データ
全長 | 70メートル |
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体重 | 4万5千トン |
出身地 | 地底 |
概要
「帰ってきたウルトラマン」第30話「呪いの骨神オクスター」に登場する怪獣。別名「水牛怪獣」。
地殻変動によって滅んだ古代水牛の生き残りで、異常なまでに成長を果たした結果怪獣となった。
口から吐き出す白い唾液は何でも溶かす溶解液になっており、伸縮自在の舌と巨大な角「電撃双長角」を武器にしている。氷河期を乗り越えた為に身体を一定の熱量に保つように細胞が進化しており、水中や寒い気温の中でも体を冷やすことは無い。鬣は非常に固く、実に鋼鉄の20倍。尻尾も一振りで津波が起きる程に強化された。また、舌は20メートルまで伸ばす事が出来、もはや水牛の範疇を超えた進化をしてしまっている。水の生活に適応しすぎた事で水辺から離れる事が出来なくなってしまったという、哺乳類にしては致命的な弊害を抱えている。10分以上水から離れると呼吸が出来なくなって死んでしまうらしい。(もっともウルトラマンは地球上で3分しか生きられないため、まったく心配ないと空想科学読本で指摘されてるが)。従来の牛の仲間のような草食ではなく、人間を食べる肉食であるようだ。なんとも怪獣らしい経歴の持ち主である。
普段は大王山の麓にある澄み切った底なし沼の中に息を潜めている。
付近の村では牛の神として祀られており、失踪した人間は祟られて神隠しにされたのだと思われていた。実際にはかつての仲間の遺体を守ろうとして、骨を奪おうとする人間達を殺害していた。
作中では、物語開始前に骨を持ち帰った夫婦が神隠しにあい、山小屋の老人や坂田健の警告を無視した水牛の骨を持ち帰った考古学者2人を唾液で殺害し、考古学者達を水牛の墓場に案内した山小屋の老人を伸びる舌で絡めとって捕食している。
水中戦でウルトラマンジャックをも圧倒する強さを見せるが、「水が無ければ弱ってしまう」という弱点を見破られてしまい、ブレスレットの能力で沼の水を全て蒸発させられ、最期はスペシウム光線を受けて倒された。
遺体はジャックのウルトラショットによって焼却され、骨は沼の底に沈められた。それと同時に牛神を祀っていた大牛神社も崩壊した。
余談
『ウルトラ銀河伝説』ではベリュドラの胴体を構成する怪獣の一体として登場した。
名前の由来はox(牡牛)+Monster(怪物)。そのまんまである。
モチーフは「水牛」と「牛骨」。
脚本の内容から動きが少ないと判断し前肢のみの形状としたが、デザイン画では四足歩行怪獣の変形として描かれていたのに対し、実際のスーツでは角の部分に腕を入れる二足歩行怪獣として造形された。
脚本家の長谷川圭一は『ウルトラマンメビウス』で、オクスターを登場させたかったとTwitterで語っている。
『空想科学絵本かいじゅうのすみか』では、水辺を求めて群れで大移動をするオクスターの姿が描かれている。本編の個体とは違い、陸上生活にも適応していると思われる。
関連イラスト
関連動画
関連項目
オムスター:一字違い。
ファイヤバドン:同じく生息環境に適応し過ぎた結果、それ以外の環境では生きられなくなってしまった怪獣。