情報
- 作詞:阿久悠
- 作曲・編曲:川口真
- 歌:ヒデ夕樹、少年少女合唱団みずうみ
概要
『ウルトラマンレオ』第14話から最終回までのオープニングテーマ。
やや憂いを帯びた曲調の前期主題歌からうって変わって、ストレートにレオの力強さを強調しているのが特徴。
ちなみに、TVサイズは尺に合わせて早回しされており、かなりピッチが高く、使用はされなかったものの、2番の歌詞でのものも録られていた模様。
挿入歌として
第14話と第15話ではTVサイズと同様の早回しされたバージョンが使用され、第16話からフルサイズが使用されるようになった。
冬木透氏が参加したウルトラシリーズ定番の“冬木版ウルトラマンのテーマ”の一つであるM-1(真紅の若獅子)はイベント色の強いシーンで使用されることが多かったため、代わりにこちらがレオの戦いを盛り上げることとなった。
序盤から続いてきた特訓が段々と少なくなってきた時期に合わせて使われ始めたため、“強くなったレオ”のアピールに一役買っている。
第39話以降は、TVサイズほどではないが少し早回しされている。
ウルトラギャラクシーファイト運命の衝突では、アブソリュートタルタロスとレオ兄弟の対決で流れている。
余談
- 「レオ〜!」という主役ヒーローの名を歌い出しに持ってくるスタイルは、前作『ウルトラマンタロウ』の主題歌を挿入歌として使う際に施された編集(イントロで登場した後、「タロウが飛び立つ〜」と一気にサビまで飛び、それに合わせて戦い始める)にも見られた手法である。
- ファンの間では「当初はこちらが主題歌となる予定だったが、スタッフの意向で没となり、視聴率の関係などによって第14話以降から主題歌として返り咲くことになった」と言われることもあるが、真偽は不明。「45th ANNIVERSARY MUSIC COLLECTION」付属の資料では、前期主題歌の録音日は1974年3月2日、こちらは同年5月9日と記載されている。ちなみに、5月10日は第5話の放送日であり、主題歌の変更はかなり早い段階から決まっていたようである。
- 前期主題歌の完成度の高さから、「前のほうが良かった」というファンもおり、実際に重要な戦いでは前期主題歌のメロオケ版が使用されている。DVDでは、なんとオープニング曲を前期主題歌に切り替えられる機能までつけられてしまった(DVDBOXやBlu-rayではオミット)。しかし、後期主題歌にも根強いファンは多い。
- 本編で使用されたものと、CDに収録されているフルサイズではミックスが大幅に異なる。CDに収録されている方はメインボーカルが前面に出ており、テンポも遅く、鈍重な仕上がり。本編での軽快なイメージを期待して聴くと、ギャップに戸惑うことになり、もしかしたらこのバージョンが後期主題歌の低評価に繋がっているのかもしれない。(幸いにも本編で使われたバージョンを収録したレコードが存在し、朝日ソノラマから出ていたとのこと。そのため「45th ANNIVERSARY MUSIC COLLECTION」ではレコードのノイズが少ないところを繋ぎ合わせるかたちで復刻された。)