データ
別名 | 大グモ(大ぐも) |
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身長 | 2.5m |
体重 | 120kg |
出身地 | 東京近郊石崎岬 |
概要
第9話『クモ男爵』に登場。
古ぼけた洋館に住む巨大な蜘蛛で、劇中では2匹が登場した。
冒頭で灯台に出現して職員を襲撃した後、洋館に迷い込んだ万城目達に襲い掛かった。
クモンガ等の蜘蛛怪獣の例にもれず、お尻ではなく口から糸を噴出する。また、水面を歩行することもできる。
1匹目は万城目の投げつけたナイフが胴体に刺さって死亡し、さらに出現したもう1体は万城目達の乗るスポーツカーを追いかけたものの轢殺された。
その死後、館は主を失ったことに呼応するかのように炎上した。
クモ男爵の伝説
今から約90年前、クモをこよなく愛する男爵がいて世界中の様々なクモ達と共に屋敷に住んでいて、周囲からはクモ男爵と呼ばれていた。だがある日、男爵の一人娘が結婚するというとき、彼が欧州から持ち帰った毒蜘蛛タランチュラに娘が刺されてその毒で狂って館の前の底なし沼に落っこちた。
悲しんだ男爵だったが、その沼の中から娘がタランチュラに転生して甦り、それ以降は2人で静かに館の中で暮らすようになったという。
万城目の見解では、このタランチュラはクモ男爵とその一人娘のなれの果ての姿らしい。
余談
- タランチュラの登場シーンは全て操演で行われ、ウルトラセブンのグモンガや東宝怪獣のクモンガもすべて操演である。しかし、劇中の所々で操演用の糸が映ってしまっている。
- 有名な話だが、ラストで崩壊する洋館のシーンでセットを崩すスタッフの手が映っているが、この回のホラー的演出をより際立てている。総天然色版では炎に差し替えられている。
- 当初の予定では人間体のクモ男爵が登場する話だったらしい。なお、この回は怪奇・ミステリー作家エドガー・アラン・ポーの作品がモチーフになっており、劇中で万城目の仲間がポーの詩の一節を語っている。
- ベリュドラの胴体を構成する怪獣としてウルトラ銀河伝説に登場した。