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「待ってくれ!時間をくれ!アストラ、一体どうしたというのだ!?

言ってくれ!アストラ!アストラ!!」血を吐く様なレオの熱狂!

狂った星・ウルトラの星が刻々と接近する!

その時、見よ!ウルトラマンキング!そして、悪魔の正体は!?

来週もみんなで見よう!!!

放送日編集

1975年1月3日

登場怪獣編集

暗黒星人ババルウ星人/にせアストラ

前回のあらすじ編集

ウルトラの星にあるウルトラタワーの炎が何者かによって消された。

そしてウルトラの星は軌道から外れ、地球に接近し始めた。

これはレオの弟・アストラが、ウルトラキーを盗んだからであった。

ダンゲンは悩んだ…やがて地球上で、レオ兄弟とウルトラ兄弟の対決の時がやって来た!

「アストラ、キーを返すのだ!」不思議な事にアストラは答えない…

レオは…?

happy birthday

STORY編集

アストラ「レオ兄さーん!!!」

3人のウルトラマンの一斉発射をまともに食らったレオ。全身にエネルギーが駆け巡り、その身体は大ダメージを負って痙攣。立ちあがろうとするも当然重症の身では不可能であり、やがてレオは仰向けに動かなくなった。

ダン「レオ…!」

ゾフィー「レオ、レオしっかりしろ!」

流石にやり過ぎたと思ったのか、レオに駆け寄るゾフィー。しかし、その後方では…

スチャ🗝

ウルトラキーを今まさに放たんとするアストラの姿が!!

動揺するウルトラ兄弟。兄が瀕死の状態だというのに、この予想外の行動にダンも驚きを隠せぬ中、アストラはゆっくりとウルトラキーの引き金に指をかける。

ダン「アストラ!何をするんだ!!」

ナレーション「危うし、ウルトラ兄弟!ウルトラキーには、小さな星を粉々にしてしまう程の威力があるのだ!!」

ダン「やめろアストラ!馬鹿な真似はするな!!」

アストラ「フフフハハハハハハハハハハハ…!!」

邪悪な笑い声を漏らすアストラ。やがてウルトラキーの先端に、嘗て幼き日のダン=セブンも見たという光が灯る。最早キーは発射寸前。もう誰も、ウルトラ兄弟を救う事はできないのか…

ダン「やめろ!やめるんだアストラ!!」

ウルトラ兄弟の間に緊張感が走った、その時…!

空の彼方から稲光が走り、ウルトラキーに降り注いだ!

アストラ「わっ!!」

爆発の衝撃でアストラは倒れ、雷を受けたウルトラキーは真っ二つに割れてダンの立っていた場所のすぐ近くの地面に突き刺さった。

ダンがウルトラキーの片割れに駆け寄って見つめていると、そこへ我々にとっても見覚えのある男が姿を現した。

I"m a king !

ダン「ウルトラマンキング…!」

そう、宇宙の魔法使い騒ぎの時も助けに来てくれた幻のウルトラ戦士・ウルトラマンキングだ!

ゾフィー「キング!」

ゾフィーは伝説の超人であるキングに駆け寄り、兄弟を代表してか握手を交わす。

ゾフィー「何故、ウルトラキーを!?」

キング「キーなど問題ではない…!お前達は愚かしくも、ウルトラ兄弟の7番目の弟になるやも知れぬ、レオを殺す所だったではないか!お前達の目には…その男がアストラに、見えるのか!!」

キングはウルトラ兄弟を叱りつけ、アストラを指差す。キングは胸の前で拳を合わせると、大きく開くと共に胸の赤い2つの宝石から洗礼光線を発射。光線を浴びたアストラの身体は赤く発光し、もがき苦しみ出す。そして、そこに現れたのは…

アストラ?「あぁぁ、うっ!やめろォォォォォッ!!!」

ババルウ星人

ダン「ババルウ星人!!」

一連の事件の真犯人・ババルウ星人だった!!

