データ
登場作品:『ウルトラマンレオ』
第37話『怪奇!悪魔のすむ鏡』
- 身長:59m
- 体重:3万9千t
- 出身:異次元
概要
マザラス星人が操る怪獣で、全身が非常に硬い鏡で覆われているという特徴を持ち、ミサイルや光線もはじき返してしまう。(そう考えるとレオがハンドスライサーで倒したのは非常に合理的であったと言える。)
40時間ぶっ続けで戦闘しても全く疲れないスタミナを誇り、体からはえる七色の棘は異次元水晶という物質でできていて、ダイヤモンドよりも硬く、顎の力や腕力もダイヤモンドを簡単に噛み砕くほどに強い…と「ウルトラマンオフィシャルデータファイル」での設定解説ではやたらとダイヤモンドが喩えに持ち出されている。ただし、知能に関してはマザラス星人の命令を聞くだけの知能があるだけで、基礎知能は低いようである。
両腕から青い噴煙やミサイルを放ち、頭部からは破壊光線を放つことが出来るほか、異次元空間と現実世界を自在に移動できる能力を持っており、星人の指示を受けカオルを連れ戻すために追いかけて来たゲンを生き埋めにしたのと同時に現実世界へと向かい破壊活動を行う事でゲンにカオルを諦めさせようとする星人のサポートを行った。返ってこの行為がカオルの不信感を煽る原因となってしまった。設定では目からも熱線を発射可能。
最後はマザラス星人を振り切り現実世界へと脱出したレオと対決し、ハンドスライサーで体を真っ二つにされ鏡のように粉々に砕け散り絶命した。
劇中では披露することが無かったが、顎はダイヤモンドすらも嚙みくだくほどに強く、目からは赤い熱線を放つ事ができたらしい。
暗殺闘士スペクター
マンガ『ウルトラマン超闘士激伝新章』では、「鏡を行き来する」という特性を生かしエンペラ星人配下の暗殺闘士スペクターとして登場。
武器は右腕に仕込まれた暗殺剣で、三味線のバチや糸、簪などの暗器を無数に携えている。
光の国に大量のメタルモンスとインペライザーを召喚し、惑星全土の攻撃に協力した。自分の存在に気付いたレオとアストラを暗殺剣を駆使した戦術で撃破。皇帝空間への手掛かりであるメビウスとネオスを暗殺すべく二人の入院している病院へ入り込むが、インペライザー軍団が陽動と気付いたヒカリによって間一髪のところで阻止される。ブルー族である彼を侮り、最初から切り札の技『魔鏡百獣』で仕留めようとするが、闘士となったヒカリに圧倒され、完全に暗殺失敗とみて逃亡を図るがとどめを刺さずに放置したレオたちが徒となり、そこから自身の情報を伝えられたゾフィーによって妨害された。
投降するよう促すゾフィーを冷徹な判断で制止したヒカリに対し「ウルトラ戦士に厄介な助っ人が付いた」と語り、次に戦う時は真っ先に倒すべき相手と決めるが、情報が渡る危険性からこの場で仕留めようとするヒカリと鍔迫り合いになるが幻覚を使う謎の人物の手助けによりその場を切り抜け、天騎装と自分のプライドを傷つけたヒカリへの憎悪を募らせた。
ウルトラ兄弟が闘士ウルトラマン奪還のために皇帝空間に乗り込むと、件の相方と共にウルトラ兄弟の同士討ちを画策する。
闘士ウルトラマンコスモスの手引きによりウルトラ兄弟が最上層に向かうと、メタルモンス軍団を引き連れ抹殺を図るも、1年分の修行を積んだレオ兄弟には何の相手にもならず、即座に圧倒される。闇討ちを狙ったところをアストラに捕えられ、最後はマッスルドッキング風の合体技「ウルトラダブルクラッシャー」で地面に叩き付けられ敗北。
死ぬ間際に「無念…こんな奴らに私の絶望する顔を嘲笑われるとは…」と言い残したものの、レオからは「最後まで相成れないやつだったな…負けた相手の顔を嘲笑う奴なんてウルトラ戦士には一人もいない」と吐き捨てられた。
余談だが、このスペクターは天騎装と呼ばれる装備のせいで、見た目が同時期に放送されている特撮番組のキャラと似ているとファンの間で囁かれている(しかも、同じ名前のキャラがその劇中で登場している)。
関連項目
リフレクト星人:後のウルトラマンメビウスの第34話に登場し、レオとも戦う事になる宇宙人。こちらもボディがとても堅く、しかも光線技などを反射してしまうという非常に厄介な共通点がある。