概要
『ウルトラマンレオ』の防衛チーム・MACの隊長の企画段階での名前。
演者は本編と同じく森次晃嗣氏であり、ウルトラマンレオの正体を偶然知った地球人の彼がレオことおおとりゲンを支え、見守っていくという内容になるはずだった。
しかしオファーを受けた演者の森次氏が「ウルトラシリーズにはダン以外では出たくない」と拒否してきたため、急遽モロボシ・ダンとして登場させることとなった。
結果レオにおけるダンは『ウルトラセブン』の時とは異なる「鬼隊長」となり(特に初期)、仮に企画段階のまま制作されても役がダンではなく川上になるだけで物語の本質は変わらなかったことになるが初期案では川上とダンの繋がりを匂わせるものがある。
このことに関し森次氏は後年自身の著書にて「自分のワガママのせいでレオを弱く見せてしまったのかもしれない」と後悔しており、レオ時代の事はあまり触れたがらなかった。
近年ではある程度払しょくされたらしく、「レオ時代の自分にも目を向けてほしい」と語っている。しかしそのおかげで映画『大怪獣バトルウルトラ銀河伝説THE MOVIE』でセブンの息子であるウルトラマンゼロの師匠という設定が出来た。これは同作で監督を務めた坂本浩一氏がレオの大ファンだったことで誕生した理由もある。
ULTRAMAN
漫画『ULTRAMAN』のスピンオフ「ULTRAMAN SUIT ANOTHER UNIVERSE」のEpisode:ZEROでは彼のオマージュキャラクターである川上鉄太という人物が登場。
多目的操練場「Multipurpose Asurechikku Center(通称MAC)」の教官であり、ZEROSUITの装着者となった薩摩次郎を鍛え上げていく。