操演

そうえん

特撮技術の一つ。ミニチュアやぬいぐるみの上に細いワイヤーを通して、上から引っ張ることで対象が空を飛んだり生き物のように動いているかのように見せたりすること。

あーっ糸見えた!　釜飯だよ釜飯ぃぃ!!

概要

基本的に人が入って演じることが不可能な外見のものに使用されることが多い。

ちなみに円谷英二は「人は映画を見ると対象の『上』に視線が動きやすい」と言うことを知っており、飛行機などの単純な操演の際には上下さかさまに吊り上げて動かし、撮影後に反転させていたという逸話がある。

その他にもミニチュアのビル破壊や戦いで起こる砂埃や怪獣の爆発等も操演部によって演出されている。

操演で演出された着ぐるみの例

• カマキラス＆クモンガ（ゴジラの息子）
• キングギドラの首（ゴジラシリーズ）
• クール星人、ビラ星人、チブル星人、ポール星人（ウルトラセブン）
• ムカデンダーの上半身（ウルトラマンタロウ）
• ユニバーラゲス（ウルトラマンA）
• 円盤生物の大半（ウルトラマンレオ）
• ドレンゲランの首（ウルトラマンネオス）
• メルバの翼、グワームの首（ウルトラマンティガ）
• セレブロ（ウルトラマンZ）

関連項目

特撮　傀儡　操り人形　人形劇