演:新井つねひろ
概要
『ウルトラマンレオ』第3話から登場する少年。
昭和シリーズに多い主人公を慕う少年レギュラーは、日常パートを担うと同時に少なからず大きな不幸が及ぶ事もあるが、彼はそんな中でもダントツの不幸な少年と言われている(詳細は後述)。
後述の来歴にもある登場当初の第3話から第5話までと第40話から最終回までのエピソードが暗く重い内容だったため不幸なイメージが増幅されてしまった。
人物像
ゲンを兄貴分として慕う、城南スポーツセンターに通う小学生。母を亡くしたあと、父や妹のカオルと肩を寄せ合って生きていたが、ツルク星人によって父親を殺害されて以降、カオルと共に百子の元に身を寄せる。カオルと百子の存命中は、周囲の子供が兄妹に好意的でいじめっ子があまり登場しないこともあり、表情も明るかった。
大切な人が次々死んでいく中、心を閉ざすこともあったが、ゲンや周りの人の働きかけでたくましくなっていく。
レオの心中を思う発言が多く、第50話で星人ブニョの策略により一時死亡したレオを埋葬した際は、復活しない理由は美山いずみが投げかけた心ない一言でレオが傷ついたせいでは、と捉えていた。
最終話では重要な役目を果たす。
不幸な来歴
- 妹のカオルがマザラス星人に誘拐されるが、鏡の向こうでは母親に扮したマザラス星人と楽しそうに過ごす妹の姿を見せつけられ、怒りのままに鏡を殴って破壊。手に傷を負う(第37話)。
- 妹の面影を抱いた少女が、実は円盤生物ブリザードの手先だった(第45話)。
- ゲンが参観会に出席できず、幼い少年には耐え難い不幸の連続で心の内で張りつめていたものが切れ、その心の隙を円盤生物ノーバにつけ込まれ、取り憑かれてしまう(第49話)。
余談
トオル役を演じた新井氏は前作『ウルトラマンタロウ』第44話でも別人としてゲスト出演している。ちなみにこちらは兄がいる弟役を演じている。また、美山あゆみ役を演じた杉田かおる女史とは『3年B組金八先生』でも共演している。
関連タグ
白鳥健一→梅田トオル