撃してしまったことで目が覚めたカオルに拒絶されてしまう。


その悲しみと怒りから醜い本性を現し、自身のささやかな幸せをぶち壊したカオルを護ろうとするレオに襲いかかるが、最後はウルトラマントで作られた異次元世界と現実世界を結ぶ扉であるウルトラマントミラーに拒まれて吹き飛ばされ、地面に叩き付けられて絶命、消滅した。


尚、マザラス星人の住む異次元の世界は砂丘が広がっているが、動植物が生息し、川が流れている為、人類が十分生存するに足る環境である事が窺える。


余談

マザラス星人の概要は鬼子母神がベースとなっていると思われる。


演者の原知佐子氏は、ウルトラシリーズでお馴染の実相寺昭雄監督の夫人である。


ウルトラマン超闘士激伝新章』では暗殺闘士スペクターの回想シーンで登場。物凄い爆乳で描かれている。「必死の思いで体を鍛えた猛者を針一本で倒すことこそ暗殺者の真骨頂」と語るかなりサイコな人物であり、その精神は弟子であるスペクターにも受け継がれてしまっている。


彼女が暗躍する鏡の中の異次元世界であるが、現実からの鏡写しになっていないとはいえ、後の様々な作品に登場する『鏡面世界』の先駆けとも言えよう。

というか既に、本作の主役の一人であるモロボシ・ダンが活躍するウルトラセブン本編第19話で、バド星人がその手の世界に出入りして暗躍していたりするので、当時のファンやシリーズ順に観たファンからは「ちょっと変わったが久しぶりにこの手のパターンか。懐かしいな」と思われた事だろう。

それを鑑みて、28年もの後の同じく特撮作品である『仮面ライダー龍騎』や、ドラえもんシリーズで何度か出るミラーワールドひみつ道具を用いて生まれた鏡面世界を観て、今回の事を思い出した人もいれば、逆にセブンや本作を観た後にその2作などを観ていて思い出した、という人もいるだろうと思われる。


関連項目

ウルトラマンレオ 異次元獣スペクター


哀しき悪役:過去に子供を亡くして、今回カオルが狙われてさらわれたのは、その子に似ていたから…という、ある程度同情できる事情もあった為。

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