ババルウ星人はウルトラの星と地球の滅亡のため、レオ兄弟とウルトラ兄弟を欺こうとアストラに化けていたのだ。

エース、ジャック、ウルトラマンの3人が逃げるババルウ星人を捕まえようと星人を追いかけるが、キングが彼らを一括して制止。

キング「待て!ババルウ星人など、いつでも倒せる!それよりも今は、一刻を争う大切な時だ!見よ、我らが故郷・ウルトラの星が地球に迫っている!このままでは、2つの星はぶつかり宇宙の藻屑となってしまう…!」

ダン「このウルトラキーさえ使えれば…」

キング「お前達兄弟が力を合わせて、ウルトラの星と地球を救わねばならん…!早く行け!」

ゾフィー「はい!」

キングの言葉を受け、ゾフィーらウルトラ兄弟は地球を飛び去った。

ダン「ウルトラの星が地球に衝突する…しかしこの事は、まだ地球の誰もが知らないのだ…」

キング「セブン、お前も私と一緒にウルトラの星へ行かぬか?」

ダン「地球は僕の第2の故郷です、もしこの地球が、ウルトラの星とぶつかる時は…僕は、僕は地球と一緒に死にます」

キング「そうか、おそらくウルトラマンレオもお前と同じ気持ちだろう…セブン、ああいや"ダン"…おおとり君を診てやるんだ…!」

ダン「はい…!」

ダンの硬い意志を感じ取ったキング。彼の目から見ても、今のダンは歴とした1人の「地球人」であった。そんな彼の意を汲み、キングは1人ウルトラの星へ飛び去って行った。

ナレーション「しかし、その間にもウルトラの星は地球目掛け、益々スピードを上げていた!」

火山噴火や地盤沈下などの大災害は激しさを増し、街の人々を恐怖のどん底に叩き落としていった。その頃MAC本部では、松木隊員が北極星の方角から微かな謎の電波をキャッチしていたが、半ば自暴自棄になっていた白土隊員に「いろんな電波が飛び交っているのに、そんな電波が大ピンチを救ってくれる訳がない」と一蹴されてしまう。

ナレーション「しかし、この氷の中から発信されている電波こそ、大ピンチを救える鍵であったのだが…」

(場面転換)

激しいダメージを受けたゲンは自室にて百子の看病を受けていたが、一向に目を覚まさなかった。そこには、ダンの姿もあった。

ダン「もうすぐ地球が星とぶつかるかも知れない…みんな大騒ぎしているのに、貴女はこんなに冷静だ」

百子「地球が壊れてしまうのなら、何をしていても同じ事です…だったら、私がおおとりさんの所に居てあげたいんです…おおとりさん…」

ゲン「アストラ…うぅっ…」

ダンはブラインド越しに窓の外を見つめる。町では竜巻が発生し、建物が巻き上げられ避難する人で溢れていた。夜道を駆け巡る人の波の中に、地球滅亡の時を待ち侘びて高笑いをあげるババルウ星人の姿も紛れ込んでいた。

(場面転換)

この騒ぎを受けて、MAC基地に高倉長官が姿を見せた。佐藤隊員からダンがゲンの見舞いに行っている事を聞いた高倉は、自ら基地の電話でダンのマックシーバーに連絡を取る。

高倉「こちらMAC、モロボシ隊長応答せよ」

ダン「モロボシだ…」

高倉「私だ、高倉だ」

ダン「長官…!」

高倉「接近しつつある星の処理が決まった、UN--105X爆弾を発射する事になったぞ」

ダン「えっ、UN-105X爆弾…!?」(そんな事をしたら、ウルトラの星と言えど、粉々だ…!僕の両親や兄さん、弟はどうなってしまうんだ…)

