「俺は見たんだ、怪獣が牛を殺してるところをな。殺し終わると、怪獣は、スーッと子供の姿になったんだ」
概要
別名: | 牡牛座怪獣 |
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身長: | 1.6m(人間時。だが映像ではどう見てもそんなに小さくない)、60m(怪獣時) |
体重: | 120kg(人間時)、3万t(怪獣時) |
出身地: | 牡牛座 |
演: | 大前均 |
第20話「ふしぎな小熊座の少年」に登場。
卑劣で暴力的で弱い者いじめが大好きな、宇宙の嫌われ者。
牛モチーフの怪獣だが、毛むくじゃらな見た目や発達した大胸筋もあって熊っぽさも感じられる。
小熊座人ボックの母親を殺し、ボックの方も大人になって将来仇を討ちに来る前に始末しようと企む。この性質からわかるように、さそり怪獣アンタレスなどと同じ「宇宙人っぽい怪獣」であると言える。
人間に変身する能力を持っており、ひげを生やしたスキンヘッドの大男に変身して人間や動物を虐殺。その罪をボックになすりつけ、地元住民を扇動して彼を殺そうとするも、モロボシ・ダンによって正体を暴かれ巨大化した。
動きは鈍いが怪力の持ち主で、人間体時は巨大なマサカリを振り回し、本来の姿の時は頭の角を使った頭突きと鋭い爪による突き刺し攻撃で戦う。宇宙空間を飛行する際には赤い発光体のような姿を取る。
ウルトラマンレオとの戦いでは爪を使った目つぶしで苦しめたが、ボックが母の形見である宇宙クロユリの花を投げつけると、それが両目に突き刺さり失明。
最後は宇宙クロユリの花が発する音でドギューの位置を突き止めた(フリップ星人戦での経験が活きた?)レオが放ったレオスパークで両足を切断され爆死した。
なぜか資料では目に花が突き刺さった状態の写真が使われていることが多い。
余談
- 名前の由来は「牡牛座」の「牡」の字の「土」と「牛」の音読みから。
- 人間体の大前氏は『電子戦隊デンジマン』のバンリキ魔王役で有名。後に『ウルトラマン80』にも今回とほぼ同様の役(怪獣の人間体)でゲスト出演している。
- 本エピソードは北海道ロケ編の第2弾にあたる。ゲンとダン以外のレギュラーが一人も登場しない異色の回となっている。しかもそれを自嘲・自虐してか、作中で基地内でダンが「MAC全員出動!…とは言え、私とお前の2人しかいないがな」と、苦笑いで言うシーンがある。
- これのオマージュなのかは不明だが、漫画作品『ウルトラマンSTORY0』のコミックス第4巻の古代の地球編にて、セブンがゴモラと夕日に照らされるまで長期戦を繰り広げ、尻尾攻撃がセブンの目に当たって一時失明してしまって視界が利かなくなり、その間にゴモラはソロリソロリとこっそり後ろから襲おうとしていたが、セブンとアルフォンヌが現地で出会って親しくなった村長の男・ショウキの「セブン 後ろだ!!」の助言によって反応し、咄嗟に後ろのゴモラの首をアイスラッガーで切り落とし、撃破している。そして一件落着後、セブンは「あなたが声をかけてくれなければやられていた。ありがとう」と、礼を言っている。