DATA
概要
第6話「燃える深海への挑戦」に登場。
数億年前に地球上に棲息していたと言われている蝙蝠や翼竜のような姿をした怪獣。
海底火山のマグマの中に潜み、数千度の高温や深海の水圧にも耐えきれる頑丈な体を持つ。
陸海空全てに対応した高い機動力を有するのが特徴で、あまりに出現から逃走までが早すぎてレーダーでも追尾できないほどの俊敏さを活かしたヒット&アウェイ戦法を得意とする。その飛行速度はマッハ7にも及ぶ。
しかしその戦法は、裏を返せばそれしかできないことの表れでもあった。
実はファイヤバドンはマグマからエネルギーを得ている為陸上・水中では5分間しか活動できず、すぐにエネルギー確保のため地底に逃走するのである。したがって、陸海空のどの環境でも戦闘が出来るが、溶岩の中以外では生き続けることは出来ないという哀れな怪獣でもあった(言うならば魚類の鰓呼吸の様な物である)。
そのため当初は姿が確認されていなかったが、ムツミ隊員が文献を調べた事で正体が発覚した。
口から放つ火炎は水中でも燃えるというとんでもない威力を有する。
活躍
火山弾や津波と共に出現し、口から吐き出す火炎で周囲を火の海へと変え、避難民を皆殺しにすると姿を消す。
次に海底火山の噴火と共に出現。周辺を通る船を襲撃しスーパーマードック号の熱線砲を物ともせずに再び海底に逃げ、潜航限界に達してしまったスーパーマードック号を振り切る事に成功する。
その後深海でも長時間活動できるよう改造したスーパーマードック号に海底火山にて発見され、腹部に特殊な銛を打ち込まれる。その後ウルトラマンジョーニアスと激しい空中・水中戦を展開した末、銛を打ち込まれた場所にプラニウム光線(Bタイプ)で通電され、体内で大爆発を起こされて粉々に吹き飛んだ。
余談
放送当時としては珍しい水中と空中を自在に行き来できる怪獣であり、水中と空中を行き来しながら展開される戦いは、やはり本作がアニメだからこそできた演出と言える。
また、劇中では1体のみの登場だったが、スチール写真では3体でジョーニアスと戦っている。
関連タグ
ザ☆ウルトラマン ザ☆マン怪獣 ウルトラ怪獣 古代怪獣 溶岩
マグマ怪獣仲間
ザンボラー、ギラドラス、マグネドン、グラレーン、グランゴン、マグマ怪獣ゴラ
オクスター:同じく生息環境に適応し過ぎた結果、それ以外の環境では生きられなくなってしまった怪獣。
宇宙凶険怪獣ケルビム、アリゲラ:こちらも水中と陸上と空中を自在に行き来できるメビウス怪獣達(ただし主戦場は地上だった)。彼らは活動制限時間無しで陸海空を行き来できる。