高倉「モロボシ隊長、聞こえているのか?」

ダン「はっ、長官!」

高倉「作戦計画を練る、直ちに帰って来い」

ダン「はい、直ちに戻ります!」

基地へ帰るべく外へ出たダン。夜空の闇の中に、ぼんやりとウルトラサインが光る。

ナレーション「ウルトラサインは、まだウルトラの星の軌道を変更できないと告げていた…ウルトラの星の接近に伴い、地球上では強い磁力が働いた!地球始まって以来の天変地異が起きていた…!」

津波により島や農村が水の中へと消えて行く…

(場面転換)

本部に集まったダン以下隊員達は、高倉から作戦の説明を受ける。

高倉「UN-105X爆弾の発射は、明日正午とする」

梶田「長官、あの星がウルトラの星だという噂が町に飛んでいますが…」

高倉「会議の席上、そんな報告も入って来た…だが、悲しいかな我々人類にはそれを確かめる事は出来ないんだ。また、例えそうであったとしても、我々の力ではこの方法しかないんだ…仕方なかろう。君達は明日の発射に備え、十分に休養をとってくれ」

隊員達「はい!」

こうして、作戦説明会は滞りなく終わる筈であった。しかし、席を外そうとする高倉や隊員達をただ1人呼び止める者がいた。

ダン「待って下さい!発射を中止する事はできませんか!?」

高倉「モロボシ君、君ともあろう者が何という事を言うんだ…!」

ダン「もし、もしあの星が本当にウルトラの星だったらどうするんですか!」

高倉「モロボシ君!」

梶田「隊長!」

ダン「ウルトラ兄弟は今まで、我々の故郷である地球のピンチを、何度となく命を懸けて救ってくれたんです!そんな命の恩人に、私は弓を引く様な真似は出来ません!!」

高倉「君は、あの星が何故ウルトラの星だと思えるのかね?」

ダン「それは!…しかし長官には、そうでないという確信がおありですか!?」

高倉「…君の気持ちは分かる!モロボシ君、君個人の意見ではどうにもならんのだよ…私だって、あの星がウルトラの星でない事を祈っているんだ…!」

高倉は当然、ダンがウルトラセブンである事実など知る由もない。だが、彼もまた地球を愛する地球人に違いなかった。ダンの意見を汲み取りつつも、地球を救う最善の策がこれしかない事も事実。ダンの心情を察してか、それ以上は高倉も隊員達も声をかける事なく静かにその場を後にし、ダンは1人作戦室に残された。薄暗くなった部屋の中で、ダンは1人机に座り込み、自身の無力感を痛感する。

ナレーション「地球最後の朝が来た…最早地球には、明日はないのか」

津波は一層激しさを増し、街をも呑み込み始めた…

(Aパート終了)

百子は尚も付きっきりでゲンの看病を続けていたが、地震と強風で部屋中のありとあらゆる物が滅茶苦茶になり、ゲンに覆い被さるようにして守ろうとする。

そしてようやく揺れが収まったその時、ゲンはゆっくりと目を開いたのである。

百子「おおとりさん!おおとりさん…!」

ゲン「ここは…ここはどこだ?」

百子「貴方のお部屋よ!」

ゲン「僕の…どうして僕がここに?」

百子「隊長さんが、貴方をここに連れて来て下さったのよ!」

ゲン「隊長が…で、隊長は今どこに?」

百子「お帰りになったわ…地球に衝突する星に、UN爆弾を発射するんですって」

ゲン「UN爆弾…!?」

百子「今日のお昼に、爆弾を発射するんですって」

ゲン「そんな…そんな馬鹿な!」

百子「おおとりさん!?おおとりさん!」

ゲン「うっ!うぅ…」

百子「おおとりさん、無理しちゃ駄目!!」

ゲン「…そんな馬鹿な事が許されてたまるもんか!!」

百子「おおとりさん…!」

未だ完全に癒え切らぬ身体で無理を押し、手すりに縋りついてでも部屋を出て行ったゲン。百子は不安に駆られつつも、その姿を見送る事しか出来なかった。

(場面転換)

