概要
『別冊仮面ライダーセイバー 萬画 仮面ライダーバスター』に登場。
生物のジャンルに分類されるズオスによって「ゲッティングスパイダー」のアルターライドブックから生み出された蜘蛛型メギド。
書籍という形ではあるが令和ライダーでは初となる蜘蛛型のライダー怪人である。
左腕が異様に長いという特徴を持ち、巨大な蜘蛛の巣を張り餌となる人間を捕え捕食する。
残忍かつ狡猾な性格をしており、人間の生体エネルギーを取り込むことで自身を強化する事ができ、特に栄養豊富な子供を好んでいる為、子供ばかりをターゲットにして襲いかかっていた。
能力
口から吐き出す蜘蛛の糸で相手を絡め取り行動不能にした上で、長い腕を使い不意打ちする。また、脱皮した皮を囮に用いて相手を油断した所へ襲い掛かるといった、自身の性格を顕著に表した戦法を得意としている。
また、その爪には回れば肉が腐り落ちてしまう程の猛毒が含まれているが、スパイダーメギドを倒せばその効力は失われる。
略歴
捕らえた獲物を救出にやって来たバスターと交戦し、一度は脱皮した皮を囮に使い、蜘蛛の糸で身動き出来ないようにがんじがらめにして勝利し、次の獲物として定めた子供に襲いかかろうとした所へ糸から脱出したバスターと再び交戦。
バスターの必殺技を受け、糸を使ってなんとかその場から逃げ出すものの、右腕を切り飛ばされる重傷を負い、傷を癒す為に暫くの間身を潜める。
それから2年後、傷が癒えた為、前回の雪辱を果たす目的で尾上亮の息子であるそらを人質に戦いを有利に進めるが、そこへ駆けつけた亮の妻・春香の救援が入り、形勢は逆転。
最後は『大断断』の直撃を受けて爆散。今度こそ完全に打ち倒された。
ゲッティングスパイダーアルターライドブック
「ゲッティングスパイダー」の伝承を封じ込めたアルターライドブック。
ジャンルは「生物」。
実は本編第7章にて登場しており、カリバーがアヴァロンへの扉を開くために使用した13冊のアルターライドブックのうちの1冊である。
余談
アルターライドブックの元ネタは恐らく芥川龍之介の小説『蜘蛛の糸』であると思われる。
『公式完全読本』の酉澤安施氏のコメントによれば、描くのが煩雑にならぬようシンプルに仕上げつつ、今までにないパターンとして8つの目を縦に4つずつ並べる工夫をしたとのこと。
関連タグ
蜘蛛男:昭和ライダー(というより仮面ライダーシリーズ)初の蜘蛛型ライダー怪人
スパイダー・ドーパント:平成二期最初の蜘蛛型怪人
スパイダー・デッドマン:次作の蜘蛛怪人。