「我々の星の平和を二度と荒しに来ないようにするだけだ。君も君をいじめる子はやっつけてやりたいだろう。私も同じことだ」
「よし、セブンのことは信用しよう。だが、アンノン星はいかなる星からの侵略目標にさせない…」
曖昧さ回避
- アンノン族については『an・an』と『non-no』を。
- 『仮面ライダーアギト』に登場したライダー怪人についてはアンノウン(仮面ライダーアギト)を。
- 『ポケットモンスター金・銀』初出のポケモンについてはアンノーンを。
- 『シン・ウルトラマン』の企画・脚本については庵野秀明を。
- 照明器具については行灯を。
- その他のアンノウンについては「アンノウン」を参照。
データ
別名: | 岩石宇宙人 |
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身長: | 30m |
体重: | 15万t |
出身地: | アンノン星 |
CV: | 中江真司 |
概要
第16話「闇に光る目」に登場。
頭脳と目だけの生命体アンノン星人が、活動に必要な岩石へと憑依し活動できる体を得た姿。
この姿を得ることによりアンノン星人は初めて外敵を物理的に攻撃することが出来るようで、主な戦力は目から放つ緑色の怪光線と背中から放つ煙幕である。
また、岩石で構成された体はセブンのエメリウム光線すら大きなダメージとならなかったほど強固であった。
鳴き声はミクラスの流用と思われる。
アンノン星人
光る青い目のような姿をした頭脳のみの知的生命体。
本来は争いを好まない比較的平和的な種族なのだが、ペダン星人の事件より前(だと推測される)地球防衛軍が打ち上げた観測用ロケット『サクラ9号』を地球人が自分たちの星を侵略する為に送り込んだ侵略兵器だと誤解し、それに対して報復するため、活動に必要な岩石の体を搭載させた『サクラ9号』に憑依して地球へと潜入した。大げさな考えに思われるかも知れないが、その土地の住人の許諾を得ずに勝手に測量するというのは歴とした不法行為であり、この手の事件で外交問題に発展した例は数多く存在する。子供にはピンとこない理由だが、大人なら肝が冷える案件である。
主な能力は、無機物への憑依能力と強い念動力により相手を気絶させられること。
また、岩石の肉体がない、そのままの姿でも宇宙空間を移動することが出来るようだ。
地球に到着後、証拠隠滅の為に『サクラ9号』を爆破した際、誤って自身の体も吹き飛ばしてしまったため、偶然にもそれを拾ったヒロシ少年(演:稲吉千春)に(敵情偵察も兼ねて)彼を虐めるいじめっ子たちを懲らしめた後で近づき、「自分の頼みを聞いてくれたら強い子にしてあげるよ」と言葉巧みに言い包め、活動に必要な体を巨大化させ、地球人と戦うために必要となる作業(巨大化するためには高温の熱と硫黄が必要らしい…)をお願いする。
力ずくでない所を見るに他の侵略者と違い(相手がまだ子供という事も有るだろうが)まだ紳士的。
そしてヒロシ少年が活動に必要な岩石の体を火山の火口に投げ入れた(というか落としただけなのだが…)のを見計らい、体と融合し、地球を破滅させようと行動を開始する。
ヒロシに語りかける時の目は大きいのだが、岩石怪獣の姿になると、なぜか上イラストのつぶらな目となり怪獣にしてはちょっと可愛い印象となっている。
母星への領域侵犯をした地球側であるウルトラ警備隊のキリヤマ隊長の説得は全く聞き入れなかったが、最終的には(とりあえず攻撃して動きを封じ、ダメ押しでストップ光線で動きを完全に止めて話し合いできる状況を作った)セブンの説得に応じ、上記2つ目の台詞を言いながら肉体と本体を切り離して母星へと帰還していった。
ちなみに肝心のヒロシ少年はどうなったのかというと暗い夜中に大人たちを欺き出歩いていたという事で、いじめっ子たちに尊敬されるようになった模様(一応、星人は願いをかなえてくれた…のかなぁ?)。
関連タグ
善玉宇宙人:あくまで正当防衛目的で戦ったのとセブンの説得をきちんと聞き入れた為決して悪の宇宙人では無いため追記。
ペダン星人:地球に訪れた理由が同じものであり、放送話も連続している。しかしコチラはダン(ウルトラセブン)との対話に応じて和解する姿勢を一度は見せたものの、最終的にセブンと地球防衛軍が共にキングジョーを攻略できないことから裏切り、地球侵略へと方針を切り替える。
ヴァルキューレ星人:地球を攻撃した動機はアンノンとほぼ同じだが、手は比較にならないほど外道。また(対象こそ違えど)憑依能力があるという共通点もある。
怪獣殿下:怪獣殿下ことオサムを演じるのは、本話でヒロシを演じた稲吉千春氏。
町田政則:本話にいじめっ子の少年役でゲスト出演し、後年、インタビューを受けている。