MAC基地にて時計が指し示す時刻は午前10時。最早爆弾の発射は誰にも止められないのかと、基地で1人思い悩むダン。すると、机の上に置かれたヘッドホンから謎の音波が聞こえてきた。そう、あの時松木隊員がキャッチした北極星の方角から発信された電波である。

ダンはふと、何かに気がついた様にヘッドホンを手に取りその電波が刻むリズムを聞き取る内に、その正体に気がついた。

ダン「アストラ…!」

ナレーション「そうだ、そうだったんだ!本物のアストラはババルウ星人に氷漬けにされて、こんな所にいたんだ!氷の塊が太陽に接近した為、アストラは元気を取り戻し、電波を発信していたんだ!」

ダン「やっぱりアストラは…」

ゲン「隊長!!」

そこへ、怪我を押してやって来たゲンの姿が。

ゲン「貴方は自分の手でウルトラの国を壊そうと言うんですか…!?」

ダン「ゲン…」

ゲン「貴方はウルトラ兄弟を裏切ろうと言うんですか!」

ダン「私は地球を守るMACの隊長なんだ…!」

ゲン「しかし、貴方はウルトラセブンだ!」

ダン「…分かってくれ、俺は最早セブンでは無い…」

ゲン「くっ…!アストラが、あんな馬鹿な事さえしなければ…!」

ダン「あれはアストラではない!ババルウ星人だ」

ゲン「!?」

ダン「本物のアストラはここだ…!」

ダンに渡されたヘッドホンを食らいつく様に受け取り、発信される電波の音を聞いたゲンの目に、涙が流れ落ちる…

ゲン「アストラ…アストラーっ!!」

ゲンはすぐさま、あの時の荒野へ駆け戻る。そして最愛の弟の名を呼びながら、誰もいない荒野を突っ走った。

ゲン「くそう、ババルウ星人め…!レオーッ!!」

ウルトラマンレオは荒野に降り立ち、遥か宇宙へ向けて飛び立った。すぐ近くに突き刺さったウルトラキーの間から、丁度すっぽりはまった様にウルトラの星が見えていた。

レオはアストラの名を呼びながら、暗黒宇宙を目指す。程なくして氷漬けにされたアストラのもとへ辿り着いたレオは、全身を真っ赤に輝かせて放つ光線・レオ全身発光でアストラを覆う氷を消し去った。

大宇宙の冒険

アストラ「レオ兄さーん!!」

レオ「アストラ、大丈夫か…!」

アストラ「レオ兄さん…!」

今度こそ無事に再会できた獅子座の兄弟は硬く手を取り合い、そのまま手を繋いで地球へ向かう。

(場面転換)

ナレーション「だが遂にMACは、UN-105X爆弾を発射する為、秒読みを開始していた!」

爆弾の発射予定場ではマックロディーの他にジープも配備され、ダン以下MAC隊員達が異常がないか見張っていた。

ジープ車内で計器を操作していた松木隊員は、ダンに速報を伝える。

松木「隊長!宇宙監視所からの連絡です、レオとアストラが地球に向かっているそうです!」

ダン「間違いないな!?」

松木「はい!」

ダンは僅かな希望を見出し、少し微笑んで空を見上げる。

ついさっきまでウルトラキーの間に収まる程の接近具合だったウルトラの星は、とうにキーをはみ出すほどまでに大きく見える程近づいていた。

発射台のすぐ近くで、人間サイズになったババルウ星人がほくそ笑む。

ババルウ星人「ハハハハハハ…間もなくウルトラの星が、この世から消えて無くなる!ウハハハハハハハ…」

しかし、いつまでも悪に都合良くはいかない。地球に到着したレオとアストラが両手を合わせ、大きな円を描く様にして発射した光線・ウルトラダブルスパークがウルトラキーに照射されたその時、真っ二つになった筈のウルトラキーは元に戻ったのだ!

