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概要

仮面ライダー第1作ショッカー怪人は、第1話に蜘蛛男、第2話に蝙蝠男、第3話にさそり男の順で登場した(メイン画像、右から3人)。

以後シリーズの後続作品、とくにいわゆる「昭和ライダー」作品においてはこのうちの2種(クモとコウモリ)をモチーフにした怪人(またはそれに準ずる位置づけの敵)が、序盤に連続して登場する(単発の劇場作品、OVA等では共演)例が多く見られる。

よって昭和シリーズに親しんだ世代のファンにとっては、「クモコウモリ」といえばライダーシリーズ序盤の敵キャラとしていわば記号化し、あたかも序数「I, II」の代名詞に近い響きで記憶に残っている。


仮面ライダーシリーズにおける怪人登場パターンの定番としては、終盤あるいは節目の回(敵組織または大幹部の交代、ライダー側の強化等)に見られる「再生怪人」あるいは「怪人軍団」がよく知られている。ただこちらの場合、怪人の初回登場時の設定や能力が再登場時にほとんど活かされないのに対し、本記事で取り上げる展開は、第1作の怪人たちが作品の序盤展開に果たした役回りが、後続作品の同モチーフ怪人にもしばしば引き継がれていることが特徴である(後述)。


こうした現象は、ウルトラシリーズで「終盤に登場する強敵」としてゼットンがたびたび登場し、なかば記号化していることに通じるものがある。各々序盤、終盤に関わっている点が好対照で興味深い。


平成ライダー」シリーズ以降も、第1話に登場する敵キャラがクモまたはコウモリをモチーフとしている例が散見される(詳細は下記参照)。

また、仮面ライダー(漫画)ではさそり男の代わりにコブラ男が、1号ライダーが3番目に戦う怪人になっており、これにちなみ、クモ・コウモリに続くモチーフとしてコブラ(広くはヘビ)を採用している例も多い。(詳細はクモ、コウモリ、ヘビ参照)


後続作品への第1作の影響

とくに第1作への「原点回帰」を強調する作品でこの設定が導入されるため、怪人の性格や役割も第1作を意識、あるいは踏襲したものが多く見うけられる。

クモ型怪人

アマゾン第1話のクモ獣人は主人公の協力者となることが期待された科学者(高坂博士、第1作では緑川博士)を殺害する。ちなみに同シーンは横浜赤レンガ倉庫付近でロケを行っている点でも第1作を踏襲している。

コウモリ型怪人

歴代のコウモリ型怪人は、当然ながら第1作の蝙蝠男を筆頭に、吸血コウモリの特性を生かした描写が目立つ。だがその一方で、超音波を用いて夜間行動する習性からの連想だろうか、斥候や監視役のような役どころの怪人も少なくない。これは、ガニコウモルがゲルショッカーの先遣隊として、第1作ショッカー編終盤の77、78話にも登場したこと、BLACKコウモリ怪人が第1話での登場後も、偵察要員として断続的に登場したことなどを先駆けとして、徐々に定着したものと思われる。

サソリ型怪人

第1作のさそりモチーフ怪人であるさそり男とサソリトカゲスはともに、一旦おためごかしに解き放った人間たちを追撃して皆殺しにすることで、悪の組織の残虐さ、非情さを強調する役どころである。

スカイライダー第4話のサソランジンは、怪人もライダーと同様、もとはと言えば普通の人間を改造した存在であることが強調され、改造手術のシーンも挿入されている。これらの点は、第1作のさそり男(早瀬五郎)と共通している。ただし、素体となった人物の考えや立場は相当異なる。


この法則で敵が登場するライダー作品

来るなら来てみろ!

仮面ライダー(スカイライダー)


*部分的なものも含む。

*プロトタイプとなった第1作のショッカー怪人(上述)を除く。

*ヘビモチーフを含む例はクモ、コウモリ、ヘビを参照。



特殊な例


これらをモチーフとしたライダー

待ってください本郷先輩!!

平成ライダーシリーズ以降は、これら怪人の象徴であったクモ、コウモリ、サソリをモチーフとした仮面ライダーやそれに近い存在も出てくるようになった。


クモ


コウモリ


サソリ



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