「光の国が恋しいだろうね、ウルトラセブン!でも、自業自得というものだ。M78星雲には冬はない。寒い思いをするがいい、ウルトラセブン!」
データ
別名 | ミニ宇宙人 |
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身長 | 30cm |
体重 | 1kg |
出身地 | ポール星 |
CV | 矢田耕司(ノンクレジット、声に加工あり) |
概要
第25話『零下140度の対決』に登場。
過去、2度に渡り地球へと飛来し、地球に氷河期をもたらしたと豪語する宇宙人。
3人一組で地球へと飛来し、地球に第三氷河期をもたらそうと三度地球へとやって来た。
何故2度に渡り地球へ氷河時代をもたらしたのかは不明で、ファンの間では「自分たちの力を誇示したかったからではないか」と予想されている。この点は後の「ウルトラマンレオ」に登場した大半の宇宙人たちにも共通する。
その姿は黒い体色に縦に平べったい円錐状の頭部と、胸から直に脚の生えた体躯を持っており、人間の幼児よりも小さい姿をしている。
また自身は直接姿を見せず、ダンの意識が寒さのあまり朦朧とした際に見た炎のイメージを通じてのみ、その姿を現した。
地球へと3度目となる氷河期をもたらそうと凍結怪獣ガンダーを差し向け、寒さに弱いセブン(ダン)を消耗させたり、地球防衛軍基地の設備を冷気で故障させ活動不能に追いやるなど猛威を振るった(しかもダンはウルトラアイを落としてしまったので、戦闘をミクラスに任せつつ自分はウルトラアイを探す羽目に。そして基地はガンダーの冷気で氷点下90度という超極寒地獄と化し、隊員たちが次々昏倒してしまった)。
しかし最終的に地球防衛軍隊員達の決死の努力で基地の機能は回復。そしてエネルギーを補給したセブンや、復活したウルトラ警備隊の活躍によりガンダーは倒され、彼らの計画は失敗に終わった。その際の最後の会話がこちら。
「ウルトラセブン、どうやら我々ポール星人の負けらしい……第三氷河時代は諦めることにする」
「しかし、我々が敗北したのは、セブン、君に対してではない… 地球人の忍耐だ、人間の持つ使命感だ!!そのことをよーく知っておくがいい」
「ハッハッ、我々は君のエネルギーが元のように多くなく、そして活動すればたちまち苦しくなる弱点を作っただけでも満足だ!! ハッハッハッハッ!!」
だが、結果的にこの戦いが原因でセブンはかなりのエネルギーを消耗してしまい、以降、地球での活動時間が著しく制限される事になってしまった。
今まで圧倒的に不利だった戦況を忍耐と使命感によって打破、見事に逆転勝利した地球人に対しては敬意を示し、セブンには活動限界という弱点を与えたという成果に満足した彼らは地球から去っていった。
そしてポール星人が再度襲来したり、別の宇宙人・怪獣と結託したりといった事は無かったが、もし彼らがこの情報を共有していたら……。
これまで弱点が見当たらなかったセブンに対し、「活動時間が短い」という弱点を見つけた事は彼らにとっては十分な収穫だったのであろう。
名前の由来は「極冠」(氷の高緯度の地域)を意味する英単語「pole」から。