ババルウ星人「あぁっ!!」

驚きのあまり声を漏らしてしまったババルウ星人。その声に気がついたMAC隊員達が戦闘体制に入る。

ババルウ星人「しまった、奴らにはあんな能力があったのか!」

ここでキーを戻されては折角の計画が水の泡になると見たババルウ星人は、妨害の為に巨大化。

ダン「攻撃!!」

MACのバズーカやマックブラスターの砲撃がババルウ星人に火を噴き、足止めする。その間にアストラが直ったウルトラキーの回収に成功した。

ダン「攻撃中止!!」

下手にこのまま攻撃を続ければウルトラキーや、最悪爆弾に被弾して大惨事を招きかねないと判断したのかダンは攻撃を取りやめる。

レオはアストラとキーを守るべくババルウ星人に立ち塞がるが、ババルウ星人はレオを蹴倒してキーを狙う。

だがレオも負けてはいない。ババルウ星人の膝蹴りを受け止めてもう片足を払いのけ、また蹴破られても怯まず対峙。組み合って揉み合い、奮戦する。

アストラは兄を援護すべくウルトラキーを振り翳してババルウ星人に突進するが、惜しい所でババルウ星人が手を離してしまった為避けられ、アストラは転んだ拍子にキーを手放してしまう。

ババルウ星人は好機とばかりにアストラを蹴倒してキーの奪取を狙うが、レオが後ろから星人を捕まえて阻止。ババルウ星人をキーから遠ざけ、羽交締めにして動きを封じる。その隙にアストラはキーを取り戻す事に成功した。迷うアストラに、レオはババルウ星人の腕を抑えつけて空を指差す。

レオ「早く、早くウルトラの星へ!」

アストラ「兄さん…!」

レオがババルウ星人の左腕を攻めていると、ここでババルウ星人は右腕からカッターを出現させる。

そしてレオを切り裂かんと連続攻撃を繰り出すが悉く避けられ、レオは攻撃を受け止めて星人を投げ飛ばす。

同時にアストラも飛び立ったが、なんとババルウ星人は今度は左腕からチェーンを発射。ウルトラタワーを倒す時にも使った、あのチェーンである。

チェーンはアストラの首に巻きつき、ババルウ星人は巧みにチェーンを操ってアストラを地上に引き摺り下ろす。

そして拘束したアストラをチェーンで振り回し、苦しめ始めた。

アストラ「兄さん…!」

レオ「アストラ!」

アストラ「兄さ〜ん!!」

ババルウ星人によってアストラは投げ捨てられ、ウルトラキーを手放してしまった。ダン以下MACも迂闊に手が出せないので、食い入る様にして戦いを見守る。

レオはキーのもとへ駆け寄るババルウ星人の前にジャンプで立ちはだかり、先にキーを回収しようとするが、今度はレオの手にチェーンが巻き付けられてしまう。

ババルウ星人はチェーンを手繰り寄せてレオを誘導し、地面に叩きつけて攻撃。

しかし、これは同時にババルウ星人の気を引きつけている事でもあった。レオはアストラへ向かって叫ぶ。

レオ「アストラ、早くウルトラキーを!!」

兄が必死にババルウ星人を引きつける中、アストラは地べたを這いながら少しずつウルトラキーに近づく。

何度も気を失いかけながらも、アストラは諦めずキーを取り戻そうと奮闘。レオもまた、強敵ババルウ星人相手に奮戦を続けた。

天変地異は激しさを増し、地割れ、津波、そして誘発した火事で街は見る間に火の手に呑まれて行く。

しかし、これ以上の犠牲を出す訳にはいかない。アストラはようやくウルトラキーを手にすると、ウルトラの星へ向けて飛び立った。

ババルウ星人はそれを見て悔しがり、レオへの注意が散漫になった隙をついてレオは逆にチェーンを引っ張り、ババルウ星人を引き倒す。ババルウ星人も負けじとレオを引き倒し返すと、右腕のカッターでトドメを刺そうとして来た。しかし、レオは瞬時にチェーンを翳すことで、相手の攻撃を利用してチェーンを斬らせ、拘束を解く事に成功。

