概要
第18話「吸血鬼!こうもり少女」に登場。
群れで行動する宇宙の吸血蝙蝠で、最初は大群で地球に飛来したがMACにほとんどが撃滅された(その総数は地球の気温を低下させかねないほどの数だった)。
しかし一匹だけ生き残りがおり、こうもり少女に変身して夜な夜な人間を襲い血を吸っていた。
血を吸われた人間はバットンの思うままに操ることが可能で、これを解除するにはバットンの血から作られた血清を使う以外に方法はない。中でも好物は大人の血であり、人間の食物は好まない。
二本のコンクリートも貫通する鋭い牙と、翼に仕込まれている刃による斬撃、耳から発射するアロー光線が武器で、人間体時には口から毒ガスを吐き、変身に使われるブローチで相手を洗脳する他、マントを広げて飛行するが可能である。夜行性のため、夜間での視力は抜群に良い。
居場所をMACに暴かれたことから巨大化してウルトラマンレオと戦闘する。
噛みつき攻撃で応戦したが、レオのエネルギー光球で翼を破壊され、取って置きのアロー光線もレオに折られた自分の牙に耳を貫かれて使用不能となり、吸血鬼となった人々のためにレオブレスレットを変形させた注射器で血清を取られた後にレオキックで倒された。
派生作品
内山まもるによるコミカライズ版では、宇宙を漂っていたL77星の生き残りを殺害し、彼らに変身して地球に逃げ込んだ挙句、そのまま地球を征服するためにレオを味方にスカウトするというとことんまでにゲスな設定で登場。街で暴れながら「マグマ星人さえいなければ」とレオに泣きついて困惑させたが、駆けつけたウルトラ兄弟によって正体を暴かれ、怒りに燃えるレオに瞬く間に叩きのめされる。2体が逃げようとするも、怒りのウルトラレオナマイトで消し飛ばされた。
思い出を踏み躙られた悲しみに明け暮れるレオだったが、ゾフィーから「L77星の難民は他にもいる」と知らされ、一筋の光明を得る。そして、翌月…。
吸血こうもり少女
身長 | 158cm |
---|---|
体重 | 42kg |
演 | 坂本智子 |
夜な夜な吸血活動を行い、牙と口から小鳥を殺してしまうほどの毒息を吐く。
「子供の血はまずい」という理由から子供は襲わない。
余談
前回登場したウルフ星人とは犬猿の仲だが、血縁者がいるという書籍も存在する。その説に則るとバットンはウルフ星の姉妹星の惑星カーミラの住人ドラキュラスとも関係があることになり、実際にこの三者の巨大体は、大きな耳と鋭い牙、夜行性などの共通点を有している。
バットンの別形態である宇宙吸血コウモリの大群をMACが1匹を除いてほぼ全滅させたことが、ろくに実績を残していない「MACの唯一の戦果」とネタにされることがあるが、この大群が全て地球に潜入し、かつ巨大化したらさすがのレオもヤバかった恐れがあるので、巨大化前に大多数を駆除出来たことはある意味大殊勲と言えなくもない。
尚、ウルトラ怪獣大百科のバットンの回で「秘密の腕時計を使ってまんまと大量の血液を集めた」と言う説明があったがそれは間違いなくかつてウルトラセブンことモロボシ・ダンがウルトラ警備隊時代に戦ったあの輩の事である。
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VSこうもり怪獣バットン(ウルトラマンレオ)
ウルトラマンレオ第18話「吸血鬼!こうもり少女」に登場した宇宙こうもり怪獣です。 宇宙吸血蝙蝠の群れの撃破はMACが残した数少ない功績です。 本来ならマイナー枠な怪獣ですが、内山まもる先生のコミカライズ版では、L77星の生き残りを殺害したうえに変身して、レオを地球征服の仲間にしようとしたゲス野郎でした。3,060文字pixiv小説作品 - 『ウルトラ怪獣大百科』書き起こし
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