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概要編集

1966年2月27日放送。

監督円谷一
脚本金城哲夫
特技監督小泉一

クモの糸に包まれた不気味な館を舞台に、巨大クモが万丈目達に襲い掛かるゴシックホラー回。

STORY編集


霧の深い夜の灯台

海上保安本部からの連絡で、灯台の明かりを調べに行った2人の職員が巨大クモに襲われたことから、今回の物語が始まる。


大蜘蛛 タランチュラ

夜の蜘蛛悪魔の使いとして恐れられています今夜は闇の中から突然姿を現し人を襲う蜘蛛の物語です。」(ナレーター:石坂浩二


その頃、万城目淳戸川一平江戸川由利子の3人は、親しい友人の葉山(演:滝田裕介) 竹原(演:鶴賀二郎) 今日子(演:若林映子)とパーティーから帰る途中であった。

近道を進んでいたつもりだったが、霧が深かったため道に迷ってしまう。


一平と竹原が車を降りて方向確認に向かうが、森の底なし沼に落ちてしまった。

駆けつけた万城目達が二人を急いで救出するも、冬の沼はとても冷たく一平と竹原は寒さに震える・・。


民家が見当たらず途方に暮れる万城目達は、明かりの灯る古い館を発見。一行は木の橋を渡り、その館にたどり着いた。

しかし、そこはクモの巣だらけの不気味な幽霊館だった。ロウソクの火で暗闇の館内を探索するがまったく人の気配がない。

とりあえず、高熱を出し始めた竹原をソファに寝かせる。


暖炉が温まったころ、万城目が「クモ男爵」にまつわる伝説を思い出し、由利子達にその話を始めた。


90年前。クモを愛し、屋敷の中に大量のクモを飼っている男爵がいた。

周囲の人達はクモ男爵と呼んで気味悪がっていたが、本人はそのことをお構いなく世界へ旅に出ては、珍種のクモを集めていた。

ある日。欧州から日本へ持ち帰った毒蜘蛛タランチュラが、結婚間近の一人娘を噛んでしまう。

発作を起こした娘は暴れまわっているうちに底なし沼に落ちて死んでしまった。最愛の娘を失った男爵は、その悲しみのあまり気が狂う。

ところが、死んだはずの娘がタランチュラとなって甦り、狂った男爵と屋敷でひっそりと暮らした。


と万城目は真剣に話すが、由利子と今日子に「怖がらせるための作り話」と不評に終わった。


暖炉に必要なを調達するため、万城目と葉山は再び館内を探索。

葉山がクモの糸だらけの倉庫で、洋酒オカリナを拾った頃、万城目は先ほどの屋敷の明かりは灯台の光が窓に反射していたものだったことに気付く。

一段落し、二階の個室ベッドで寝そべる万城目。そこで天井に張り付く巨大クモを目撃する。


万城目は慌てて広間へ戻り、由利子達にクモを見たと説明するが、誰も信じようとはしない。

葉山が新しい洋酒を取りに再び倉庫へ向かう。洋酒を拝借する葉山の頭上から巨大クモが襲いかかる。


一平が吹くオカリナの陰鬱な音が広間に響き、落ち着かない万城目達。そこへ地下の倉庫から葉山の悲鳴が聞こえた。

万城目たち3人は、今日子に竹原を任せて倉庫へ向かう。


倉庫に駆けつけた万城目達は倒れている葉山を発見。意識を取り戻した葉山は巨大クモに襲われたと語る。

その頃一方、葉山を襲ったクモが広間に出現。ソファに横たわる竹原を狙っていた。


一方、今日子はを欲しがる竹原のために、台所で水を調達していた。コップに水を汲む今日子の背後に、広間にいるはずのクモが忍び寄る。

クモは口から糸を吹き出し今日子を襲う。この屋敷は二匹の巨大クモの巣であった。


うなされる竹原に迫るクモ。そこへ戻って来た万城目と一平は間一髪竹原を救出。

ロウソクの火でクモに応戦する一平だったが、逆にクモの糸にやられてしまう。

万城目は暖炉に置いてあるナイフを手に取り立ち向かう。天井に張り付いたクモにめがけてナイフを投げつける。

腹部を刺され、落下したクモの首元にとどめをさす万城目。クモを退治した後、台所から難を逃れたクモの糸だらけの今日子が広間に戻ってくる。


一行は急いで館から脱出するが、もう一匹のクモが執拗に後を追う。

底なし沼に沈みかける木の橋を渡り、車に乗り込む。葉山達の車は先に発進するが、万城目達の車はなかなかエンジンがかからない。

蜘蛛が間近に迫った時、ようやくエンジンがかかった。一度車を後退させた後、全速力でクモに体当たりする。


轢かれたクモが絶命したその直後、館が轟音を立てて崩れ始める。

万城目達が呆然と見つめる中、暖炉とロウソクの火が燃え移り炎に包まれた館は沼に沈んでいった。


あの巨大クモの正体はクモ男爵と娘だったのか?

全ては謎のまま、館の最後と共に幕を閉じるのであった。


悪魔の使いとして恐れられている夜のクモに、人間が変身したという悲しい物語があります

人を襲うのは人間に返りたい一心だったのかもしれません

あなたの庭先で夜、クモに出会ってもどうぞそっとしておいてください・・・。」(ナレーター



おまけ編集

万城目達の友人の一人・今日子を演じた若林映子氏は東宝の映画を中心に活躍。

次回作ウルトラマン」第5話「ミロガンダの秘密」では浜口節子役で出演。


葉山役の滝田裕介氏はウルトラマンティガ」第49話「ウルトラの星では円谷英二役で出演している。


竹原役の鶴賀二郎氏はウルトラセブン」第35話「月世界の戦慄では宇宙ステーションV3のシラハマ隊員役で出演。一平役の西條康彦氏によると底なし沼に落ちるシーンでは自分よりガタイがデカいのに震え上がっていたという。


余談編集

日本において、夜の蜘蛛は「夜に泥棒を呼ぶから」などの理由で不吉、朝の蜘蛛は逆に「客を呼んでくれる」あるいは「天気が良くなり農作業がはかどる」といった理由で縁起がいいとされる。

一方フランスではその逆で夜の蜘蛛は希望の象徴であるそう。クモ男爵はそれゆえにクモを大事にしていたのだろうか。

国によって解釈は色々あれど、蜘蛛は本来益虫でGやらKなどの害虫を捕食してくれるため、ラストのナレーション通り夜に姿を見かけてもそっとしてあげるのが一番なのかもしれない。業者のようなものであるコウモリも似たポジションである。


葉山たちの乗っていた車は二瓶正也の愛車。本人も出番があると思っていたが車を貸しただけで終わってしまったという。

底なし沼はセットに作られたがあまりの寒さに氷が張っており、『ウルトラマン』で本物の湖に飛び込む芝居をした西條康彦も「あの時の氷の張った沼のセットに比べればお湯みたいなものだった」と語っている。


洋館が燃え落ちるシーンで、セットを崩すスタッフの手が移りこんでしまっているシーンがある。総天然色版では炎を追加合成して隠されている。


関連項目編集

円谷プロダクション ウルトラQ 大グモタランチュラ

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