こうなれば後はもうレオのターン。鋭い打撃でババルウ星人を打ち倒し、休まず追撃をかけ続ける。倒れたババルウ星人の足をとって関節技をかけたのち、立ち上がった星人の顔面にひたすらパンチの連打。

これまでの怒りを全てぶつけるが如く打ちのめし、ババルウ星人は攻撃に吹っ飛ばされてビルを巻き添えに倒れた。

すると、空にウルトラサインが浮かぶ。それはアストラのものだった。

レオ「よかった、間に合ったぞ!」

ウルトラの星の全滅に失敗したババルウ星人は、忌々しげに立ち上がる。その胸の黒いコア「パイルオーガン」が赤く点滅していた。

そこが弱点だと見抜いたレオは跳躍。必殺・レオキックを繰り出した!

イヤァァアアアアア!!!

レオキックはババルウ星人の胸のコアに直撃し、星人は火花を激しく噴きながら倒れ、爆死した。

ウルトラの星も地球に激突する寸前で軌道を変え、元のM78星雲へ帰って行った。

ナレーション「レオとアストラの活躍で、地球にもウルトラの星にも、再び平和な時が戻ってきた。そしてウルトラタワーにも、正義の炎が燃え始めたのであった」

東京の街は再び人で賑わい、ウルトラの星のタワーも再建された。

(場面転換)

激闘が繰り広げられたあの荒野に、美しい菜の花が咲き誇る。ダンはゲンに、嬉しいニュースを告げた。

ダン「お前達兄弟の活躍で、この地球とウルトラの星が助かった…素晴らしい君達兄弟を、俺達の兄弟に加えたいと、ウルトラマンキングが言ってきた」

ゲン「光栄です…」

ダン「アストラは?」

ゲン「また宇宙の旅に出かけました」

ダン「そうか…早く伝えてやれ」

ゲン「はい!おーい、アストラー!おーい、アストラー!おーい、俺達はウルトラ兄弟になったんだぞー!!」

笑顔で喜びを分かち合うゲンとダン。遥かウルトラの星から、ウルトラの母ウルトラの父も見守る。

どこかの鍵をかけ忘れてる気がするウルトラの母

次回作の準備 Preparations for the next

そしてアストラは、宇宙の彼方へ光となって去って行った…


余談編集

レオ兄弟がウルトラ兄弟に加入した記念すべきエピソード。


ウルトラの父と母は前作『ウルトラマンタロウ』からの流用であり、前者は第39話、後者は第19話からの流用。


高倉長官は本話が最後の登場となり、その後どうなったのかは不明。


ババルウ星人とウルトラマンキングは両方清川元夢氏がキャスト。


前回同様、天変地異の映像は本編第1話、『ウルトラセブン』、『帰ってきたウルトラマン』、『ファイヤーマン』、『タロウ』、『猿の軍団』の流用。


MACのジープは第6話とは別のもの。


関連タグ編集

ウルトラマンレオ レオ兄弟 ウルトラ兄弟

ババルウ星人 ウルトラマンキング















































しかしこの時ゲン/レオは知らなかった。彼の心をズタズタに引き裂くような惨劇がすぐそこにまで迫っていたことを……

























悪魔の惑星・ブラックスターから謎の円盤が地球侵略に飛び立つ!

君たちの愛するMACの運命は?スポーツセンターの仲間達は?

レオに戦いを挑んだ新しい敵・円盤生物シルバーブルーメの正体とは何か?

来週もみんなで見よう、「ウルトラマンレオ」!!

白銀の妖花

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